A.himeのフォト日記

日常の思ったこと、感じたことを自由に気ままに・・・
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千年の昔に思いをはせて…熊野古道

2012-11-08 | 写真と旅
10月27日、早起きして寝不足の日…
熊野古道・紀伊路ウォークに参加しました。神姫バスの日帰りツアー、10回で完歩するという企画です。今回は第一回目「藤白皇子~橘本王子」を歩きました。

大河ドラマ「平清盛」でも度々登場する「熊野詣」
平安中期から鎌倉期にかけて盛んに行われ、法皇様や上皇様の御幸ルートが紀伊路でした。道筋には熊野権現の末社として九十九王子が祀られていたそうです。
また熊野信仰が栄える以前から飛鳥や奈良の都より天皇が紀の温湯へ行幸した街道でもあり、沿道で詠まれた歌が数多く万葉集に収められています。

かつていにしえの人達が難航苦行を重ねながら歩き続けた道を…
千年の昔に思いをはせながら…

<10月27日撮影>

熊野一の鳥居をくぐりぬけ、藤白神社・藤白皇子大権現へ…
第一回ということで、ここで出発式。旅の安全を御祈祷していただき、健脚お守りと黒竹杖をいただきました。


藤白神社境内にあるご神木「千年楠」
そっと手を触れ木の霊気をいただいてきました。


第一回のコースは藤白神社から藤白峠、地蔵峰寺、塔下王子を経て阿弥陀時・橘本王子へ…

(写真をクリックすると大きくなります)




時代はさらにさかのぼり飛鳥時代へ…
藤白坂には政争に巻き込まれ処刑された「有間皇子」の墓と歌碑がありました。(上段左)
『家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る』

藤白峠までの山道には1丁~18丁の道標があり、小さなお地蔵様が道案内をしてくれました。ただ…18丁が見つからなくて…語り部の方に尋ねると18丁は地蔵峰寺の本堂にまつられている大きなお地蔵様だとか。お地蔵様はのぞき窓から拝しましたけど、写真は…^^; 1~17丁地蔵(上段中と右、中段右、下段左)地蔵峰寺本堂(下段右)

山の斜面にはミカン、キウイ、ビワなどの果樹が栽培されのどかな風景です。(中段左) 眺めもすばらしい~!(中段中)
14丁お地蔵さんの近くには道をふさぐように遺跡「硯石」があります。(下段中)平安時代の故事「筆捨松」の伝承に合わせて初代紀州藩主が作らせたと伝えられているそうです。


地蔵峰寺の裏にある丘、御所の芝からの眺め。和歌浦から淡路島まで見渡せる景勝の地です。ここは眺めが素晴らしいことから熊野詣での行宮地(上皇や法皇の旅先での宿泊所)としていたところだそうです。朝日にきらめく海岸や夕日に染まる山々をご覧になったのでしょうね~。




上段左:御所の庭からの眺めは和歌山県夕日朝日百選に選ばれているようです。その記念のモニュメント。
上段中:地蔵峯寺境内にある藤白塔下王子跡
上段右:ミカン畑の間の細い道を下って行きました。
下段左:ちょっと寄り道。弘法大師の開祖と伝えられる福勝寺
下段中:その裏手にある「裏見の滝」規模は小さいですが、滝の裏側から見ることができます。
下段右:阿弥陀寺境内にある橘本王子跡。語り部さんの説明を聞いています。こうして語り部さんの案内で熊野古道を巡っていきます。


橘本王子跡がある阿弥陀寺の山門。
ここから400mほどのところに橘本神社というのもあるのですが、ここは所坂王子の社地なのだそうです。次回に巡る予定です。

阿弥陀時から橘本土橋をちょこっと見学してこの日のウォークは終わり、近くで待機しているバスに戻りました。


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