青き花磁石のように北を向き あきオジ

今日も一日何をしたかわからないうちに終わりました。

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今日は、昭和記念公園に出かけました。
天気予報では温かくなるということでしたが
手袋が必要な風の冷たさでした。

そんなことで期待した桜はつぼみのままでした。
「あしたがある」のですね。

池に浮かぶ桜揺れて流れゆき あきオジ

ガラスや水面に映る桜
なぜか、そちらが本物のように思えるです。

そんな錯覚が嬉しいですね。
本物は隠すけれど
映されたものは、本物でようで本物ではない。

菜の花の海に埋もれてたかいびき あきオジ

願望幻想
何となくそんなイメージが浮かびました。
でも、菜の花の匂いを知っている人は
「あり得ない」でしょうね。

現実を捻じ曲げると
いつもどんでん返し

そんなものかもしれませんね。

今日の俳句

江戸時代ののびやかな気分が伝わる
お気に入りの句です。

なぜか、「釣鐘に・・・」とこの句は
好きなのです。

好きには理由はないのですね。

菜の花は段々だんと濠に入り あきオジ

濠の中になだれ込むような量感が素敵ですね。

白と黄色のコントラストが鮮やかな風景で一枚。

極楽は菜の花畑に隠れおり あきオジ

歯の花は過剰にならず
強烈にならないのに
圧倒的な気分で包み込む不思議な力をもっていますね。

皇居のあちこちの濠に育っています。