A.himeのフォト日記

日常の思ったこと、感じたことを自由に気ままに・・・
写真・旅・ワンちゃん・園芸・お花・趣味・日常…etc

山崎豊子さん・・・

2013-10-01 | その他
作家の山崎豊子さんが亡くなられたと知り、とても残念でなりません。

私の好きな作家の中のNo.1が山崎豊子さんで、つい最近も彼女のエッセイ『作家の使命 私の戦後』を読んだばかりでした。戦争三部作『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』から最新作『沈まぬ太陽』『運命の人』まで、取材秘話や執筆の裏話などが綴られ、今までに読んだ山崎作品がより深いものに感じられました。まだ読んでいないものもあるので、これから読破しようと意気込んでいた矢先の訃報でした。


山崎作品は膨大な資料と綿密な取材活動により描かれたものが多く、一つの作品を世に出すのに10年近くの年月を費やして書かれたものも多いと言われています。なので、全作品と言ってもそんなに多くはありません。半数以上は読んでいるので、読破はたぶん大丈夫でしょう。ただ、内容の濃い、重い作品が多いので、私的には読むのに時間がかかり…^^;、なによりも「読むぞ!」という気合と覚悟がいるのです。

不毛地帯:1~4巻 / 二つの祖国:上・中・下
大地の子:上・中・下

沈まぬ太陽:全5巻 / 運命の人:1~4巻

ちなみに、私が最初に出会った山崎作品は題名に惹かれて読んだ『華麗なる一族』でした。そして見事に嵌ったのでした。

絶筆となった「約束の海」は旧海軍士官の父と海上自衛隊員の息子が、時代に翻弄されながら生きる姿を描く構想だったそうです。第1部(連載20回)まで書きあがっているそうですが…単行本になるのが楽しみです。第2部、第3部と続いていく構想もあったのかも?

ご冥福をお祈りします。



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ついでに…
好きな作家NO.2は宮尾登美子さん、No.3は杉本苑子さん。偶然にも3氏は同世代。大正末期から昭和・平成へ、同じ時代を生きて来られた方たちです。凄い方たちですね!






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運命の人…

2012-03-05 | その他
最近、山崎豊子氏原作の「運命の人」を読みました。



ドラマが始まるので、まず原作を読んでからと一気に読んだのですが(私のヘンなこだわりです)、やはり山崎豊子氏の作品はいいですね。

「この作品は事実を取材し、小説的に構築したフィクションである」と冒頭に記載されているように、実際にあった西山事件(沖縄密約事件、外務省機密漏洩事件とも言われている)を題材に書かれたそうです。

西山事件とは…1971年の沖縄返還協定にからみ、取材上知り得た機密情報を国会議員に漏洩した毎日新聞社政治部の西山記者らが国家公務員法違反で有罪となった事件で、沖縄問題から男女問題のスキャンダルに発展し、当時の新聞やテレビ、週刊誌を賑わした事件だそうですが…。私の記憶には全くなく…^^;

小説「運命の人」では、事件の経緯、裁判でのやりとり、それらにかかわった人たちの人間模様、後半には沖縄戦で戦争に巻き込まれた沖縄の人々や戦後の悲惨な出来事などが描かれています。

女性問題なども絡み、主人公である弓成亮太にすべて共感という訳にはいかないところが…

ドラマでは主人公の新聞記者・弓成亮太を本木雅弘、妻・由里子を松たか子、外務審議官付き事務官・三木昭子を真木よう子が演じています。


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宮尾登美子『伽羅の香』

2011-08-12 | その他
宮尾登美子の『伽羅の香』を読みました。

宮尾作品との出会いは1995年、
『蔵』のドラマ化が話題になった時に、まず原作をと読んだのが始まりでした。
失明のハンディを負いながら、造り酒屋の蔵元に成長していく1人の女性の半生を描いた物語で、過酷な運命を背負いながらも信念を貫き強く生きていく主人公と、その家族の愛に深く感銘を受けたのを覚えています。

その後『一弦の琴』『序の舞』『松風の家』など、宮尾文学に嵌りましたが、まだまだ読破しきれていません。NHKの大河ドラマになった『義経』や『篤姫』も宮尾登美子氏原作で、興味深い作品が多いです。

宮尾作品には、封建的な時代に一人の女性が一つの芸を極める物語がいくつかありますが、この『伽羅の香』もその一つで、「香道」という滅びかけた世界を復活させた女性の物語です。



三重の山林王の一人娘として何不自由なく育った主人公・葵は、ひそかに想いを寄せていた従兄と結ばれ、故郷を離れ東京で暮らすことに。二児にも恵まれて幸せな生活を送っていましたが、その幸福な結婚生活も束の間、夫の急逝、両親の相つぐ死、二児の死と次々に不幸に襲われます。失意の底にあった葵が見出したものは、日本の香道の復興という大事業への献身でした。度重なる不幸から立ち直り香道の復興に一身を献げた葵でしたが、自身も病に倒れ、信頼していた人々にも裏切られ…それでも責める事も反論することもせず、静かに身を引き故郷へ帰っていくのでした…

山人の出自を嫌って、故郷から連れてきた素朴で献身的な使用人を切り捨てて得た東京での華やかな生活。湯水のように金を使い、財力によって得た地位…
そんな主人公・葵を私は好きになれませんでした…
結局、その財力を利用されただけで、東京での仲間は葵のもとを去っていき…残ったのは切り捨てたはずの故郷の人々と変わらぬ山々…最後に故郷のありがたさに気づく葵に何故かホットしします。読んだ後に温かい余韻が残る終わり方がいいですね。
宮尾文学に共通する女性のひたむきな生き方が伝わってくるいい作品でした。

「香道」という世界はよく知りませんでしたが、言われてみると、「茶道」「華道」と同様、時代劇ドラマなどで、姫様たちが香をたしなむシーンがよくあります。香をかぐ(聞くと言うそうです)のにもいろいろお作法があるのですね。

今は『錦』を読んでいます。


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ノルウェイの森

2011-07-30 | その他
今更ですが…村上春樹氏の「ノルウェイの森」読みました。

20年ぐらい前、たぶんベストセラーになったと話題になった頃だったと思うのですが、一度読んだことがあります。当時の私には理解できない別世界に生きる人たちが描かれていたような?なぜこれがベストセラーになったのか理解できない?そんな記憶がありました。

数年前にこの本を読んだ友人から感想を聞かれ、あやふやな記憶をたどり、私なりの感想を言ったのですが、今思うと他の本と混同していたような気がして…それがず~っと心の隅にひっかかっていました。昨年映画化され、地元の高原でロケが行われたと話題になった時、もう一度読んでみようと思たのです。

再読するほど「感動した!」とか「よかった!」とか、そんなんじゃないんですけど。



今回もまた、やっぱりよく分からない…^^;

「ノルウェイの森」は平易な文章でとても読みやすいのですが、やたら性的表現が多く、読んでいて嫌~な気分になってくるのです。ざ~っとななめ読みでなんとか読破しましたが…登場人物が精神を病んでる人たちばかりで(私にはそう見える)、誰にも共感できない、そんな作品でした。

男性作家が愛とか恋愛とか女性を書くと、やはり性が中心のこのような表現になるのでしょうか?

「学生運動の時代を背景として、主人公「僕」と、友人の恋人「直子」を軸に、様々な思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などを巧みに描き、非常に広く読まれている」と解説されていますが…
人物設定も人間関係も恋愛観も生き方も…みんな特異な人物ばかりで好きになれません。

村上春樹氏の作品は好きな人と嫌いな人に分かれると言われているようですが、どちらかと言えば私は後者でしょうか。

               

もしこの作品を10代の時に読んでいたら…
少しは共感できたのかな~?

2011.2.12 blog記事「ノルウェイの森」


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ひやりっ!あわや大惨事?

2010-10-31 | その他
吹屋からの帰り道でのことです。

山陽自動車道を姫路方面へ向かっていました。
あたりはもう真暗でしたが、そう混雑している訳ではなく、スイスイと順調に走っていました。すると横を走っていた大型の箱型運送車がいきなり私達の車に擦り寄ってきたのです。
「えっ、なになに?・・・」
びっくりしてブレーキをかけながら右に寄りました。
大型車は左側車線を、私達は右側車線を並走のような感じで走っていたのですが、私達の車を無視して車線変更してきたのです。淡い緑色の普通車でライトもつけているのに私達の車が見えなかったのでしょうか?

その車も大事に気づいたのか?すぐに車線を元に戻したので接触はしませんでしたが、危ないところでした。もう少し気づくのが遅かったら私達の命は・・・
その後その大型車は何食わぬ顔で(顔は見えませんでしたが)走り去って行きました。

大型車の無謀運転、恐いですね!



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ポンコツだけど・・・

2008-11-10 | その他
人の持ち物やファッションがとても気になることってないですか?

たとえば靴を買いたいなと思っていると、やたら人の足元ばかりに目線がいったり、ヘアースタイルを変えたいと思っていると道行く人の頭ばかり見ている・・・といったような。それが時計だったり、服だったり、カバンだったり・・・

今私は道行く車や駐車場に止めてある車のある車種に目線がいって困っています。特に走ってる車は危ないですよね。

走行距離10万キロを越えた私の愛車、
そろそろ買い替え時がきているのかな~と思っているからです。

愛着があるのでもう少しと思って11年目の車検も受けましたが、子供達にベビーが生まれ、姫路・京都・大阪を往復する機会が増えそうです。

どこも悪いところはなくいたって快調で、型は古いですがこの車気に入っています。まだまだ乗れそうな気もするのですが・・・ただ機械に弱い私は車のこともぜんぜんなので、ちょっと不安かな?と。

それで、今度購入する時もこの車種でこのクラスの車をと思っているので、ついつい同じような車を見ると目がいってしまいます。走行中だとあぶないので、ダメダメと思いつつ・・・



お気に入りの愛車
(ムーブカスタム 5段ミッション 4輪駆動)

窓の開閉もキー操作も全て手動です~
今どき・・・ないでしょうね~^^;


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もえぎいろ・・・

2007-04-18 | その他
萌黄色(もえぎいろ)って、どんな色を想像しますか?
春に萌え出る草の芽をあらわす色で、まさにこれからの季節、野も山も、萌黄色から深緑へと移り変わっていきます。力みなぎる美しい季節ですね。

わかないろ、あおにいろ、わかばいろ、わかくさいろ、ときわいろ、とくさいろ、ふかみどり、ときわみどり、ちとせみどり…緑にも本当にいろんな色があり、その和名には味わいがあって大好きです。

ある記事に、3月から4月にかけての人気和色のトップ10が書いてありました。やはり1位は桜色、他にも春らしい色が目立ちます。

人気の和色 トップ10

1 桜色(さくらいろ)
2 瑠璃色(るりいろ)
3 浅葱色(あさぎいろ)
4 緋色(ひいろ)
5 萌黄色(もえぎいろ)
6 山吹色(やまぶきいろ)
7 若草色(わかくさいろ)
8 深緋(こきひ)
9 群青色(ぐんじょういろ)
10 薄桜(うすざくら)

秋には秋らしい深みのある色が上位になるのでしょうか。

以前職場で、「同封の萌黄色の券をお持ち下さい」との案内状に、券が入っていないとの苦情が来たことがあります。お客様は萌黄色を黄色っぽい色と勘違いされたようです。通常使わない言葉の使用は難しいこともありますね。


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すご~い!

2007-03-24 | その他
すご~い!ですね。フィギュアスケート。金・銀メダル2なんて。それに男子も銀でしたね。ここ数日テレビにくぎ付けでハラハラ・ドキドキしながら応援していました。

普通のスケートは経験がありますが、フィギュアなんて一般にはとてもとても・・・どうして空中であんな回転ジャンプができるのか、目もまわさずに美しいポーズでクルクル回転ができるのか、正に驚異の世界です。

そして選手の皆さんが本当に若いですね。小さい頃から血の滲むような練習訓練を重ねてきたのでしょう。技だけでなく心の鍛錬も・・・本当に凄いことです!

19歳の安藤美姫が金メダル、16歳の浅田真央が銀メダル、21歳の高橋大輔が銀メダル、と男女共に素晴らしい結果です。とても見ごたえのあるフィギュアでした。メダルには届きませんでしたが、5位中野友加里の華麗で美しい演技も素晴らしかったですね。日本中に感動の嵐を巻き起こした選手のみなさん、おめでとうございます!そしてお疲れ様でした~

最終日の25日は「エキシビション」です。競技では見られない"自由な創造"が生み出す華麗な舞が繰り広げられるステージは見逃すわけにはいきません。とても楽しみです。


本当に感動しましたね。


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漱石と言えば・・・

2007-03-23 | その他
漱石と言えば、私の宝物のひとつに『漱石全集』全16巻があります。表紙が布製の美しい装丁で、毎月1冊ずつ発行の予約販売でした。当時高校生の私には贅沢すぎる本でしたが、どうしても欲しくて、父に頼み込んで買ってもらったものです。

昔の仮名遣いにふりがなが打ってあり、丁寧な注釈があります。第1回配本は第1巻「我輩は猫である」でした。

私が最初に漱石を知ったのは父の蔵書からでした。押入れにしまいこんであった本の中に見つけた古びた本は、(「我輩は猫である」だったと思うのですが)年代を感じさせるかび臭いにおいがしたのを覚えています。小さな字で書いてあって、難しい文字と言葉遣いで、小学生の私には読めませんでした。それでもその父の本が欲しくて、ねだって何冊かもらったのですが、眺めているだけで、賢くなったような気がしたものです。

その後、中学・高校時代に先生の薦めもあり、世界文学や日本文学と呼ばれる本をいっぱい読みました。漱石では「我輩は猫である」をはじめ、「坊っちゃん」「草枕」「二百十日」「虞美人草」「三四郎」「それから」「彼岸過迄」「こころ」など・・・。もう昔のことなので、内容ははっきりとは覚えていませんが・・・

父の思い出とともに、大事にしてきた『漱石全集』。時間の余裕ができたら、もう一度読み返して見ようと思っています。学生の頃感じたのとはまた違った漱石文学を感じられるかも知れません。

残念ながらこの全集、何故か12巻のみ欠けているのです。1冊づつの配布で、予約していた本屋さんから入荷のハガキがきていたのですが、取りにいくのを忘れてしまったようです。^^;






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『ヨン様』・・・ あだ名その2

2007-03-22 | その他
私たちのまわりには、この主人公「坊っちゃん」のように、あだ名をつけるのが巧い人がいます。学校でも、職場でも、可愛いあだ名や面白いあだ名、楽しいあだ名で呼ばれている人がたくさんいることでしょう。付けられたあだ名を本人が知らない場合もありますね。

私の職場でも、「キムさん」「うひょ」「ブルー」「こにたん」「ぺさま」・・・女子社員の間でそう呼ばれている人たちがいます。本人は知らないと思うのですが、確かに…と思うほどそれなりにぴったりです^^;。

ちなみに、「ぺさま」は自称「○○課のヨン様」で「どこが~?」と言えば、似ているのはメガネだけで・・・。で、女子社員には「ペ様」と呼ばれています。彼だけでなく、各職場に自称ヨン様がいるようで…

面白いですね。日本中にいったい何人の自称「ヨン様」がいるのでしょうか。


どんなあだ名がありますか?
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