どくだみ・・・日本の薬草の中で、最もポピュラーで、最も効果がある薬草と言えるでしょうか。どくだみの薬草としての効用は、古くは江戸時代の書物にも記載があり、その長い歴史の中で副作用がないことや優れた薬効が認められている薬草なのです。
また、日本各地のいたるところに分布していて、身近な植物であることも、支持される要因と言えるでしょう。
葉や茎をすり潰して塗ると、切り傷、オデキ、ニキビ、蓄膿症、水虫、皮膚病などに優れた薬効を示し、服用すると、高血圧、肩こり、便秘を改善してくれます。また、利尿作用によって解毒の効果もあり、お風呂に入れることで美容効果もあると言われています。まさに万能の自然のお薬ですね。
多くの家がそうであるように、我家にも今、どくだみの白い花が咲き誇っています。特別に植えた訳ではないのに、他の草花にひっついてきていつのまにか我家に居座ってしまったのです。
八重のどくだみには苦い思い出があります。数年前、春の山野草展で買い求めたのですが・・・購入したときは花はまだなく、添付された写真の八重の白い花が可愛くて・・・600円くらいだったかなぁ~。大事に大事に鉢植えにして、花が咲くのを楽しみにしていました。花の時期がきていざ咲いてみると・・・み~んなありふれた一重の花なのです。わざわざ購入しなくても、家にいっぱいある・・・ほんとにもうがっかりでした。(一重の花たちには悪いけど・・・)購入したところに言うと持ってくれば交換できると言うのですが・・・交通費や入場料を考えるとその方が高くつくので・・・あきらめました。・・・
その後、近所のお宅に咲いているのを知り、株分けしていただきました。それが増えて今年は10輪ぐらい咲きました。一重の花も清楚で可愛いですが、八重の花もちょっと豪華に見えて、可愛いですね。
八重のどくだみ・・・ちょっと豪華に見える?
一重のどくだみ・・・独特の香りがありますが、花は清楚でかわいい。
ほたるぶくろ(蛍袋)・・・蛍のとびかうころに花が咲き、この花の中にホタルを入れて持ちかえったと言われている。なんともロマンチックな名前ですね。白いのもあったのですが、今年は咲きませんでした。
ゆきのした(まっしろ)・・・どこにでも見られるなにげない花ですが、群生すると見事です。また花をアップで見ると以外にかわいい。
ゆきのした(ほんのりピンク)・・・小さな目立たない花ですがよく見ると可愛い。マクロレンズでアップに撮ると絵になる花です。
ゆきのした・・・この植物も古くから日本の民間薬として親しまれてきました。北海道を除く日本各地で自生する丈夫な植物です。薬効は中耳炎・しもやけ・ひび・はれもの。できもの・ひきつけ・痔・むくみ・てんかんなどに効き目があるようです。また、山菜としても親しまれ、葉をてんぷらにしたり、和え物・汁の実・煮物などにも利用されています。
私はこうした薬草やハーブなども何種類か植えていますが、薬用・食用としては利用しきれていません。もっぱら花や葉や香りを楽しんでいます。まだまだ研究の余地がありというところでしょうか。
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