今、ちょっとブルーです。「嵐の活動休止」が発表されたからです。まあ、それについて書きたいのですが、ここはその場ではないので、違う視点から書きます。
山下久美子が始まりと言われる、コンサートやライブの「総立ち」椅子があるのにずっと立ってる状態で、これだと車椅子の人や足の不自由な方はステージを観られないことになります。最初は諦めてました。しかしビジュアル系のバンドに夢中になった折「見えなくとも、同じ空気を吸いたい」との思いで会場に行った時にファンの女の子の中にいつも介護に来てくれている人がいて、私を見つけて「そこじゃ見えないでしょう、係の人に言って上に上げてもらえば」とアドバイスをくれました。それがいわゆる「車椅子席」の存在だったわけです。
以降、私はチケットが取れると、イベンターに電話して、車椅子であることと、駐車スペースを申し込んでおります。最初から「車椅子席」がありきではないんですよ。倍率は皆さんと同じなんです。だから勿体無くも、チケットの席が付き添いの分と二つ空いちゃうわけです。そして、私はまだそんな幸運に恵まれてませんが、チケット席がアリーナの一番前だったとしても「警備上の問題」でそれより後ろの「車椅子席」に移動させられるリスクもあります。さらに付き添いの人は、チケット代を払っているにもかかわらず「付き添いの人」扱いなわけですよ。さらにこの頃はLive DVDが発売されるので、そこに映り込むのが「ファンとしての誉れ」なのにどういう配慮か、車椅子の席は映らないんですよ、がっかりです。
まあ、そのほかにも「障害者」がLive参戦するためには、いろんな下準備や事前通達が必要なんです。
そういう苦労を物ともせず、LiveやSNSでの友達探しや日頃の生活の張り合い、行動範囲の拡大へのモチベーションをあげてくれるのが、ファンになったアーティストやアイドルなわけです。