今季、20株も植えたバナナ瓜は数十個ぐらいしか収穫できそうにない上、蔓枯れも進行していてお先真っ暗。経験したことのない大凶作に見舞われている。
そんな矢先、昨夜、アライグマが侵入し数少ないバナナ瓜が7~8個も食い荒らされていた。
唖然とした。「踏んだり蹴ったり」とか「泣きっ面に蜂」とかの生易しいレベルではない。ボディを打たれて息絶え絶えのところに、強烈なアッパーカットを喰らったようなもの。ダブルパンチを喰らって失神寸前の心が折れそうな状態になってしまった。
何とか立ち上がり、気を取り直してスッポリ覆ったネットを点検した。ネットに小さな穴が開いていた。再利用した古いネットの箇所だった。もともと少し破れていた所が狙われたのか、食い破られたのかはわからない。
補修しながら思った。食い破られたのだとしたらお手上げになる・・・今更、古いネットの部分だけ張り直す気力もないし・・・
「今年、バナナ瓜を作らなかったと思ったらエエんや」。そんな悟りの境地には、おいそれと凡人の心は切り替わってくれない・・・
・・・・・・・近隣では・・・・・・・
みかん農家も嘆いている。咲いた花が着果せずに多くが落ちてしまった上に、カンカン照りの暑さもないので味もよくならないし・・・
家庭用に作っているカボチャは、どの家からも「アカン、さっぱりや」という声は聞いても、「豊作や」という声は耳にしたこともない。我が家のカボチャも大凶作・・・
5月以降の今季の気候、農作物に異変をもたらしているのは間違いない・・・
害虫にも異変を感じている。5月には毛虫が普段は見られない常緑の柑橘類などに発生したが、野菜類などにナメクジは皆無だった。今、カタツムリが異常に発生している・・・