おーちゃんの 「目指せ。日本200名山!」  そして最近、いい加減な家庭菜園 (^^♪ 

日本百名山トレッカー(悪名高い?)を目指して人生後半ラストスパート!

100座完登後は、200名山を目標に!

長靴デビュー

2011年09月10日 06時09分02秒 | 道具

9月7日 苗場山に行った時。

 

出発地の駐車場でゴアテックスの軽登山靴(スニーカーに毛が生えた程度のシューズ)を

履いて、いざ登山口に向かう。

このシューズは軽くて気に入っている。

ただし、くるぶしを完全には隠せず、軽い分、ヘビーユースは無理。

いざ、出発!

さて、ここが苗場山登山口。

ところが舗装道路からいきなり水がびちゃびちゃの登山道。

昨日まで降っていた雨のせいであろうが、この先こんな道が続くのか?

履いているシューズではいささか不安。

 

車にはおニューの長靴が積みっぱなしで入っている。

こいつだ。

ゴム製品で有名なオカモトの紳士スパイク長靴 ブラック。

なんでも山林作業に最適らしい。

 

あるブログを見ていたら、泥道や滑りやすい木の根には威力を発揮し、

たいがいの山登りはこの長靴で事足りる・・・・・・・とか

しかも値段が安く(確か商品は2400~2500円位)ワンシーズンで履きつぶしても

おしくなく、お勧め・・・・・・・・・というような内容であった。

 

人の意見に左右されやすい自分は、さっそく

「こいつはいいに違いない。とにかく購入してみよう。」

衝動買いしたが、車に積みっぱなしで出番がなかった。

 

そこでこの水じゃぶじゃぶの登山道の様子を見て

「よし!長靴登山のデビュー戦にしよう。」

と、靴を履き替えることとした。

 

新しい靴をはいて、さっそく水がびちゃびちゃの登山道に突入。

躊躇なく歩を進めることができる。

思っていたより軽いし、こいつは使えそうだ。

 

そんな第一印象。かなりの好印象であった。

 

確かに水たまりには強い。

どろどろのところも子供のように歩いていくことができる。

 

いいぞ。

いい感じだ。

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しかし・・・・・・

いつの間にか問題が明らかになってきた。

 

1.岩・石の間などに足を入れると安全靴ではないのでもろにサイドや足の甲など痛い。

2.靴紐で締めているわけではないのでフィット感に乏しい。
 言って見ればガバガバということ。

3.靴底は柔らかいのでスタンスに立つような使い方は不可能。

4.岩で滑るかも。なんか張り付くようなグリップ感がない。
 底にピンがついているためか。

5.このピンは、木の根には抜群に強い。
 しかし、厳密にいえば木の根や地面にインパクトを与えている。
 実際、岩で滑れば筋がつく。

6.岩や石の多い下りでは、痛いので足を下ろす位置に気を使う。

7.足裏に豆ができてきた。
 たぶんしっかりとフィットしないから足裏で歩くたびにピタピタと当たるからであろう。

8.舗装道路での感触が悪い。これは明らかにピンのせい。

 

で、登りの時はそうでもなかったが、下り始めると岩などで足が痛いし、足裏にマメ。

今回の山行は、そんなに距離を歩くところではなかったから、だましだまし下ってきた。

 

和田小屋からの下りは舗装道路であったが、もうよれよれ。↓ 

声こそ出していないが

「くそ~。足が痛えな。まだ下らなきゃ行かないのかよ。」

などと心の中で呟いていたころ。

 

水たまりやドロドロの道では相当の威力を発揮することは間違いない。

てかてかの泥道の下りでも尻もちの心配が少ない。

朝露に濡れた草があってもスパッツなど不要。

 

長所は登山靴の比ではない。

短所も登山靴の比ではないかも。

 

たとえば北海道のトムラウシなど短縮登山道の登り始めは泥道との格闘とある。

こんな時には欠点以上に長所が光るのかもしれない。

 

今一度、欠点対策として靴底の敷物(インソール)の調整や暑い靴下を履くなどして

長靴登山の再チャレンジを考えてみよう。

どろどろには最強なことに間違いはないのだから。

 

ほろ苦の長靴登山デビューであった。

 

 

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