もうすぐクリスマスですね。いつの間にかクリスマスイブは、恋人たちのものになってしまいましたが、昔は家族団欒の場でしたよね。ケーキとかお菓子がそんなに手軽に食べられなかった昭和の時代、クリスマスケーキは年に1度の贅沢でした。今もクリスマスケーキにはワクワクします。5年前に亡くなった父は、お酒を飲まない甘党人で亡くなる数ヶ月前のクリスマスイブに父の寝ている部屋で家族3人揃ってクリスマスケーキを食べたのが父の固形物を食べた最後だったので、すごく記憶に残っていてそれからクリスマスケーキはとても大事なものになりました。毎年ちゃんと予約をして切り分けて仏前に供えるようにしています。思えば父が亡くなる半年前から「風邪をうつすと大変なので、あまり部屋に出入りしないで下さい」と看護師さんから言われていたから、私はあんまり部屋に入らずに毎朝ドアの前で手をふりあうだけにしていました。だから部屋に入ってみんなでケーキを食べた時は本当にうれしそうでした。それからあとは入退院の繰り返しで慌ただしくなっていったのです。
と言うわけで、クリスチャンではない私がクリスマスケーキを特別なものに感じるようになったのですが、イブの日は配達してもらえないので、なおかつ私がヘルパーさんに買い物を頼める日も決まった曜日なので、その日がちょうど当たると言うわけではないので毎年悩みです。今年は運良く介護者のT君が来てくれることになり、取りに行けることになったので、月に一回行く天然酵母のパン屋さんにケーキを予約しました。ついでにサンドイッチのオードブルも贅沢な夕食になりそうです。
私が何かをしようと思うとき、付き添ってくれる人がいるか、介護タクシーが予約できるかなどなど前もって計画し準備をしなければなりません。準備が整っていても、雪が降って出かけられなくなることもあります。それでも地区介の介護者が来てくれれば動きやすくなるので、今年はラッキーでした。カレンダーの巡り合わせに感謝です。私の予定に合わせてくれたてありがとうございます。こういう日が多くなり自由に動き回れるように、がんばって活動していきたいと思います。
それでは皆様メリークリスマス!