1920年代のロンドンで、味気ない日常生活に押し流されている主婦ロッティは、ふと目にした新聞広告に心を奪われる。それは“地中海に面したイタリアの古城を4月いっぱい貸し出す”というもの。そこで、いつも教会で見かけるアーバスノット夫人に声をかけ、さらに家賃を浮かせるため二人の女性を同行者に加えて、ついにイタリアでの生活をスタート。やがて、花と光あふれる城は彼女たちの心を、それまでの問題から徐々に解き放っていく…。夢のようなバカンスを通して、新しい自分に生まれ変わる女性たちの姿を描く。(アマゾンから)
ぜひ四月に読もうと思っていたのもありますが、今の私が読むのにピッタリの作品でした。
お金に余裕がないのだから仕方がない。子供が小さいのだから仕方がない。仕事が忙しいから。親の介護があるから。相方と趣味が一致しないから。
思うように生きられない理由はたくさん。期待しないことや諦めることで不満を持たないという解決策をとることもしばしば。
そこを不意にちょっと抜け出てみた二人の女性。自分たちの行動力に自分たちで驚きながら、それと同時に罪悪感も持ちながら、普段の生活とはかけ離れた「外国のお城で優雅な一ヶ月」。
その突拍子もなかった行動がいくつかの素敵な効果をもたらすホッコリする物語。
私もですねー、5月ではあったのですがバラの花咲くイタリアの古城で休日を過ごしたことがあるのですよ、昔々。本当にその時は天気にも恵まれて、主人公たちと同じように庭でまったり過ごしていたものです。
そんなわけで情景が想像しやすかったのもあり、言葉が通じない事で起こるハプニングやドキドキ感(私達はバスの運転手さんと意思の疎通出来ず、降りる場所が上手くいかず人生最初で最後のヒッチハイクをしました)、彼女たちがお城に最初に足を踏み入れた時のワクワク感なんかが懐かしさとともに伝わってきました。
そんな思い出も独身の頃のお話です。結婚後は上記のうち2つの理由(どれでしょうねー笑)でほぼホリデーの機会なし。
ただ私の場合「 子供がいる事で自由が奪われた」みたいな不満は一切なかったです!子育て楽しんでいましたから。
それで子供達が大きくなって手が離れて寂しいかというと、それも全然(笑)なぜかもう早やり切った感でいっぱい。まだ中学生と高校生なのに終了した気分で、去年からぼちぼち以前とは違ってもっと大胆に?自分の時間を大切にすることにしました。
去年は学生時代の友人とベニスに行ってきました。今年は別の友人と一泊二日で国内にハイキング旅行、イースターには娘と二人だけでベルリンにも。
私の場合はこの作品のように光り輝くキラキラした日々ではないんですけどね、、、、ベニスは私の滞在期間だけ土砂降りからの膝付近までの洪水、ベルリンも私の滞在期間だけ雨、、、、因みに前回の帰国時にも知床旅行土砂降り、ディズニーシー土砂降り、、、、大昔でいうとフロリダも寒波、、、、、
そう、突然我慢をやめて好きにやり始めた今の私は登場人物たちに共感できちゃったんですよねー。少し前だったら、行動に移せない自分を惨めに感じたり、動きを見せた架空の人物たちに嫉妬したりしてたかも。
ベニスに到着して運河で水上バスに乗った時、大袈裟にも「私、この日のために頑張ってきた」って思いました。そしてどうして今まで諦めてきていたかなーと後悔しました。そんな自分の思いと登場人物たちのこのホリデーでの心情の変化が重なり合ったのでした。
仕方ないと思っている事も本当に仕方ない事ではないかもしれない。
我慢している事もそんな我慢は本来必要ではないかもしれない。
考え方見方を変える事で自分も周りも変わり、物事が上手く進んでいくかもしれない。
そんなメッセージが込められていました。
8 out of 10
ぜひ四月に読もうと思っていたのもありますが、今の私が読むのにピッタリの作品でした。
お金に余裕がないのだから仕方がない。子供が小さいのだから仕方がない。仕事が忙しいから。親の介護があるから。相方と趣味が一致しないから。
思うように生きられない理由はたくさん。期待しないことや諦めることで不満を持たないという解決策をとることもしばしば。
そこを不意にちょっと抜け出てみた二人の女性。自分たちの行動力に自分たちで驚きながら、それと同時に罪悪感も持ちながら、普段の生活とはかけ離れた「外国のお城で優雅な一ヶ月」。
その突拍子もなかった行動がいくつかの素敵な効果をもたらすホッコリする物語。
私もですねー、5月ではあったのですがバラの花咲くイタリアの古城で休日を過ごしたことがあるのですよ、昔々。本当にその時は天気にも恵まれて、主人公たちと同じように庭でまったり過ごしていたものです。
そんなわけで情景が想像しやすかったのもあり、言葉が通じない事で起こるハプニングやドキドキ感(私達はバスの運転手さんと意思の疎通出来ず、降りる場所が上手くいかず人生最初で最後のヒッチハイクをしました)、彼女たちがお城に最初に足を踏み入れた時のワクワク感なんかが懐かしさとともに伝わってきました。
そんな思い出も独身の頃のお話です。結婚後は上記のうち2つの理由(どれでしょうねー笑)でほぼホリデーの機会なし。
ただ私の場合「 子供がいる事で自由が奪われた」みたいな不満は一切なかったです!子育て楽しんでいましたから。
それで子供達が大きくなって手が離れて寂しいかというと、それも全然(笑)なぜかもう早やり切った感でいっぱい。まだ中学生と高校生なのに終了した気分で、去年からぼちぼち以前とは違ってもっと大胆に?自分の時間を大切にすることにしました。
去年は学生時代の友人とベニスに行ってきました。今年は別の友人と一泊二日で国内にハイキング旅行、イースターには娘と二人だけでベルリンにも。
私の場合はこの作品のように光り輝くキラキラした日々ではないんですけどね、、、、ベニスは私の滞在期間だけ土砂降りからの膝付近までの洪水、ベルリンも私の滞在期間だけ雨、、、、因みに前回の帰国時にも知床旅行土砂降り、ディズニーシー土砂降り、、、、大昔でいうとフロリダも寒波、、、、、
そう、突然我慢をやめて好きにやり始めた今の私は登場人物たちに共感できちゃったんですよねー。少し前だったら、行動に移せない自分を惨めに感じたり、動きを見せた架空の人物たちに嫉妬したりしてたかも。
ベニスに到着して運河で水上バスに乗った時、大袈裟にも「私、この日のために頑張ってきた」って思いました。そしてどうして今まで諦めてきていたかなーと後悔しました。そんな自分の思いと登場人物たちのこのホリデーでの心情の変化が重なり合ったのでした。
仕方ないと思っている事も本当に仕方ない事ではないかもしれない。
我慢している事もそんな我慢は本来必要ではないかもしれない。
考え方見方を変える事で自分も周りも変わり、物事が上手く進んでいくかもしれない。
そんなメッセージが込められていました。
8 out of 10