トカデス、ルカデスの二人が、入り口の戸を開いて、一行を浜小屋の中に招じ入れた。しん張り棒方式の窓を開ける、光が小屋の中に射し込んでくる。浜小屋の広さは、ざあ~っとみて、たたみ30畳を超える広さがあった。
『いかがです、統領。』 とオロンテスが言う。
『う~ん、これは、なかなかいい。イリオネスどうだ。』
『え~え、にわか造りにしては、なかなか良くできている。トカデス、ひとつ聞く、いいか。雨露には、これで充分と思うが、この浜に吹く風に耐えられるかな。』
イリオネスの質問であった。
『はい、建てている間に、とても風の強い日がありました。その風で考えて、如何なる風が吹いても耐えれる強度に仕上げてあります。』
『そうか、判った。』
質問のやり取りを聞いていた周囲の者たちは納得したようであった。
アエネアスは、二人の労をねぎらい、イリオネスに声をかけた。
『いいだろう。トカデス、ルカデス、ご苦労であった。ありがとう。早速、今日、昼から使わせてもらうぞ。イリオネス、午後の打ち合わせ会はここでやる。いいな。』
『判りました。トカデス、ルカデス、両人ご苦労であった。』
アエネアスは、ふと胸に浮かんだ思いをオロンテスに告げた。
『オロンテス、この林の向こう側に、この浜小屋の3分の2くらいの広さの小屋を3棟ほど建てたらどうかと考えている。決まったら打ち合わせる、そのときはよろしく頼む。』
『判りました。』
話のやり取りのあと、一行は引きあげた。
『いかがです、統領。』 とオロンテスが言う。
『う~ん、これは、なかなかいい。イリオネスどうだ。』
『え~え、にわか造りにしては、なかなか良くできている。トカデス、ひとつ聞く、いいか。雨露には、これで充分と思うが、この浜に吹く風に耐えられるかな。』
イリオネスの質問であった。
『はい、建てている間に、とても風の強い日がありました。その風で考えて、如何なる風が吹いても耐えれる強度に仕上げてあります。』
『そうか、判った。』
質問のやり取りを聞いていた周囲の者たちは納得したようであった。
アエネアスは、二人の労をねぎらい、イリオネスに声をかけた。
『いいだろう。トカデス、ルカデス、ご苦労であった。ありがとう。早速、今日、昼から使わせてもらうぞ。イリオネス、午後の打ち合わせ会はここでやる。いいな。』
『判りました。トカデス、ルカデス、両人ご苦労であった。』
アエネアスは、ふと胸に浮かんだ思いをオロンテスに告げた。
『オロンテス、この林の向こう側に、この浜小屋の3分の2くらいの広さの小屋を3棟ほど建てたらどうかと考えている。決まったら打ち合わせる、そのときはよろしく頼む。』
『判りました。』
話のやり取りのあと、一行は引きあげた。