トリタスは話を続けた。
『私は、あのようにでっかいアーモンドの大群生を見たことはない。実にでっかい!東西に120歩、南北に80歩にわたる大群生地です。考えられるアーモンドの樹の本数は、300本をくだらないと思われます。いかがです、統領。上り坂、下り坂、もうひとつの『さか』の『まさか』です』
『何っ!なんとっ!そんなにでっかい大群生か。それはすごいっ!』
アエネアスはウシロにのけぞった。手にしていた酒杯を放り投げて、アエネアスを支えた。一緒に聞いていたキノンも、荷役の者も話を聞いてたまげていた。
『そのような大群生、俺は、この目で見てみたい。トリタス、明日の朝、朝めし前に、なんとしても見に行く。イリオネス、キノン、お前らも一緒に来い。トリタス、明日の朝は、早だちで見に行く、案内を頼む』
『判りました。私の肩の荷が、これでひとつおりました。統領、明朝、もう一度大感動ですよ』
彼らは、野ウサギの肉をほうばりながら、アーモンドの大群生の話に花を咲かせた。
『私は、あのようにでっかいアーモンドの大群生を見たことはない。実にでっかい!東西に120歩、南北に80歩にわたる大群生地です。考えられるアーモンドの樹の本数は、300本をくだらないと思われます。いかがです、統領。上り坂、下り坂、もうひとつの『さか』の『まさか』です』
『何っ!なんとっ!そんなにでっかい大群生か。それはすごいっ!』
アエネアスはウシロにのけぞった。手にしていた酒杯を放り投げて、アエネアスを支えた。一緒に聞いていたキノンも、荷役の者も話を聞いてたまげていた。
『そのような大群生、俺は、この目で見てみたい。トリタス、明日の朝、朝めし前に、なんとしても見に行く。イリオネス、キノン、お前らも一緒に来い。トリタス、明日の朝は、早だちで見に行く、案内を頼む』
『判りました。私の肩の荷が、これでひとつおりました。統領、明朝、もう一度大感動ですよ』
彼らは、野ウサギの肉をほうばりながら、アーモンドの大群生の話に花を咲かせた。