A.himeのフォト日記

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美しい刑務所・・・旧奈良監獄

2019-12-04 | 写真と旅
京都の次は奈良です。

クラブツーリズム特別企画の「旧奈良監獄内部公開」ツアーに参加しました。

「旧奈良監獄」は、近年まで奈良少年刑務所として現役で使用されていましたが、2017年3月末をもって閉鎖され監獄としての役目を終えました。今後は改修され、ホテルに生まれ変わるそうです。なので今回の見学は、旧奈良監獄の“監獄としての最後の姿と言うことになるのでしょうか。

<11月30日撮影>

表門

アーチ型の入り口と、両脇に円塔を備えるロマネスク様式の表門。れんが造2階建で、両脇の円塔は特徴的なドーム型の屋根を有します。


奈良少年刑務所

奈良監獄 ⇒ 奈良刑務所 ⇒ 奈良少年刑務所 と改称されました。


庁舎

レンガ造りの美しい建物です。






中央監視所から見た舎房

2階建の放射線状に広がる5つの収容棟の中心に、大きなホールがあり、見張台が置かれています。中央監視所から、5つの収容棟を一望に監視することができます。1階の天井は吹き抜けで、2階の見張台からも1階の様子を見通すことができます。


居室の窓

居室は単独室で、木製の重厚な扉。監視窓や食器口が設けられています。部屋の内側にはノブがなく、たとえ施錠されていなくても内側から扉を開けることはできません。部屋は狭く、トイレと洗面台のみが据えられていました。


外側からみた収容棟


医務所


隔離棟


奈良奉行所の牢屋

奈良の観光名所、東大寺などからほど近い丘の上に佇む「旧奈良監獄」。江戸時代からの奈良奉行所の流れを組みながらも、司法の近代化を掲げて造られた「明治五大監獄」として、唯一原形を保っています。数多くの受刑者と、彼らの更生を見守ってきたロマネスク様式のれんが建築は、竣工から100年あまりの時が過ぎた現在もなお、その威厳と美しさが衰えることはありません。(旧奈良監獄HPより)


全体図

詳しくは・・・旧奈良監獄HPへ

レンガ造りの建物は外観はとても美しく魅力的ですが、一歩中に入れば、そこは監獄。トイレと洗面台しかない狭い部屋に高い窓。厚いい扉に閉ざされた独房の中での少年たちの暮らしを思うと、罪を犯したとは言え、ちょっといたたまれない気持ちになりました。

「旧奈良監獄」は、建造物17棟2基及び土地が国の重要文化財に指定されています。これらがどのように保存され、どのようにホテルに改修されるのか、楽しみでもあります。


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コメント
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