故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

朝の会話

2016-04-21 05:53:15 | よもやま話


元々はきれいだったんだけど、金属疲労のような苦労と幸福でちょっとだけ変わっていきます。
それが歳をとるということです。
この絵を見る時は、ほほの線を手で隠します。


結婚した時に感ずること。
これは、詐欺だ。
だから言ったでしょ。

結婚する前は、両目を開けて相手をよく観察してください。
結婚したら、片目をつぶるんですよ。
歳を重ねてからは、もう両目をつぶるしかありません。

一番大事な時に、目がくらんだように惚れてしまうんだもの。
あなたのパートナーは、いかがでしょう。
私の場合も、同じようなもの。

先日の甲冑行列のあと、餅撒きがありました。
妻は、一個しか取れませんでした。
それが、一夜にして噂になっていました。
まあ何々さんたら、こわーいなんて並みいるおばさんたちの後塵を拝したというようなことを。
あとから妻に聞きました。
唯一とった時のライバルが、子どもを背負った身動きがとりにくい若いおかあさんだったと。

いやいや、こんな説もあります。

美人は三日であきるけど、
ぶすは三日でなれる。

中国で、私が講師として講習会をしたときのこと。
若い人たちを前にこの説を伝えました。
一人っ子政策で、結婚はなかなか大変らしい。
若い皆さんに大うけでした。
この日本人、馬鹿野郎だと思われたかどうか。
翌日は、若い人たちがにこにことあいさつをしてくれました。

朝のなにげない会話が続きます。
両目をつぶるころには、良くしたもので「心眼」が働き始めます。
目が遠くなったからではありません。
阿吽の呼吸とでもいいましょうか、多くを語らずとも伝わるようになります。
「あれ」や「これ」と短い単語での会話です。
固有名詞が忘れ去られるようになってから、
互いに、「あれ」はこのことかと勝手に推測できるようになりますね。

私の方が、「あれ」が多くなりました。

鳥さんは 相手求めて 美声かな

2016年4月21日

コメント
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