故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

何が嬉しい

2016-04-30 05:22:18 | よもやま話

和菓子やの大将です。底抜けに明るい人です。
失敗を恐れない人のように思いました。
お母さんも、奥さんも個性的です。



地域において、家業を続けるということは、大変なことです。
老舗の看板だけでは、到底生き抜けない。
工夫に工夫を重ねていく。
この和菓子屋さんは、炊飯もパンもやっておられます。
きっと、地域で求められて始められたのではないでしょうか。
誰かやってくれないか。に手を上げたのでしょう。

小回りが利くと言うより、挑戦する姿勢が素晴らしい。
初めてやる業種は、今までのノーハウだけではやれないのです。

手をあげてしまった。
誰もが手を上げたので、ついでに上げました。
そして手を初めにを挙げた人達が、「では、あなたがどうぞ」と言われて、
「ええそんな」と引っ込みがつかなくなって始められたのではないでしょうか。
どこかの番組で熱湯に入らざるを得なくなった、お人好しの人物を想像しました。

今日のテーマは、「何が嬉しい」です。
この和菓子屋さん、世界ふしぎ発見の野々村真さん、言ってみれば変人の部類です。
誰もがやらない、出せない回答に挑戦し続けています。
凡人には予測不能です。
私は、変人が歴史を作ると信じています。
お利口さんは、誰もが認め予測可能です。
きっとやってくれると期待通りの成果を出してくれます。
変人は、予測不能です。笑われることもあるでしょう。
負けないで自分を信じて、一生懸命意味不明の回答を出し続ける。
この「自分を信じて」が意味するものは、この人は「自分のものさし」を持っている方ということです。
「世の中のものさし」とは違います。素晴らしい。

では、「何が嬉しい」に戻りましょう。
私は、毎日ブログを書いています。
決して爆発はしない(読者人数が劇的に増えない)ブログです。
しかし、毎日読んでくれている方がいます。
忙しい合間を縫って、あるいは少し遅れて読んでくれています。
ノーハウものではないブログです。人気者でもありません。
酒を飲み過ぎて書けない日をのぞいて、毎日書いています。

私は、人物を描くのが好きです。
人は、全員違います。一人一人の個性に出会えます。
この方は、どんな方かなと想像を膨らませて描いています。
言ってみれば、毎回予測不能です。
その人の個性は、ぱっと見るだけでは解りません。
表情を読み取り、会話をしながら第一印象を大事にします。
感動を絵にします。毎日ひねり出すように想いを文章にします。

飽きずに読んでくれている方がいます。
「何が嬉しい」。これがとても嬉しいことなのです。

古い記事も読んでくれています。
質を落としてはいけないと、自分なりに一生懸命です。
私のブログは大いに偏っています。
お利口さんではありません。
なんで、こんなことをするの。
非効率で、報われぬことです。

毎日書くこと。
サザエさんや天声人語には遠くおよびません。
これが生きざまです。
少しですが、後押しをしてくれている人がいる。
「何が嬉しい」、これが嬉しい。

凍える手 こすりこすりて またかけた

2016年4月30日

コメント
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