おーちゃんの 「目指せ。日本200名山!」  そして最近、いい加減な家庭菜園 (^^♪ 

日本百名山トレッカー(悪名高い?)を目指して人生後半ラストスパート!

100座完登後は、200名山を目標に!

北アルプス・赤牛岳を目指して (^^♪ その③

2017年08月28日 05時13分38秒 | いろいろな山  山行記録

平成29年8月24日(木)

今日は、野口五郎岳から烏帽子岳をピストンで登りブナ立尾根を高瀬ダムに
下るコースを想定していた。結構、長丁場であるが裏銀座の素晴らしい展望が
楽しめるはずである・・・・・・・

朝から雨音がその気をそぐ。 

早出を予定していたので昨晩、弁当を作ってもらっていた。
1人、食堂でおにぎりを食べる。あまり食が進まない・・・・
自慢ではないが、食い気だけは人に負けない自信があるのだが
少し硬くなったおにぎり3つはきつかった。

昨日の失敗があるから(雨で出そびれる)今日は雨だろうが
何だろうが早出をするつもりだった。
乾いていない靴下に登山靴。履くのも気が進まないが、仕方
ない。小屋内で雨具を着込んで小屋の方にご挨拶して雨の降る
外へ出る。

本当に嫌な天気だが先に進もう。

東沢乗越までは下り基調。滑らないように気をつかう。
ここから登り返しとなる。

けっこう上り下りがある。

登山道を先にちょこちょこ行く鳥が岩の上に進む。
おおっ!雷鳥だ。
天気の悪い時に出てくると言われるが、見つけると
凄くうれしい。 

 

のんびりした稜線をイメージしていたが割とハード。

真砂岳下の分岐点到着。
予定では、ここから南の野口五郎岳に向かうことになるが
この先稜線でずっと風雨にさらされるのも嫌だな・・・・

5mほど登って、やっぱり竹村新道に逃げようと決断。
どうせ景色は見えやしないし、もう下山したい。 

 

根性なしの決断であったが、晴れた日に裏銀座縦走コースを
楽しみたいという思いは大変強い。
下るとなれば下るしかない。当たり前の話である。
この辺はお花畑であるが雨の日には、花に眼も行かない。

 

南真砂岳山頂。2713mの標高である。

何も見えやしない。少し戻って湯俣への道をさらに下る。

 

下る。下る。下る。 

 

だいぶ下ったところで少し視界が開けた。
どうやら硫黄岳(硫黄尾根)らしい。 

 

 晴れていればひょっとしたら槍ヶ岳が見えるかもしれない
などと考えながら・・・・下る。下る。下る。

とぼとぼ下っていると、後ろから一気に追い越された。
自分より1時間も後に水晶小屋を出発したらしい。
今日、始めた会った人だった。

 

湯俣岳は木々に覆われた丘という感じ。
もちろん展望はない。

 

下るにつれ眼下に湯俣川の谷が見え、時々、尾根がやせたり
笹原をつづらに下ったりしながら標高を下げる。

 

長い長い竹村新道の下りからやっと解放される。
湯俣温泉の晴嵐荘到着。ここでアンパンを3つ食べる。

雨も上がった。あとはダムまで平坦な道を進むだけだ。
下山した安堵感がたまらない。

高瀬川を渡ってダムに向かう。

 

吊り橋の先にあった道標。
古い表示(下から2番目)には、なんと北鎌尾根経由槍ヶ岳
とある。山好きにはたまらないクラシックルートである。 

 

 高瀬川沿いの道をてくてく進む。時々、河原も見える。

 

 名無避難小屋。側を流れる沢名が名無沢。

そして、林道の終点到着。

 

やがてダム湖が見えてきてロックフィルダムの高瀬ダムに帰着。

へろへろで到着後、頭の片隅にも七倉まで歩いて戻るなどありえない。
なんの躊躇もなくそこからタクシーを呼び、扇沢まで戻り車で帰京。

2泊3日で余裕のコースのはずであったが雨の読売新道の登りで
精魂尽き果てた。雨が続いて、楽しみだった裏銀座縦走路は
あっさりと断念。エスケープで下るだけの楽勝コースと思って
いた竹村新道のうんざりする遠さ。

散々の赤牛岳であった。

しかし、時折その姿を見せる雄大な北アルプスの景色は、再度・再々度
も訪れることになるだろうことは何の疑いもない。でも、雨はご免だ。

 

 

 

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コメント (4)
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