『スーニオンに向かう。それには、南東からの風が欲しい。また、メロス島に向かう。それには、北東からの風が欲しい。』
二人は、話し合った。
『明朝、天候の情況を見極めたうえで決めよう。』
今の時節の天候は、変わり目に向かおうとしている。しかし、海上には、季節の名残りの北東よりの風が多いことは確かである。それに加えて岩礁の危険も考えなければならない海域でもある。また、バロス島からメロス島に向かう、この海域には、海賊も多い。
一行は、バロス島に着いて、三日目の朝を迎えた。主だった者たちで空と海を眺めた。空を流れる雲足は速い、海はというと波は、まだ、荒れがおさまっていない。風は、願ってもない、北東からの風だが、まだ、強く吹いている。帆を張っての帆走は、無理だと判断を下した。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yaho.gif)
二人は、話し合った。
『明朝、天候の情況を見極めたうえで決めよう。』
今の時節の天候は、変わり目に向かおうとしている。しかし、海上には、季節の名残りの北東よりの風が多いことは確かである。それに加えて岩礁の危険も考えなければならない海域でもある。また、バロス島からメロス島に向かう、この海域には、海賊も多い。
一行は、バロス島に着いて、三日目の朝を迎えた。主だった者たちで空と海を眺めた。空を流れる雲足は速い、海はというと波は、まだ、荒れがおさまっていない。風は、願ってもない、北東からの風だが、まだ、強く吹いている。帆を張っての帆走は、無理だと判断を下した。
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