
いつしか買わされている。こんな看板娘にお会いしました。
沖縄の公設市場は、なにげなく行きたい場所です。
美味しいものがありそうな、面白いものがありそうな。
ぶらぶらと散策するのが楽しい。
買い物をするわけでもない。
店先でのんびり話をするおばさんたち。
そのうち用事を思い出して、買い物をして帰られます。
店先では、買いたい人に商品を説明する。
端で聞いていた買いたくない人も、聞いているうちに買ってしまう。
ここでも、お店に来られた方とまず話をする。
お茶をいただく。笑っているうちに菓子でも食べたくなる。
看板娘は、お袋のような方でした。
家のみかんは、美味しいんじゃけん。
誰にもかれにもまず食べさせる。
世間話をする。相談にのる。
みかんを売る前に、相手の商品を買ってしまう。
そんなお袋でした。
対面商売のエキスパートのような看板娘がいました。
看板娘が薦める商品はどれも期待を裏切らない出来栄えです。
この地域には3軒の和菓子屋さんがあります。
まだ2軒にしか行っていませんが、どちらも美味しかった。
東京なら、行列ができるほど売れること請け合いです。
こだわりの製法、温かい会話が売りです。
こしあんの温泉まんじゅうが私は好きです。
美味しい上に、たっぷりのあんこが入っています。
なんでもないどこにもありそうな温泉まんじゅうにはまります。
つぶあんの温泉まんじゅうはないのですか。
よく聞かれるのですが、ありません。
きっと試しているはずです。
こしあんの方が、このまんじゅうには適しているのでしょう。
娘さん ときには笑い 入れ歯落ち
2016年4月20日