平成27年7月29日(水)
は~は~は~・ふ~ふ~ふ~~~
そこに山頂祠が見えた!
長かった早月尾根、延々登り続けた9時間。
えっ?9時間も???
とにかく今日は長丁場であるから焦らずに我慢の登りであった。
まさに午前9時、山頂に到着。
山頂には大勢の登山者が登頂の喜びを味わっていた・・・・と思う。
どっから登ろうとそれなりの汗をかかねばこの頂きに立つことはできない。
まずはお決まりのパチリ1枚。
去年には無かった祠。
再建されたのであろう。
残念かな、頭上には青空が拡がるが景色には恵まれなかった。
雲海の上に孤高の山頂だった。
がぶがぶ飲み続けたアクエリアスは飽きた。
途中の雪渓ですくってきた氷と一緒にとれば「氷レモン」
自分では最高の贅沢と思っている。
「良く頑張ったね。」
などと言ってくれる人がいないから心の中で呟いた。
しかし「剱岳チャレンジ 」はまだ半分である。
これから長い下りが待っている。
幸いなことに足を攣りそうな前兆はない。
なんとか今日中に下れるだろう。
そうそうに下山開始である。
こちらは前剱を経由して南に下るコース。
今日は、早月尾根のピストンでこちらに戻ることになる。
ちょろっと尾根筋が見える。
山頂では抜けていた青空であったがガスの中へ向かって下山となる。
カニのハサミでボルトに足を伸ばした途端に攣ってしまったらどうしよう。
そんなことを考えて「エアーサロンパス」まで持参してきた。
足は遅いものの痙攣は起こらない。
良かった。
眺めが良ければテンションは上がるのだが・・・。
また、雪とザバスで腹ごしらえ。
そんなこんなの下りでやっと早月小屋が見えてきた。
全行程の4分の3が終わった。
最後の下り。
コースタイムで馬場島まで4時間半ぐらい。
まだ先は長い。
登りでは暗くて気にならなかったがこんな巨木が・・・・。
屋久島を思い出す。
ひたすら下る。
一番きつかったのは「馬場島まで 1km」の表示板のあと。
やったね。
あと1kmか。
すぐだね。
あれ、まだかな。
おいおい、まだ下るのかよ。
うそだろ。
騙された・・・・・。
最後の1kmが一番長かった気がする。
ようやくと登山口に戻る。
ブログなどで有名な石碑。
本当、試練だね。
午後4時ちょうどに帰着。
出発から帰着まで16時間の苦行。
早い人の倍ぐらいかかったが、計画通りだったので大満足。
一応、早月尾根の日帰り達成ということに。
「大満足でしたか。またやりますか?」
「たぶんやらないと思います。けど・・・・・やっぱり絶対やなないよ!」
今日のコースです。 ↓
さあ、これからが大変だ。
東京まで400km以上。
最後の最後まで楽をさせてくれない剱岳であった。
追記
やっぱり、また剱に行こう。
剱沢にテントを設営してのんびりと楽しみたいな。
足を引っ張っる爺より
都会はもちろん、山だってどんどん変わります。
信仰登山の山だからお社は必須なんでしょう。
そして体力だって変わりますよ。
老化は加速するんです。
剱岳はともかく日本3大雪渓の「剱沢」だけは
泊まりがけで遊びに行きたい。
ハナタレ様は室堂周りのパウダーがご所望でしょうが
剱沢に入るにはあの雷鳥坂を登らねばならない。
登って滑り降りても登り返さねばならない。
体力がある内と言うことで来年5月にいかがでしょう。
今年11月の室堂もね。
なんだかんだいいながら若いですね~
まだまだ現役バリバリじゃないですか!!
動けるうちは頑張ります。
まだ、気力は残っています。
マコチャンにはぶっちぎられますが
神楽方面ではついていけるんでは
思っており、そのように努力します。
よろしくね。