昨日は朝から小雨がパラついた。今日も朝から小雨がパラつき続けている。畑に出ていく気が失せた。でも嬉しかった。ゆっくりできる。雨さん、ありがとう!
数日前のことだった。朝、登校前のランドセルを背負った孫2人が入ってきた。
『おばあちゃんは どこっ?』と聞くので、「2階や」と。
『今日は、おばあちゃんの誕生日やから、おめでとうを言いに来たんや!』と。
孫たちは、2階に駆け上がっていった。
ドキッとした。今日が誕生日だったとは・・・ 全く気づいていなかった・・・ うっかりしてた・・・
コロナ禍になってからは、所用で外出することもめっきり少なくなり、地域の行事もなくなったので、ついつい日付や曜日を気にしなくなっていたからかも知れない。
2階から降りてきた孫達曰く、『学校から帰ってきたら、メッセージを書いて持ってくる。おじいちゃんにも書いてあげる』と。
「ありがとう」
お店の開く時間を見計らっていた。お昼前のことだった。
「○○さんと、○○さんに、この間のお寺の資料を手直ししたので届けてくる。肥料もなくなったので、ホームセンターにも回ってくる」
ケーキ屋さんに行くとは言わなかった。言いたくなかった。サプライズしたかった。
買ってきたショートケーキは、家内に見つからなようにと倉庫の冷蔵庫に隠しておいた。
いつもの「おやつ」の時間が来た。
何気なく言った。
「おやつ、買ってきといたで。倉庫の冷蔵庫に入っているから」と。
『アレッ ケーキや! 今日が私の誕生日って気づいてたん? ありがとう!』
「そのクマさんのケーキ、孫達が学校から帰ってきたらバースデーカード書いて持って来てくれると言ってたから、そのお礼に買っといた」
うっかりぽんすることなく、ささやかながらも無事に家内の誕生祝ができた。