笑い声大笑いとなり春近し あきオジ

菜の花も気になる季節ですね。
千葉辺りでは早咲の品種がさき始めているのでしょうね。

その時期にはその花を
それで充分です。
先走りすることなく
その場にふさわしい咲き方をしてくれればいい。

それにしても菜の花の黄色が楽しい。
「いちめんの菜の花」の中にいる
自分は菜の花色になるのですね。

そう思っただけで、まじりっ気のない黄色が
待ち遠しいですね。
昭和記念公園では、変わった品種の花を最近植え始めました。

今年はどうなのでしょうか。

風船海を渡るそれだけのこと あきオジ

昭和記念公園の桜もつぼみの姿が見え始めました。
そうなる桜並木は薄っすらと全体がピンクに
見えてしまう。
それが不思議ですね。

思いたいように思えてしまい
見たいように見てしまい
それしかないと決めてしまう。

よくある過ちですね。

春空に投げ飛ばしたる帽子みゆ あきオジ

もう、春ですね。
カタクリも咲く準備をしているし
カメラマンもレンズを磨いている。

そんな日だまりのある風景が目立ちますね。

「日だまりにじっとしるすべてのもの」は
優しさに輝いています。
とても嬉しいですね。

このままでいいと思えば雲は春 あきオジ

「まあ、いいか」とあっさり諦めるのが自分流
「それでいいのだ」と思い、
何ごともも、自分流に捻じ曲げたりしない。
それは当面のやり方。
どうなるかわからないが
困ったら、また、新しい言葉を見つけているのだろう。

そう人生は成長ではなく「脱皮なのだ」

雪つづき見え隠れする墓標かな あきオジ

ビルが建ち
ビルが壊されるように

人の人生も新しい人たちのステージが準備され
自分のステージは失われていく
２０年も経てば自分が存在していたことなど記憶する人もなくなるだろう。
だとすれば
何をあくせく
未練たらしく
子孫にものを残したり
書物にしようなどと
こだわる必要などのどこにもない。

でも「自分の物語は自分のために必要なのですね。」