おーちゃんの 「目指せ。日本200名山!」  そして最近、いい加減な家庭菜園 (^^♪ 

日本百名山トレッカー(悪名高い?)を目指して人生後半ラストスパート!

100座完登後は、200名山を目標に!

山行記録  87.宮之浦岳  その3

2012年12月23日 18時08分24秒 | 日本100名山  山行記録

ガスの中、ようやく宮之浦岳1935mの山頂到着。 ↓

 

九州の最高峰・洋上のアルプスなどと言われています。

積雪はほとんどありません。

霧氷で白く凍りついています。手前は三角点。

 

お決まりのパチリ1枚。

山頂の標柱文字は凍りついていて判別できませんでしたが宮之浦岳に間違いないでしょう。

展望はまるきりのなし!

山頂からの展望は得られませんでしたがこれで良しとします。

 

           *****************

 

さあ、下山開始。

少し下って宮之浦岳を振り返る。

シャクナゲの葉が凍って登山道にかぶさり邪魔。

三つ寄り添った大きな岩。

一瞬、ガスが切れて素晴らしい展望が眼前に広がりました。

まさにアルプス的な雰囲気です。

偶然ですが「渾身の1枚」の写真が撮れました。

見えては消え、消えては見える風景。

宮之浦岳方面を振り返る。

おそらく栗生岳と思われます。

霧氷が溶けてきたのでしょう。緑が多く見えます。

 

しかし、ところどころ凍ったところもあり油断大敵です。

このあたりでストックを折ってしまいました。

だんだんと遠ざかる山。

ひょこっと眼前を屋久鹿が横切りました。

寒いだろうによくこんな厳しい環境で生きていけます。

 

軽く腹ごしらえをしてどんどん下ります。

 

黒味岳へは往復1時間弱。

展望が良ければ是非立ち寄りたいところですがパス。

展望のせいにしていますが、体力に余力は感じられないし、

しかも八経ヶ岳の下山時に痛んだ左足膝が今日も軽くうずきます。

 花之江河に到着。

朝の寒々としたモノトーンの風景から変っていました。

 

 ここまでくれば残すところあと2時間ほどです。

花之江河。

ガスが切れると明るい空が顔を出します。 

こちらは小花之江河。

登山道わきにある展望所に立ち寄りますが、いまいちすっきりしません。 

こちらは高盤岳を望むところ。 

登山道にある巨木。 

 

淀川を渡ると淀川小屋に到着。

素晴らしい透明度。

 

小屋の中はきれい。

夏には大賑わいの事もあるようです。

 

せっせと下り続け・・・・・。 

 

無事、登山口に帰着しました。

心配していた積雪は全くありませんでした。 

 

車は3台に増えました。

 

今日は下山中、3組・6名の登山者とすれ違いました。

それ以外にはまったく人に会わず、静かな山道でした。

 

世界遺産の島・屋久島。

季節を変え、ゆっくりと縦走してみたいところです。

元気で歩けるうちに再訪出来ることを願って日本100名山・第87座の宮之浦岳終了。

 

■ 今回のコースタイムです。

05:44 淀川登山口
06:29 淀川小屋
07:58 花之江河
08:45 投石湿原
10:14 くりお岳
10:34 宮之浦岳
13:01 花之江河
15:01 淀川登山口帰着

■ 今日のルートです。 ↓  クリックで大きくなります。

 ■今回の屋久島・宮之浦岳にかかった費用です。(1山にかかった単価?では最高です!)

 2300円 道路通行料 国立府中IC~平和島ICの往復   
 3000円 3日間駐車場料金
29500円 羽田~鹿児島 往復航空運賃・鹿児島~宮之浦港 往復高速船・宮之浦1泊料金
 2400円 鹿児島空港~高速船ターミナル 往復リムジンバス料金
 9500円 レンタカー3日間料金
 1500円 レンタカー保険料
 1984円 ガソリン代金
---------------------------------------------------------------------
50184円 合計(2泊目のホテル代金・お土産・立ち寄り湯・飲食費含まず)

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

 

 

 

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山行記録  87.宮之浦岳  その2

2012年12月22日 18時09分17秒 | 日本100名山  山行記録

日本100名山・屋久島の宮之浦岳はアプローチが大変です。

12月18日の早朝、羽田空港から空路で鹿児島入り。

高速船ターミナルからトッピー号で屋久島・宮之浦港に。

宮之浦でレンタカーを借りて、素泊まりの民宿に宿泊しました。

 

12月19日(水)

早朝に出発。

時計回りに安房まで。

そこから山道に入り、淀川登山口に向かいました。

山道は舗装されており走りやすく、ヤクスギランドを過ぎてからはやや道幅が狭くなりました。

雨が降っていましたが、途中から雪に変わり少々不安に。

というのも、レンタカーはノーマルタイヤでチェーンも借りていません。

道路に積雪したら帰ることが出来なくなります。

今回の山行では予備日をとっていません。

明日は高速船~飛行機の予約を入れてあり、何がなんでも下りなければ・・・・。

そう思うと、今後の雪がどうなるのかとても心配な訳です。

 

淀川登山口では雪が積もり始めていました。

登山をどうしようか迷いましたが、登りながら様子を見て積雪が酷くなるようだったら

やむを得ないが下山することとし、まだ明けていない暗い登山道を進むことにしました。

 

淀川小屋到着。

宿泊していた方が2名。

 

淀川小屋でも雪は止みません。

しかし、雪が弱くなってきました。

よし、先に進もう。

 

淀川にかかる橋を渡り、よく整備された登山道を進みます。

 

道標もしっかりしておりほぼ500mごとに距離を示してくれます。

ようやく雪が上がりましたが、ガス模様で天気ははっきりしません。

小花之江河に到着。

 

すぐに花之江河です。

 

木々や道標には着氷し、モノトーンの世界が広がっています。

 

ロープが下がっているところは滑ると痛い思いをするので、なりふり構わず思いっきりロープに

ぶら下がって降ります。

岩の上は凍っていて少々怖い思い。

一瞬見えた行く先。

宮之浦岳栗生岳あたりだろうか。

後にお日様が顔を出したぞ。

おおーっ。

しかし、ここまででした。

再びガスがかかる。

 

最後の水場を過ぎ・・・・。

眼前に巨岩が。

 

岩をまわりこむと「くりお岳」と表示板があり、岩の陰に祠がありました。

栗生岳からはもう少しで山頂のはず。

ガスの向こうに見える高みが宮之浦岳山頂だろうか。

もう一息です。

 

<<<続く>>>

 

 

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山行記録  87.宮之浦岳  その1

2012年12月21日 13時01分57秒 | 日本100名山  山行記録

2012年12月19日(水)

日本100名山の最南端の山、屋久島の宮之浦岳に行ってきました。

宮之浦岳の稜線の山々。

運よくガスが切れた一瞬の写真です。

 

<<<その2へ続く>>>

 

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山行記録  86.伊吹山

2012年11月11日 07時15分14秒 | 日本100名山  山行記録

24年11月8日(木)

大台ケ原散策をおえ、時間に余裕があったので滋賀の伊吹山をめざす。

 

車中、柿の葉寿司(鯖)・笹寿司(鱒)を食べながら移動。

奈良から滋賀は思ったより遠かった。

鈴鹿インターから一般道306号~365号を経由して関ヶ原に入り、

そこから伊吹山ドライブウェイを利用し山頂を目指す。

伊吹山の標高は1377m。

 

山頂駐車場は標高1260m。

わずか107mの登りで山頂に立つことが出来る。

これでは登山というより散歩であろう。

本来であれば上野登山口から登るのであるがとても時間が足りないし膝がいたい。

最大限の楽をさせてもらった。

その費用は3000円。

高いと言えば高いが、とにかく悪名高き100名山ハンターとしてはこれを利用しない手はない。

ドライブウェイの料金所では「今日の山頂はガスですが宜しいですか?」と尋ねられる。

100名山ハンターはそんなことで迷うことなくGO・GO・GO・・・・・・。

山頂はガスなのかい?

紅葉を眺めながら進む。

稜線を越えたところからガス模様となる。

 

で、山頂駐車場はやっぱりガスの中。

まあ、いいか。

 

「ここからの展望」の表示。

もちろん何にも見えません。

西遊歩道コースを登る。

 

山頂下では整備された木道。

ガスの中に山頂の茶屋が見えてきた。

 

伊吹山の山頂到着。

思った通りの景色。

何にも見えません。

 

中は暖かいようであるが、立ち寄ったら何か食べるか買うかしないといけないような雰囲気。

全くの視界不良で回復の気配なし。

下山する事に。

 

東遊歩道コースを下る予定であったが、中央散歩道コースを下っていた。

山だったら大変なミスコース。

て、ここも山だろ。

  

膝も悪くならずに無事下山。

 

■今回のコースタイムです。
 
13:40 伊吹山山頂駐車場
14:03 伊吹山
14:22 駐車場帰着

■ 今日のルートです。 ↓

観光地でありろくに地図も見なかった。

日本武尊像のある山頂と三角点は大きくずれている。

ひょっとすると登頂はチョンボだろうか・・・・・。

 

まあ、機会があったら上野側からスキー登山をして山頂から滑ってみたいと思っているので

三角点はその時までお預けにしよう。

 

一応・・・・・・・日本100名山 第86座 伊吹山終わりました。

 

さあ、東京への長い帰り路が待っている。

ドライブウェイで終わりかけの紅葉を眺めながら関ヶ原インターに向かう。

今回の奈良~滋賀の出張、走りに走ったり走行距離1175kmであった。

あわてて交換したスタッドレスタイヤはその性能を発揮することなく舗装路を走り続け

タイヤを減らしただけであった。

 

ふう、疲れた。

 

■今回の奈良~滋賀の山にかかった費用です。 

  180円 道路通行料 八王子バイパス   
3150円 道路通行料 厚木IC~亀山IC     
  250円 道路通行料 亀山IC~鈴鹿IC
3000円 伊吹山ドライブウェイ通行料
5350円 道路通行料 関ヶ原IC~八王子IC     
9500円 ガソリン代(走行距離1175km。燃費17.2km/L・ガソリン140円/Lとして)
---------------------------------------------------------------------
21430円 合計(お土産・立ち寄り湯・飲食費含まず)
 

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

 

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山行記録  85.大台ケ原

2012年11月11日 06時53分57秒 | 日本100名山  山行記録

24年11月8日(木)

大台ケ原(日出ヶ岳1695m)に登る。

昨夜の宿泊地、上北山温泉を深夜に移動。

大台ケ原の駐車場に入り、2度寝。

 

昨日、「ゐざさ」で購入したさんまの姿鮨が今日の朝食。

ちょっと甘酢が利きすぎているような気がした。

外は、車に霜が降りるほど冷え込んだ。

今日の天気は良さそうである。  

 

日出ヶ岳から熊野灘に浮かぶ日の出を見たくて早朝に出発。

昨日痛めた左ひざが痛い。

道はしっかりとしており、またなだらかな登りで助かる。

寒さ対策で厚着をしているため汗をかかないようゆっくりと(膝が痛いせいもある)登る。 

 

日出前に山頂到着。

展望台に上がると先客が1名。カメラを構えて日出写真を狙っているようだ。

 

だんだんと空が白んでくる。

海岸線が見える。

熊野灘の先に広がる太平洋の水平線。

AM6:17。(カメラの時間)

ぽっかりとお日様が・・・・・・。

水平線の向こうに上がってくると思っていたのに、実際はまるで海の中から毬の様なお日様が

海面に浮かび上がるように神秘的な日出であった。

 

その瞬間、実に感激であった。

今までの人生で一番の日出であった。

今年5月21日の、本州では129年ぶりの金環冠日食より素晴らしかった。

神々しさを感じた。

 

日のいずる国・・・・・

 

だいぶ右に寄ってしまったか。

 

まんまるに姿を現す。

朝日を受け、赤く輝く木々の向こうに大峰山(八経ヶ岳他)が見える。

アップ。

いつの間にかカメラを構えた人が4人ほどに増えた。

皆、デジイチで長~いレンズ・三脚を持っている。

ここは写真撮影のメッカなのかしら。

山のてっぺんが朝日を浴びる。

紅葉が輝く。

カメラと写真の腕が良ければ素晴らしい写真になると思う。

 

ところで自分のカメラは これ ↓

散々、ぶつけたり落としたり酷使され、取れかかった部品をテープで止めているオリンパスμ。

ボロボロでもらってくれる人もいないが、とても愛着がある。

でも性能の良いコンデジも欲しくなった。

 

看板によるとこの方面には、なんと富士山が見えるそうだ。

残念ながらいくら目を凝らしても判らなかったが・・・・。

 

明るくなった日出ヶ岳山頂を後にして大台ケ原散策。

 

整備された木道は、霜のために滑りやすい。

膝が痛いので、のそのそ歩いているから良いがそれでも二回ほどツーッと滑り焦った。

荒涼とした不思議な風景。

かと思うと穏やかな笹原。

 

この牛石ヶ原には神武天皇の像がある。

ここは大蛇グラ。

有名な観光スポット。

 

パチリと記念撮影。

 

さあ、下山。

 

シオカラ谷とつり橋。 

 

少し登り返してなだらかになるとほどなく駐車場だ。

 

膝をだましだましであったが無事、帰着。

観光シーズンはこの駐車場が満車になって、道路のだいぶ下まで路肩駐車となるらしい。

 

大台ケ原公園川上線から最後に大峰山を望む。

 

■今回のコースタイムです。
 
05:00 大台ケ原駐車場
05:47 日出ヶ岳
07:30 牛石ヶ原
07:46 大蛇クラ
08:25 シオカラ谷つり橋
08:57 駐車場帰着

■ 今日のルートです。 ↓

日本100名山 第85座 大台が原(日出ヶ岳)終わりました。

今日は、時間もあります。

余った時間を利用して、おまけに滋賀の伊吹山に向かいます。

 

<<<伊吹山に続く>>> 

 

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山行記録  84.大峰山(八経ヶ岳)

2012年11月10日 10時28分12秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年11月7日(水)

奈良県の大峰山(八経ヶ岳)に登る。

 

この山、東京在住の自分にとっては、なんといってもアプローチが大変。

前夜、PM8:33に東京出発。

東名高速をひたすら西へ。

亀山ICから名阪国道を経由し針ICから南下。

途中、仮眠なども取りながら登山口の行者還トンネル西口に到着したのはAM5:53。

走行距離509kmの長旅だった。

 

駐車スペースには車が数台。

朝ごはんのおにぎりを食べてから準備、出発。

登山届を投函して登り始める。

もう紅葉の終わりかけであろう穏やかな山道を登る。

 

すぐに小さな橋を渡り、急登が始まる。 

 

ひと汗かいたころ、奥駈道出合到着。

あいにくの天気である。

時々、小雨が降り気がめいる。

こんな稜線上の奥駈道。

 

聖宝ノ宿跡を過ぎると階段状の道が多くなる。 

 

ガスのむこうに弥山小屋が見える。

天気も良くないのでそのまま八経ヶ岳を目指す。

 

左手にシカよけのフェンスが設置されている。

フェンスに霧氷が付着して白くなっている。

扉を開けて登山道は続く。

霧氷。

 

山頂までもう一息。

山頂直下~山頂の動画。  ↓

 

 

 

静かな山頂。

誰もいない山頂。

何にも見えない山頂。

八経ヶ岳1915m。

 

ここまでやってきてこの天気。

予報では曇り~晴れであったが、先ほどまでは少々霰が降っていた。

遠くまで出かけてきて残念であるが仕方ない。

さあ、下山しよう。

 

熊野古道・大峰奥駈道。

いにしえの道。

 

弥山神社に立ち寄る。

 

 

 

弥山小屋。

なぜか扉のない入口。

滑りやすい木道を注意して下りる。

下るに従い視界が開けてきた。

遠くに広がる奈良の山々。

 

ぼつぼつと登りの登山者が現れ始めた。

 

弁天の森で小休止。

私の殺生与奪権をお持ちになっている奥方様が、昨夜、作って下さった弁当をいただく。

恐れ多くも奥方様、ありがたいことです。

休憩後の下山で、急に左ひざに痛みが出た。

ひねったりぶつけたりした訳ではない。

下りの衝撃であろうか。

加齢のせいか?

左足をかばいながら下ると、右足に負担がかかる。

ゆっくりと下る。 

まだ紅葉の名残が。

駐車場はもうすぐ。

 

膝をかばいながらの下山であったが無事帰着。

車がだいぶ増えていた。

 

そうそう、山奥に入って雪でも降ったら大変と昨晩、オートバックスでスタッドレスタイヤを購入。

スチールホイールの格安ダンロップ。

これからは雪の季節である。

 

■ 今回のコースタイムです。
 
06:27 行者還トンネル西口登山道
07:21 奥駈道出合
08:47 弥山小屋
09:13 八経ヶ岳
09:46 弥山神社
10:42 弁天の森
11:54 登山道入口帰着

 

■ 今日のルートです。 ↓

日本100名山 第84座 大峰山(八経ヶ岳)終わりました。

明日は、大台ケ原に向かいます。

 

■ おまけ

下山後は上北山温泉・ 薬師湯に向かう。

ここに道の駅があり、車中泊をする予定。 

上北山へ下る道は、紅葉が美しい。

あそこが大峰山かな?などとドライブ気分であった。

 

上北山温泉到着。

河の向こうに「薬師の湯」がある。

立ち寄り湯は500円。

膝をゆっくりとさする。

 

「ゐざさ」で明日の食事「柿の葉寿司」「さんまの姿鮨」を購入。

山奥のお寿司は押しのきいた押し寿司でこの辺の名物らしい。

 

晩御飯は野菜ラーメンとビール。

夜通しの運転の疲れから明るいうちに就寝。

爆睡・・・・・・z z z z z z z

 

<<<大台ケ原登山に続く>>>

 

 

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山行記録  83.荒島岳

2012年10月04日 21時44分37秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年10月3日(水)

北陸の荒島岳を登る。

この山は登山口までのアプローチが大変。
中央高速で松本から安房トンネルを通り、高山清見道路の高山インターを目指す。
ところがトンネルを出てからナビ任せで走ってると、道標の行き先が富山を示している。
富山???
国道471号を進んでいることに気付いた。
とんでもない遠周りルートによるガイドであった。
高山方面に戻るが40km位無駄にした。

その後は、荒島岳の勝原ルート登山口のスキー場駐車場まで順調に進む。
途中、2回ほど仮眠をとったが行きの413km走行は非常に疲れた。 

 

朝の勝原登山口の駐車場。何組かが昨夜の現地入りでテントや車中泊をされていたようである。

朝食のおにぎり2つをいただき、出発準備をして旧ゲレンデの登山道を登り始める。 

 早朝の空。

お月さま・・・・まん丸に空に浮かんでいる。

月とススキとくれば「お月見」である。朝であるが・・・。

そういえば、中国では10月1日が中秋節のお祭りだったそうだ。

旧リフト終点に着くと、前方に小荒島岳が姿を現す。

荒島岳は見えない。 

そして、白山の山並みも見えた。

天気は上々。

ブナの木。手前には気の早い枝が紅葉していた。 

 白山ベンチから見た白山。

 

 シャクナゲ平の手前は階段の続く急坂。

登り終えるとシャクナゲ平のピークに到着。

荒島岳には向かわず、小荒島岳に立ち寄り、目指す荒島岳を眺めてみよう。

 

 中出コースを戻りすぐに小荒島岳に到着。

 どーんと荒島岳が見えた。なかなか立派な山だ。

 白山もはっきりと遠望できる。

ここから戻って荒島岳を目指す。

 

もちが壁の急な登り。

鎖や階段があるが、特段に危険ということはない。

急登が終わるといくつかのピークを越えて山頂に近付いて行く。

この辺り、おそらくもう少ししたら紅葉の素晴らしい山道となるのではないだろうか。

 

後ろからひたひたと1名の登山者が・・・・・。

そんなにのんびり登っていたつもりはなかったが、ここは素直に道を譲る。

自身の体力・スピード不足を感じた。

競争している訳ではないが、さ~っと先を行かれると情けない。

 

ほどなく荒島岳1523m山頂に到着。

先に行かれた登山者が1人だけで静かな100名山の山頂であった。
その方は、今日の荒島岳で100名山の全山を登ったとのこと。
記念撮影を依頼されたが、失敗したら大変とシャッターを3回も押したが上手く撮れただろうか?

 

 

山頂でお決まりのパチリ1枚。これはセルフタイマーの自分撮り。

小さな神社の社もパチリ。お賽銭はパス。 

 風もなく、寒くもない気持ちの良い山頂。

遠くに白山。

下には大野市街が見えたが、あっという間にかすんでしまった。

のんびりとおにぎりをいただく。

 

山頂から360度のぐるり展望 ↓ 。

 

 

東京までの長い帰り道が待っている。

さあ、下山しよう。

 

てくてく登ってきた道を下り始める。

下方には田畑と家々。のどかな田園風景とはこんなところを言うのであろう。

下りでは10名以上の多くの登山者とすれ違う。

やはりここは100名山であった。

 

リフト終点。

秋の気配漂うススキの向こうに小荒島岳。

もう一下り。 

 

ゲレンデの中をガラガラ道で高度を下げる。

無事に駐車場帰着。

 

こじんまりした独立峰、荒島岳。

再び訪れるとすれば、山スキーであろう。

ここは、バックカントリーではそこそこメジャーな山である。

しかし、いかんせんアプローチが遠すぎる。

 

さあ、東京までの長い帰りが待っている。

まだ気は抜けない。 

 

 

 

■今回のコースタイムです。

06:08 勝原登山口
06:46 リフト跡終点
08:05 シャクナゲ平
08:23 小荒島岳
09:34 荒島岳
11:26 リフト跡終点
11:54 登山口駐車場

 

■今日のルートです。クリックで大きくなります。

 

 

■そして今回の費用です。

1750円 八王子IC~松本IC
 300円 安房トンネル
 500円 飛騨清美IC~白鳥「IC
 700円 白鳥IC~飛騨清美IC
 400円 安房トンネル   
2450円 
松本IC~八王子IC     
5900円 ガソリン代(走行距離788km。燃費18.5km/L・ガソリン140円/Lとして)
---------------------------------------------------------------------
12000円 合計(飲食費含まず)

 

 

日本百名山 第83座 荒島岳 終わりました。

 

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

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山行記録  82.奥穂高岳  その2

2012年09月15日 06時50分09秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年9月12日(水)

重太郎新道を登りつめ、紀美子平から吊尾根の縦走路に入る。

紀美子平を振り返る。

この斜面の真ん中に道がある。

 

最低コルの分岐。

下を除くと岳沢。小屋の上部には雪渓が残っている。

吊尾根はペイントが飛ぶところもあるが、おおむね判りやすい。

涸沢越しに北穂高岳。南稜コースもはっきりと見える。

涸沢ヒュッテと涸沢小屋。

前穂高岳を振り返る。

どこを眺めていても素晴らしい迫力のある峰々で大感激。

前穂高岳の北尾根。

「おおっ!」思わず唸る。

ついに槍ヶ岳が遠望できた。

槍ヶ岳のアップ。

マッターホルンのような頂。

北アルプスを代表する名山である。

そして、目の前には奥穂高岳の山頂。

 

ちょっとガスがかかったりする。

東稜の頭。

あれはジャンダルムか。

そのアップ。

 

やっと山頂が確認できた。

小さな穂高神社の社があって・・・・。

 

奥穂高岳・3190mの山頂。

涸沢岳~北穂高岳~槍ヶ岳に続く稜線。

間には難路で知られる大キレットがあるはず。

 

嬉しくてお決まりのパチリ1枚・2枚・・・・・

おまけに3枚。

登山者がお互いに写真を撮り合う。

いつもはそんなことはしないのだが、つい浮かれて・・・・。

 

ぐるりと360度のパノラマ ↓

 

この景色の中で腹ごなしだ。

 

たらこおにぎりを食べる。

旨い。

ふと気付くと登山者はもう誰もいなくなっていた。

槍ヶ岳も雲に隠れてしまった。

 

名残惜しいが下山しよう。

 

ちょっとガスが出てきた。

流れるようにガスがかかり、また青空が見える。

白ペンキのマークは問題なく確認できる。

視界が悪くなると厄介なところもある。

今日は大丈夫だ。 

前穂高岳が近づいてくる。

白状すればもうとうに前穂高岳はパスと決めていた。

紀美子平から登り30分、下り20分なのであるが、圧倒的な高さにとっくにギブアップしていた。

紀美子平到着。

写真左に空身で登っている登山者がいる。

もちろん、パスの心は揺らがない。

なんと軟弱なことか・・・・。

さあ、下に見える上高地を目指して下山だ。

 

雷鳥広場・・・・雷鳥はいない。

岳沢パノラマ・・・・小屋が近づいてきたな。 

これはナナカマドかしら。

などとのんきに下山していたら・・・・・・。

 

下から登ってきた登山者の方が「親子連れの熊がいるので気をつけて。」と知らせてくれる。

少し下ると単独の方1名とペアの方が登山道で立ち止まっている。

しきりに鈴を鳴らしおり「熊がいます。」と・・・・。

写真左端の下の黒いのが熊。

確かに熊がもそもそしいる。(カモシカの立場の少し上部)

しかし、熊までの距離は楽に100m以上離れていたと思う。

そのうちこちらが気になったのか少し向きを変えたと思う間もなく、藪の斜面をまっすぐに

こちらに向って駆けだしてきた。

凄い速さでこちらにくる。

「逃げろ!」

4名は、下りていた登山道を駆け上がるが熊はすぐ近くまで迫ってきた。

威嚇の?鼻息まではっきりと聞こえ、熊の黒光りした毛並みまで見える・・・・・。

逃げおおせるわけはない。

幸いなことに(他の3名には叱られますが)自分は、一番上にいたと思う。

瞬間、近くの手ごろな岩を抱えようかと思った。それ以外になにも思いつかなかった。

熊との距離は数十メートルか。



熊は、止まり、やがて戻り始める。

「助かった。」

そう思ったのは、私だけではなかったと思う。

 

熊は尾根の縁に立ち、小熊が2頭近寄って尾根の向こうに姿を消した。

その後、少し足が震えていたが、けっして疲労のせいではなかったと思う。

熊に威嚇されておそれをなした4名は集団下山。

もくもくと岳沢小屋までひたすら下り続けた。藪から物音が聞こえるたびにぎょっとしながら・・・・

その時は、熊鈴などまったく効果がなかった。たぶん、子連れの親熊だったからだろうか。

 

ほうほうの体で岳沢小屋に着く。

一しきり熊の話題でもちあがるが、無性に腹が減り、カレーライスを食べた。

山小屋でこのように食事をするのは記憶にない。

 

あとはひたすら上高地を目指す。

天然クーラーの風穴は手をかざすこともなく素通り。

 

登山道入り口に到着。

遊歩道を上高地までもう少し。

河童橋の手前で猿が道路をのっそり歩いていたのだが、熊かと思ってぎょっとした。

上高地は平日にもかかわらず大勢の観光客でにぎわっていた。

熊にはたまげたが素晴らしい山であったことには間違いない。

さあ、ここから自転車だ。

釜トンネルの下りはあっという間であったが、中ノ湯への登りは参った。

2回ほど押して無事帰着。

思い出深い奥穂高岳登山となった。

 

■今回のコースタイムです。

2:06 中ノ湯温泉下出発
3:05 上高地
3:42 前穂高岳登山道入り口
5:44 岳沢小屋
8:18 紀美子平
10:15 奥穂高岳
11:48 紀美子平
13:53 岳沢小屋
15:43 河童橋
16:35 駐車位置に帰着

 

■今日のルートです。クリックで大きくなります。

 

 

■そして今回の費用です。

2450円 道路通行料 八王子IC~松本IC   
2450円 道路通行料 松本IC~八王子IC     
3900円 ガソリン代(走行距離464km。燃費19.2km/L・ガソリン140円/Lとして)
---------------------------------------------------------------------
8800円 合計(飲食費含まず)

 

 

日本百名山 第82座 奥穂高岳 終わりました。

 

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

 

 

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山行記録  82.奥穂高岳  その1

2012年09月14日 11時14分01秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年9月12日(水)

北アルプス・奥穂高岳3190mに登る。

奥穂高岳への登山ルートはいくつかある。

日帰りを考えると、自分に可能なコースでは白出沢からのコースか

岳沢からのコースとなる。

今回は上高地まで自転車でアプローチして岳沢~重太郎新道をピストンすることとした。

深夜、国道158号線の中ノ湯温泉手前に駐車。

1時間ほど仮眠をして、上高地に向かう。

 

最初は釜トンネルを目指しての下り。

トンネルは夜間通行止めとなっているが歩行者や自転車は通行できるようにゲートの脇が

開いている。

釜トンネルに入るといきなり登り。

車が通行しないので道幅いっぱいにジグザグに登る。

トンネル内は全て登りだった。

 

大正池や帝国ホテルはバス停の看板で通過を確認。

人のいない上高地に到着。

霧雨が降っていて写真が上手く撮れないが、今日は天気予報は晴れのはずである。

自転車をデポして河童橋を渡り、歩きはじめる。

遊歩道は木道となっている。

 

霧雨も上がり、岳沢経由の登山道入り口に到着。

しばらくは整備された山道を進む。

三日月の月明かりだけではどうにもならない。

ヘッドライトと自転車用のライトを手にして暗い道を進む。

今日は、観光地?である上高地だから熊もいまいと思い、熊鈴は持参しなかった。

これは勝手な思い込みであることが後ほど判る。

空が白々としてきたころ西穂高岳の稜線と岳沢小屋が見えてきた。

振り返れば、上高地方面も幻想的な夜明け前の景色となっている。

 

 

岳沢小屋到着。

岩でできたテーブルに腰かけて一休み。

バルコニーは素晴らしい展望台となっている。

 

ここで軽く朝食、おにぎりを2つ。

こんな景色を見ながらの朝食は最高である。

左から霞沢岳・乗鞍岳・ちょこっと焼岳、そして上高地は雲の下。

乗鞍岳が近く見える。

今年の5月に行った時は春にもかかわらず厳しい雪山の状況だったが今は穏やかな顔である。

小屋の上には西穂高の稜線が覆いかぶさるような迫力である。

 

先は長い。

登りのきつい重太郎新道に向かう。

夏も終わろうとしているが花もまだ盛んであった。

 

途中、こんな梯子場。

振り返ると焼岳。

 

目の前に広がる険しい稜線。

西穂高~ジャンダルム~奥穂高の稜線歩きはハイカーの夢。

明神岳に遅い朝日が顔を出した。

上高地の雲もほとんど上がった。

ロバの耳とジャンダルムだろうか。

う~ん!凄い。

こちらは明神岳。

シルエットでみえる明神槍。

最後の鎖場を過ぎると紀美子平に到着。

目の前に奥穂高岳がそびえたつ。

吊尾根には、細く登山道が見える。

 

紀美子平を後にして、奥穂高岳に向かう。

ちょうど、吊尾根をこちらに向かってくる登山者が確認できた。

なんだか怖そう。

 

大丈夫だ。

一般登山道なんだから・・・・・・。

 

<<<続く>>>

 

 

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山行記録  81.悪沢岳  その2

2012年09月01日 17時44分03秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年8月29日(水)

丸山を越え岩の多い登山道を進み・・・・・

遂に・・・・・

遂に到着。

悪沢岳3141m。

山頂には先客2名。

このあと中岳へ向かっていった。

AM10:59 なんとか明るいうちに帰れそうな時間であった。

お決まりのパチリ1枚。

疲れ果てた私。

ここにAM8:00までに到着したら赤石岳経由で下山しようと思っていた。

3時間のずれ。

大誤算。

妄想だった計画。

体力・スピード・気力・根性・・・・・・・すべて不足していた。

ああ、富士山が隠れてしまった。

忌わしい赤石岳も隠れてしまった。

 

 ↓ ぐるり1周の山頂からの展望動画。

 

ゆっくりしていられない。

長い長い下山が待っている。

そして林道のサイクリングも。

できれば明るいうちに下りたい。

ここまで頑張って登頂して、山頂滞在時間10分ほどのタッチアンドゴー。

さあ!下山開始。

 

丸山までは岩交じりの登山道。

素晴らしい雰囲気の稜線散歩。

へとへとに疲れているが楽しい登山道。 

 

 

そこここに咲くお花。 

のっぺりした丸山はすぐ。

千枚岳とわずかに見える富士山。

このトラバース道はお花畑で素晴らしい。

 

 

こんな花に見とれて歩くと危険。

砂と小砂利でざれた登山道の斜面はきつく、うっかり滑り落ちたら大変だ。

疲れた足がもつれぬ様、注意が必要だった。 

 

千枚岳を過ぎ、千枚小屋まで下る。

「冷えたビールあります。」と看板がかかっていた。

そりゃ、飲みたいよ。

でも、飲んだら下山できそうにない。

ぐっと我慢してCCレモンを注文。

ハムカツパンを食べて体力回復・・・・・しなかった。

 

見晴台。

残念ながら山は見えなかった。

 

下山は辛かった。

途中、大声で叫ぶ。

「自分で歩かなければ帰れない~~。」

 

 

いいかげん嫌になったころ、最後にこんな岩場。

岩頭見晴し。

登っていた時は真っ暗だった。

そして、奥西河内にかかる吊り橋。

ここも真っ暗だったが、けっこう板が薄い感じで思わずワイヤロープをたぐった。

 

そして滝見橋に到着。

ふー。

きっと橋から滝が見えるのだろう。

行く気はまったく起こらなかった。

足指の詰めは2枚以上死んでいるはず。

下山が辛かった。

 

まだ、駐車場まで楽しい??????林道サイクリングが残っている。

 

やっと帰着。

 

悪沢岳の感想

悪沢~赤石とセットで妄想していたため、現実の体力を実感するよい山行となった。

次こそ・・・・という思いがない訳でもなく、妄想癖はなくなりそうもない。

南アルプスは山が大きく感じる。

この大きな山々の稜線縦走はさぞかし素晴らしいものであろうことは想像できる。

辛い山行であったが、よい思い出・好印象の山であった。

 

■今回のコースタイムです。

0:31 畑薙湖のゲート
2:28 椹島・滝見橋登山口
5:58 清水平
8:45 千枚小屋
9:44 千枚岳
10:27 丸山
10:59 悪沢岳
12:08 千枚岳
12:48 千枚小屋出発
14:36 清水平
16:57 滝見橋登山口
18:47 駐車場帰着

■今日のルートです。クリックで大きくなります。

 

■そして今回の費用です。

 130円 道路通行料 八王子バイパス   
1800円 道路通行料 厚木IC~新静岡IC     
1200円 道路通行料 道を間違え1国に入り○○IC~厚木IC
 130円 道路通行料 八王子バイパス     
3900円 ガソリン代(走行距離468km。燃費16.8km/L・ガソリン140円/Lとして)
---------------------------------------------------------------------
7160円 合計(飲食費含まず)

帰りはどこを通ったのかよく判らない。ナビ任せでミスコースばかりした。
今回のN Box燃費が悪く、調子が良くない。

 

日本百名山 第81座 悪沢岳(荒川岳・東岳) 終わりました。

 

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

 

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山行記録  81.悪沢岳  その1

2012年09月01日 16時27分56秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年8月29日(水)

南アルプスの悪沢岳に登る。

 

悪沢岳(荒川岳・東岳)3141mは日本第6位の高峰であり、アプローチから山頂までハード。

一般的には椹島から赤石岳~悪沢岳を周回して登るケースが多い。

これを日帰りで行うとなるとなかなか面倒なことがある。

畑薙ダムからのバスは、東海フォレストの運営する山小屋に泊まらなくてはならない。

宿泊とバスがセットになるのである。

宿泊しなければならないということは・・・・日帰りが面倒な訳である。

椹島以外のコースとなれば小渋沢のコースが考えられるが、ここは腰までの渡渉を繰り返す

沢歩きになり自分の技量では無理。帰路で夕立でも降ったらもう戻れなくなる。

そのほか三伏峠や二軒小屋からのルートが考えられるがもうこれは体力的に無理。

 

ヤマレコなどの記録によると自転車を利用して登山する方法がある。

畑薙第1ダムに駐車、そこから椹島まで自転車で移動する方法。

 

そこで、今回はそれを参考に計画を立てた。

上手くいけば悪沢~赤石と周回できるかも・・・・・。

計画時は本気で考えていた。

結果は妄想だった。

 

前段が長くなってしまった。

28日、会社を早退し自宅をPM6:29に出発。

16号バイパスから厚木インター経由で新東名の新静岡から畑薙第1ダムへ。

到着がPM12時少し前。

第一の誤算。

出発は午前0時を予定していたので仮眠が全く取れなかった。

自転車を組み、サンドウィッチを掻き込み、急いで出発したがAM0:30をまわってしまった。

 

深夜の畑薙第1ダム・ゲート脇の駐車場。ありがたいことに月が出ている。

登山ポストに届を出し、自転車で出発。

登る前に自転車で足を使ってしまわぬよう、きついと思った登りは躊躇わず押す。

途中、黒い動物がガサガサしてびびった。

あれはなんだったんだろう?

 

気付いたら椹島を通り越し、滝見橋の登山口に着いてしまった。

あわてて椹島まで戻り始めたが、よく考えれば戻る必要は全くない。

自転車を道路脇に駐輪し、登山開始。

 

ところが歩き始めてすぐに「こりゃーだめだ。」と気付く。

自転車こぎで足にきていた。

牛の歩みで(普段でもそうだが)はーはー真っ暗な登山道を登り続ける。

遅すぎる。

清水平到着。

このベンチでうっかりと5分ほど寝込んでしまった。

起きてよかった。 

 

あたりは明るくなり始めたがまだまだ先は長い。

「千枚小屋まで3時間かよ!」

道標に毒づく自分がみじめ。 

見晴台下から木の間越しに赤石岳だろうか。

人声が聞こえるが上に行くのは控える。

先を急ごう。ここは帰りに見れば良い。

(つまり、この辺で赤石への周回はとうに諦めていた訳だ。) 

 

 地形図には池とあるが草原のよう。

 

 トリカブトがたくさん咲いている。

ここで1/7から始まっていた看板が7/7となった。

しかし、標高2500m。

まだ600mもあるではないか。

そろそろ、息絶え絶え。

 「おっ、富士山!」

なぜだか富士山を見ると元気が出る。

よし、頑張ろう。

 

千枚小屋到着。

ここで水を補給する。

今日は2.35Lの水とゼリー飲料4袋持ってきている。

その他、パン6切れと非常食である。

小屋の前から富士山がばっちり。

この小屋に宿泊したら素晴らしい夜明けが迎えられそう。

ふーん、素晴らしい。

しかし、まだ先は長い。

先を急ごう。

とっくに諦めていた赤石岳がドーンと聳える。

行ける訳がない。 

こちらは悪沢岳。

なんとか行けそうな感じ。

 

千枚岳到着。

ここからの富士山も素晴らしい。

まだまだ先だぞ、急げ急げ。

目の前に聳える悪沢岳。 

トラバース道の花畑。 

なかなか近づかない。 

赤石岳山頂にはガスがかかった。 

振り返ると千枚岳越しに富士山。

富士山は見えるとどうしてもシャッターを切ってしまう。 

 

丸山到着。

もう、悪沢岳は目の前。

 

<<<続く>>>

  

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今まで行った日本百名山・第71座~第80座のリストです。

2012年08月12日 06時30分00秒 | 日本100名山  山行記録

いままで行った日本百名山・第71座~第80座のリストです。

第71峰  [巻機山]   平成24年4月18日

その1
その2
 

第72峰  [八甲田山]  平成24年4月25日

その1
その2
その3

第73峰  [岩木山]  平成24年4月25日

その1
その2

第74峰  [木曽駒ケ岳] 平成24年5月23日

その1
その2

第75峰  [早池峰山] 平成24年6月7日

その1
その2

第76峰  [岩手山]  平成24年7月4日

その1
その2

第77峰  [幌尻岳] 平成24年7月10日

その1
その2


第78峰  [トムラウシ] 平成24年7月11日

その1
その2


第79峰  [白山]  平成24年8月1日

その1
その2


第80峰  [黒部五郎岳] 平成24年8月8日

その1
その2
  

 

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山行記録  80.黒部五郎岳  その2

2012年08月11日 06時20分18秒 | 日本100名山  山行記録

 平成24年8月8日

さあ、北ノ俣岳から目的の黒部五郎岳に向かうぞ。

笠と槍のとんがりに挟まれた黒部五郎岳。

遠いなあ。 

赤城平側の花畑。

白い花が多く派手やかではない。 

この辺はまだ調子良かった。

稜線散歩、るんるんであった。

 

赤城岳を通過。少しは近づいているのであろうか。

中俣乗越に向けどんどん下る。

中俣乗越の湿原。

ここからは登りが続くぞ。 

一つ越えてまた下り。

 

 薬師岳と赤牛岳の間に見える剣岳と後立山。

先日登った白山。 

 

ここいらで完全にばてた。

ルンルンではない。もうげろげろである。

とにかくご飯を食べて元気になろう。 

 

人が見えるところ、山頂と思ったが黒部五郎岳の肩だった。

がっかり。

こんどこそ山頂だ。

 カール越しに槍~穂高が素晴らしい。

もうすぐ。

 

やっと山頂到着。

黒部五郎岳・標高2839mの三角点。 

 

山頂標の向こうに薬師。

槍をバックに記念のパチリ1枚。

まともに撮れないほど疲れていていい加減だった。

北アルプスの北の端。薬師~剣~後立山~赤牛の山並。

カールに下る登山道がくっきり。 

五郎のカール。

左端正面は鷲羽岳。 

 

カールの奥に黒部五郎小舎が見えた。

どうだい。この眺め!

と、いいたくなるような槍穂高。

 

山頂のぐるり360度パノラマ動画 ↓

 

しかし長居はできない。

明るいうちに下山しなくてはならない。

なだらかだが登りの続く北ノ俣岳に向かう。

 

花など撮っている余裕はなかった。

 

途中、ガスが湧き心配した。

しかし、湧いては消え、湧いては消えの繰り返しだった。

黒部五郎を振り返る。

丸見えも良いが、少しガスがかかるとまた違った雰囲気になる。 

 

ガスが湧くと雷鳥がひょっこり。

北ノ俣岳に戻る。

ガスに包まれそうな黒部五郎岳。 

 

さあ、下るぞ。

 

避難小屋に向かってどんどん下る。

下る。

下る。 

 

 えぐれた登山道を避けて踏み跡が植生の中に広がっていく。

それを避けるために木道。

 

避難小屋に立ち寄り長靴を回収。

平日にもかかわらず、ずいぶん多くの宿泊客がいた。

 

水芭蕉が生えているドロドロ道。

 

寺地山への登り返しはけっこうきつかった。

あとは下りだけ。

ではなくて、何度も細かな登り返しがあり堪えた。

 

やっとのことで駐車場帰着。

長い辛い山であったが、稜線のパノラマ展望の散歩は最高の思い出となった。

機会があったら小屋泊まりでゆっくり歩いてみよう。

 

■今回のコースタイムです。

02:47 飛越トンネル駐車場
05:28 寺地山
06:15 北ノ俣避難小屋
08:01 北ノ俣岳
10:56 黒部五郎岳
13:40 北ノ俣岳
15:51 寺地山
18:02 駐車場帰着

 

■今日のルートです。クリックで大きくなります。

 

■そして今回の費用です。

2450円 道路通行料・行き  八王子IC~松本IC 
 300円 道路通行料      安房トンネル
 300円 道路通行料      安房トンネル
1750円 道路通行料      松本IC~八王子IC
4100円 ガソリン代(走行距離579km。燃費19.2km/L・ガソリン135円/Lとして)
---------------------------------------------------------------------
8900円 合計(飲食費含まず)

 

日本百名山 第80座 黒部五郎岳 終わりました。

 

 

さてさて、次はどこを目指そうか。

 

 

 

 

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山行記録  80.黒部五郎岳  その1

2012年08月10日 06時30分44秒 | 日本100名山  山行記録

 平成24年8月8日(水)

 

北アルプス・黒部五郎岳に行く。

この山に直接登る一般道はなく、縦走により訪れることが一般的である。

日帰り山行メインの私は、一番山頂に近いルートである飛越トンネルから飛越新道を通り

北ノ俣岳経由で黒部五郎岳をピストンで登るコースを選んだ。

ウェブでいろいろな記録を見ていると日帰りの記録は多く、なかには薬師岳もセットで

周る猛者もいる。

足が遅い私は(一般のハイカーと同じ速さはある。)、健脚の人の記録は参考にならない。

しかし、長く歩くことについては自信がある。(一般のハイカーと比較して長く歩く。)

妙なかっこ書きが多いが、要するに一般のハイカーより頑張れるはず・・・と信じているのだ。

 

深夜0時に飛越トンネル登山口を出発し、コースタイム通りに歩けばまだ明るい4時過ぎには

下山する事ができる・・・・・そんな今回の計画だった。

  

世の中、なかなかうまくいかないもので東京出発が前夜の8時半過ぎになってしまった。

途中、ほんの少し仮眠したこともあり、現地到着は2時位になってしまった。

朝ごはんのお稲荷セットを食べたり真っ暗なトイレにランタンをもちこみ用足しして

結局、出発は2時47分となってしまった。(これはカメラの記録時間:実際は2時42分)

これでは戻りが午後7時過ぎの計算になってしまう。

頑張らねばならない。 

 

真っ暗な山道をひたひた、ときどきずぼずぼ歩く。

物音がするとぎょっとする。

慌てて、ザックについているクマ避け鈴を鳴らす。

弱虫め。

夜明け前。

少し明るくなってきた。 

ひたすら登る。

明るくなってきた。

 

鏡平。

湿地の多い登山道。 

 

寺地山到着。

ここまで来るのに、けっこう登り下りが多い。

今日は、ぬかるみの多い登山道であることから長靴「かるかる」での登山。

 

目の前にどっかりと北ノ俣岳が見えた。

右端のひょっこり見えているのが目指す黒部五郎岳。

 笠ヶ岳~乗鞍岳~御嶽山の山並。

笠ヶ岳のアップ。

ずいぶんとんがっている。

だんだん見えてきた黒部五郎岳。

 

逆光になってしまったが薬師岳。

ここも登らなければならない山。 

そして薬師岳の西向こうに剣岳~大日岳の稜線か? 

 笠ヶ岳からの山並がいい感じに撮れた。

北ノ俣岳が少しずつ近づいてくる。 

 

北ノ俣避難小屋に到着。

 

冷たい水を補給。

今日は、往復に備えて2.35Lの水を準備したがここで消費した水の最後の補給。

宿泊者はすでに出発。

荷物もあるのでここをベースに行動する人もいるのであろう。 

 

小屋の外に下駄箱があり、そこにビニール袋に長靴をいれ置かせていただく。

スニーカーに履き替えた。

木道を進む。

登山道の荒廃がひどく、えぐれ、側を歩き植生を痛め、さらにえぐれの繰り返し。

そのため、一部木道を整備したのであろう。

この木道も積雪のせいか?支持してある木杭が抜け、痛みが始まっている。

究極の自然保護は人を歩かせないことだろう。

それはそれで現実離れしている。

難しい問題である。

そんな木道のそばの見事な湿原。

後方は寺地山。 

ようやく稜線到着。

薬師岳の大きな山容。

右端が目指す黒部五郎岳。

続く稜線の左端は鷲羽岳。

そしてその奥に槍ヶ岳が見える。

 

稜線から少し下ると縦走路。左に行けば薬師岳方面。右が黒部五郎方面。

まずは北ノ俣岳に向かう。

北アルプス、最高の展望を楽しみながらの縦走の始まり。

赤城平。奥は日本最後の秘境と言われた雲ノ平。

 

北ノ俣岳到着。

スニーカーも調子良い。

ここまではとても元気。

 

帰りに山頂で撮ったグルリ1周のパノラマ ↓

 

 

目指す黒部五郎岳はえらく遠くに見える。

しかも、中俣乗越へは恐ろしい下りだ。

下れば当然に帰りは登りだ。

 

しかし、気力は充分である。

いや、充分であった。

 

さあ、目指せ、黒部五郎岳へ。

 

 

<<<続く>>>

 

 

 

 

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北アルプス・黒部五郎岳の登山

2012年08月09日 11時13分37秒 | 日本100名山  山行記録

平成24年8月8日

北アルプスの黒部五郎岳 2839mに行ってきました。

北ノ俣岳より見た黒部五郎岳。

稜線の後ろに槍ヶ岳が見える。

詳しくは後でアップします。

 

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