hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Worried About The Boy

2012年03月13日 | 映画
 カルチャークラブとワム、どっち派でした?
 え?古すぎる?

 私はカルチャークラブ派でした。だってボーイ・ジョージ可愛いもんね。ワムは曲以前にお二人のお顔がちょっと・・・・
 そこから、Pet Shop Boys, Sting と移行するのですが、その間にミーハーなんでちゃっかり Duran Duran(今聴いてもいいと思う)、 Dead Alive(エラク太って昔の面影は全くなくなったボーカルの姿が相当ショッキングらしい)なんかも聴いていました。
 
 この映画はボーイ・ジョージのお話であります。デビュー前の様子とドラッグ中毒でキャリアを台無しにしかかっている様子が交互に描き出されます。
 主演の男の子、すっぴんの顔を偶然前の日(衣装ものだったのでまるっきりのすっぴんではないけれど)に見て、ボテッとした赤唇とエラと真ん中にパーツの集中した顔がどうしてもイヤで・・・・
 ところが、Boy George メイクをした彼の素敵なこと!
 声も話し方もジョージにそっくりだし、なんといっても色っぽくてゾクゾクしました。表情一つ一つ仕草一つ一つが素晴らしかったのです。
 なんとなくカルチャークラブってパッと出てきてパッと散って行ったイメージでしたが、成功するまでにじっとりとした時間が流れます。でも退屈しないで見られました。
 ジョージも好き勝手やっているようでいつも親のことを気にかけていて、親に認めて欲しいと願っている。親もどんなに理解できなくても決して突き放したり見離したりしない。だけれどどうしてもすれ違ってしまう。お互い苦しんでいる、ってところが、とうにも切ない描かれ方でした。
 ロンドンでファッション大好き音楽大好きの若者の集まるライブハウスには、当時売れるちょっと前のスターたちが集まっていました。中でも私が「おっ」と思ったのは、ビリー・アイドル。超マイナーですが、どういうわけか従姉が彼に夢中だったので私もついでに聴いていました。
 あー、懐かしい、中高時代の音楽。もちろんマドンナとかシンディ・ローパーなんかも聴いていましたよ。

 評価:3.5 out of 5 期待していたよりもうんと楽しめました。ボーイ・ジョージがブレイクする前の様子がメインの作品なので、その当時の音楽をよく知っている私よりちょこっと上の方は更に音楽面、パンクを中心とするファッションなど、楽しめる様子は多くなることでしょう。

 こっちは本物

 かっわいいのぉ❤

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2 コメント

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うひょ~! (*jonathan*)
2012-03-13 21:18:32
 えぇーー!!!上の写真って偽物(俳優)なんですか?!全く違和感が無いので今回は音楽のお話だと思って読み始めたら、途中から映画のレビューが始まってビックリしたんですけど!(笑) このなりきりはスゴイですねー

 ところで実は個人的にずっと疑問だったんですよぉ・・・カルチャークラブ辺りがお好きだった方々がその後どこへ進んだのか^^ PSB や Sting だったんですねー! ソウカナルホド。 ミリ・ヴァニリじゃないんですね。(なんで特にそこ?笑) やはり基本UK方面なんですねー。それとビリー・アイドルがイギリス人だって初めて知りました><とてもお勉強になりました!アリガトー
 
 P.S. こう見えて私、デュランデュランは好きです。完全に後追いですが、 Hungry Like the Wolf が好きです^^
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なかなか見やすい映画でしたよ (hinajiro)
2012-03-14 01:12:39
 実物のミュージシャンを主人公にした映画って結構賭けに近くないですか?好きなマイケルピットがやるということで楽しみにしていたニルバーナのボーカルの映画なんて最後まで観賞するのが絶対不可能でした。「コントロール」ほどの良さではないけれど、ボーイ・ジョージの社会的地位?(あまり高くはないと思う)のわりにはよくできていたと思いますよ。

 私も面白くてノリもよくっていいじゃーん、程度のファンだったので熱烈なファンがどこへ行ったのかは知りませんが、私はペットショップボーイズにおさまりましたよー。ちなみに同様PSB好きになった弟はその後ジャミロクアイに走りました。
 中学生のころ、みんながチェッカーズに夢中だったのに、安全地帯が好きでした!スティング好きはそこから流れている様な気がしますねぇ。
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