故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ごみの処理

2016-10-21 18:42:25 | プロジェクトエンジニアー

思いつきのように始めたクリーンアップです。
空き家の草を刈りたいと申し出て、許可をいただき始めました。

今日のタイトルは、「ごみの処理」です。

一面の草を見て、草刈機で刈り始めました。
草原に隠れていた木材に草刈機の歯が食い込むことが重なりました。
隠れた木材は腐りかけていました。この木材が片付けても限りなく出てきました。
木材を運べる長さに切断しました。
ズボンが汚れるので、酒屋さんがするような前掛けをもらってきました。
ひもで縛り、運びました。そして、乾燥しました。

長年放置した畑を、山から伸びて来た雌竹が覆っていました。
草刈機で雌竹は切れますが、地面すれすれには切れませんでした。
この切残しに足をとられて草むらで何度も転倒しました。
仕方なく一本ずつ、地面すれすれに切ることになりました。
千本に近い数を切りました。運べる長さに切断し束ねて運びました。
そして乾燥しました。

庭木に近づくために草を刈りつるを剥がしました。
庭木も剪定し、風が通るようにしました。
重なる枝を見映えよくなるように、一本ずつ切りました。
これも束ねて乾燥しました。

秋の長雨が終わりやっと乾燥が進んできたので、焼却場まで運びました。
軽トラックに4台。80円/Kgで引き取ってくれました。
まだ半分の量も捨てきれていません。

草刈りは、根気よくやるしかありません。
雌竹の根を掘り出すまでやるつもりです。

空き家に引っ越してきて、800m2の荒れた畑の竹を抜きました。
200m2の庭の剪定と草刈りをしました。
50mの境界線の伸び放題の垣根を切りました。
焼却場まで運ぶ軽トラックを持っていませんでしたから、
10mx4mx1.5mの穴を掘り、これらの木と草を埋めました。

私が今やろうとしている畑と庭は、我が家の荒れ地に較べ20倍の面積です。
まだまだ楽しめます。あと半年はかかるでしょう。
トラクターで耕し、花を植えられるようにしたいと思います。

ごみの処理は、なにしろ根気強くやるしかありません。
片付いていくと気持ちも軽くなっていきます。
楽しみです。

2016年10月21日
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なんとか、まあまあ

2016-10-20 05:44:25 | よもやま話

今日のタイトルは、「なんとか、まあまあ」です。

気になることや、やりたいことが出来ずにいます。
こんな時、気持ちの切り替えをします。
出来なくても良いと決めます。
ハードルを下げます。
出来ることを少しやろうとします。
米を研いだり、コーヒーを淹れたり洗濯をしたりと身体を動かします。

それでも気になるものです。
なにしろ終わってないのだから。

「なんとか、まあまあ」は自分に対する言い訳です。
きっと、できるんじゃない。
とおまじないをかけるようなものです。

時間は、万人に公平に与えられます。
どう使うかはその人次第です。
少し無茶なスケジュールを立てたのではと、反省もしています。
スケジュールが詰まってくると、
決まって仕事の依頼や自分のノルマが頭をよぎります。

こんな時焦っても良い仕事はできません。
だから、ぜーんぶ放り投げてしまいます。
きっと、できますよ。
今までも、今からもスタイルは変わりません。
何かしていれば、楽しいことも出てきます。

鳥の声 朝餉のしたく 顔見えず

2016年10月20日
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冷凍冷蔵庫建設の仕事

2016-10-19 06:36:59 | プロジェクトエンジニアー

今日は、書きたいことから始めましょう。
昨日、「冷凍冷蔵庫建設の仕事」にオファーしたい。
アドバイスが欲しいと電話がありました。

彼が建築、私が機械を担当したそれぞれの責任者でした。
初めて会って、どちらも「こいつは違う」と思ったはずです。
その人が私にアドバイスを求めてこられました。
その方は、社長です。私は元プロジェクトエンジニアーです。

建築業者が見落とせない、重要な項目について列記します。

工場設計はなんでもそうですが、冷凍庫の設計も、「インとアウト」から入ります。
「インとアウト」とは、入荷量と出荷量のことであり、入荷と出荷頻度でもあります。
工場内で使用すると、流通用の空き箱がでます。バッファー(余裕量)のとり方も検討します。
地形によって、場内物流動線と外部へのアクセスの動線、それに人動線を考慮します。
汚染と清潔のゾーニングが加わると、さらに複雑になります。

冷凍庫は、断熱材を使って熱を遮断します。
壁床天井に断熱材(-20℃で100mm)を使用します。
断熱材を組むためのスペース(鉄骨部で1mくらい。)が、天井部と壁部になければなりません。
壁、屋根・天井の仕上げ前に内部(自動倉庫、パネル)の仕上げとなります。
冷蔵庫の場合、建物を仕上げてから、壁材を仕上げにかかります。
天井部の吊材の位置は墨出しをして吊り用アンカーを入れておかなければならないでしょう。
不陸(床の水準が出ていない)分、コーキング剤を詰めることになり、
熱が逃げて仕上げた巾木(コンクリート製)で結露します。
冷蔵庫においても、不陸分を考慮に入れた工事(床断熱と壁断熱をつなぐ)手順が求められます。
厄介なのは、自動倉庫の振れ止めの処理です。
自動倉庫の柱と建物の鉄骨をつないで、自動倉庫の倒伏を防ぎます。
自動倉庫側は、冷凍庫(-20℃)です。建物側は換気ゾーンです。
接続箇所にプラスチック材を挟むことも考慮し、つなぎ材(梁)には、
断熱剤を吹き付けます。吹きつけはあとから工事になるのでその工事スペースも考慮します。
冷凍機の吊材処理も同様です。早めに空調業者と詰める(設計打ち合わせ)必要が出てきます。

断熱材と言えど、パネルの外周部(換気ゾーン側)は結露します。
外周部周りには結露水を集める側溝が必要です。
水勾配を考えると外部に排出する排水溝の数は多くなります。
良く忘れるのが、パネル外周部に面した建物の壁材の選択です。
かび対策を考えたパネル構造がベストです。濡れてもかびない塗料の選択が肝要です。

床断熱材の下には、凍上防止管(ー20℃で150mm)を設置します。
知らない建築設計は、管をいけるだけです。冷凍庫の大きさにもよりますが、
凍上防止管内の空気を循環させるファンを設置することを勧めます。
できれば、コンプレッサーやボイラーなどの排熱を利用するのが良いでしょう。

冷凍庫内の温度を均一にするには、熱シミュレーションをしなければなりません。
許容温度差にもよります。±2℃では相当厳しい条件です。
できれば、冷凍機の小さいサイズを多く設置するのが良いでしょう。
冷凍機(冷凍庫内)周りには氷が付着します。氷を解かす時間、冷凍機はストップします。
冷凍機は、コンプレッサーと同じで数年に一度大規模なメンテナンスが必要です。
できれば、冷凍能力の2倍の機器数を設計した方がよいでしょう。コストと見合いです。
冷凍機の風吹き出し口は、前室(5℃)側に向けない(庫内側に向ける)方が良いでしょう。
トラックをつけ、前室から冷凍庫に荷物を入れる場合、
冷凍機が運転を始め冷気がストレートに前室を通り抜け、
外部に出ていき入口に氷を付着させます。

冷凍庫内の照明は昇降式が良いでしょう。
使用する電線は、冷凍仕様のやわらかい線材を選択します。
煙探知などの火報も交換できるような位置としたり、メンテナンス用の架台が必要でしょう。
当然、結露対策もしなければなりません。

このような複合施設(冷凍庫と建築)では、エンジニアリングが重要となります。
つまり、見積もり前に建築業者、空調業者と機械業者(自動倉庫、ロボット)が
設計打ち合わせすることです。
開口打ち合わせ、開口仕舞(断熱分の空き)、自動ドアの引手側(上に引くのが良い)、
振れ止め、吊材等話し合うことが多いのです。

冷凍車の仕様も重要です。特に車高は最も大事です。
中には、荷物の入出庫用の昇降式のレールを装備している車もあります。
油圧で車高を調整する物流車もあります。ドッグシェルターが確実に出熱を防ぎますが、
この油圧で車高を変える場合、ドッグシェルターを支える母材やゴム材が
とれてしまうことがよくあります。床面の張り出しは、斜めにコンクリートで仕上げるのが良いでしょう。
エアーシェルターも選択肢に入れておきましょう。物流車が一定しない場合、有効です。
運転手が、前室に入ることも想定します。その時のゾーニングの考えは
しっかり設計時に入れておかなければなりません。
先ほど言った冷凍機から外部への冷気の排出対策には、カーテン(吊材が必要)の設置なども考慮します。
冷凍庫、冷蔵庫を建築業者がやった場合、よく問題となるのは空調とユーティリティー配管です。
換気(給気と排気)バランスが崩れることです。給気は将来的にはフィルターにごみが詰まり
給気量が減っていきます。ユーティリティー配管は熱によって伸縮します。
蒸気などは、150℃で15mm伸びます。冷蔵庫、冷凍庫内へ入管する場合フレキ管などで
処理されていないと折れてしまったり、断熱材の開口を大きくしたりして出熱させます。

断熱材の吊材が結露します。取り付けボルトから出熱するからです。
よって、天井内換気はとても重要です。天井部内を1回/時間くらいの換気が必要です。
この換気の配置(特に冷凍庫周り)が、後に複合施設の良しあしを決めるほどです。
手切れがよいことになります。パネル外周部に氷や結露が発生すると、
施主はいつまでも改良を求めるでしょう。狭い中での改修はコストがかります。

床の仕上げ塗料も考慮します。
エポキシよりウレタンのほうが良いでしょう。重量物に強いからです。
コンクリート目地をしっかり出して、塗料がはがれた分だけ補修できると良いでしょう。
目地にゴミが詰まるのをどう考えるか、施主にどう説明するか考えましょう。

冷凍庫に自動倉庫が入る場合、架空の床面積を考慮するだけでなく、
火事対策の消防管(5階以上設置)の設置を求められるかもしれません。
ハロンや炭酸ガスの消化も検討しましょう。消防署と水を使わなくても消火、
防火ができるようコンビナートなどある消防署管内で勉強することを勧めます。

自動倉庫のアンカーを考慮すると断熱材(床用)までのコンクリート厚さは
150mmは必要でしょう。

いずれにしても、複合施設は場内物流、場外物流、人動線、空調業者、
自動倉庫と機械業者ときっちり話せるプロジェクトマネージャーが必要です。
スケジュールをちゃんと引けないと、請負金額にも大きく影響します。

簡単ではありますが、建築業者が冷凍庫を受注することを念頭において
気付いた点を書きました。そのほかに省エネ、品質、衛生と考えなければならないことは
少なくありません。建築業者の皆さま、健闘を祈ります。

くさむしが 危険を冒し 家に入る

2016年10月19日
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一足飛び

2016-10-18 05:40:12 | プロジェクトエンジニアー

若い人を久しぶりに描きました。
勢いがあります。


今日のタイトルは、「一足飛び」です。
両足をそろえて飛ぶこと。
一気に目的地に達すること。
順序をふまえないで飛び越えること。
(広辞苑より)

私は、常に一足飛びのようなことが起こるのではないかと願っていました。
今は、一歩より半歩の考えです。
若い人に、「一足飛び」を求めます。
求めるものへ突き進む。ごちゃごちゃ考えない。

やってみなければ解らない。
説明なんてできない。
根回しなんて必要ない。

結果はあとからついてくる。

今の時代、情報がいっぱいあります。
美味しいものを食べたければ、スマホで検索すればよい。
大勢の人が「いいね」と言った店は、間違いなく美味しい。
値段も手ごろでしょう。

アフガンで飛ぶ無人の戦闘機をニューヨークに居て操縦をすることも夢ではない。

得られた情報の真偽は、その人の人生観に関わります。
その人生観は、やってみなければ会得できない。

鉄砲も数打ちゃ当たると、手当たり次第に声をかけてきました。
ほとんどが轟沈でした。
今思うと、責任がとれない恋は簡単ではないということ。
この人の人生を預かる覚悟がないと信用されない。

そんなことは解らなくて良い。
一足飛び(最短で最良の道)を夢見て、やってみれば良い。
ほとんどの人がそう思っている。でもできない。
出来なくて当たり前なんだと思えない。

徒競走 うちの子だけが あとすざり

2016年10月18日
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一つずつ

2016-10-17 07:24:57 | プロジェクトエンジニアー

友人が、腰をいためてしまいました。
その友人の畑に行くと、我が家の庭の10倍の畑でした。
これではと、白菜と大根の土寄せを買って出ました。
固い土を削って、寄せること4筋(1筋が30m)。
両側から寄せて1時間で終わりました。
なかなかやるじゃないかと褒められて、生姜と舞茸をお礼にいただきました。

収穫祭に出店します。料理の材料の見積もりをいただきました。
中学との交流の準備。
奉納相撲の写真の整理。
空き家の草刈りの後始末。
義兄の相続完了。遺言の準備。
妻の七回忌の準備。
忙しいと言えます。

スケジュールを決めても、遅れがちです。
しかしやめるわけにはいかない。
勤めだからです。

市役所の皆さんに、これまでの活動報告をしました。
こんなにたくさんのことをやっているんだと驚かれました。
仕事だから。これまでとなんら変わりません。

今日のテーマは、「一つずつ」です。
朝起きるのは4時頃。
ネットで最近の関心事を読んで、ご飯の用意とコーヒーを淹れます。
図書館で借りてきた、柳美里の「ルージュ」が面白い。
風呂で汗を流しながら読んでいます。
関心事が多いから仕方がない。

大事で急ぐことは、忙しいやつに頼めと言われます。
忙しくてもこなせるからです。
そういう人になれたら良いと思います。
身体に相談しながらとなりました。
趣味が仕事で、仕事が趣味のような日々です。
面白いから仕方がない。

一度に二つはできません。
一日を短冊のように時間割してやるしかありません。
こんな風に学生時代からやってきました。
無駄も含めて一つずつです。
次の一つの糧になるからです。

丁寧にできる時もあれば、出来ない時もあります。
それでも一つずつこなしていることには変わりがない。

晴耕雨読。季節に合わせて、体調と相談しながらの一日です。

泥縄も 慣れてしまえば 屁のかっぱ

2016年10月17日
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