みぞれふるビルの谷間の寒椿 あきオジ

今日は寒い一日でした。
三月になって雪
転ばないように及び腰で歩きました。

温室のランは別世界の存在
それもいいかも。

あれもこれも干してしまえ春日和 あきオジ

神代植物公園の椿です。

・・・・・

深刻ぶらず
技巧的にならず
それでいて楽しい

そんな俳句知りませんか？

現代の日本人は難しく
技巧的にするのが好きなのでしょうか？
最近の俳句雑誌を開くと

自分だけ分かっている
あるいは
わざと理解を拒否するような句が目立ちます。
そういう人はそういう仲間と楽しんでください。

自分は野暮ったいぼんやりおやじのひとり言
その路線でいきます。
それでいいのです。

福寿草夢見る顔になるひなた あきオジ

どうでもいいことなのに
どうにもできない

ちょっと焦った気分になる

花のたよりとはそんなことが含まれているのです。

石仏に血潮かかるか寒椿 あきオジ

きっと、椿を縁起が悪いとか
あれこれ言うのは、どこかに企みがあったのでしょう。

「潔い」という裏返しもあると思います。
それぞれの花に何の怨みがあるわけでもないのに
勝手に物語を押し付ける。

何と身勝手な・・・・
でも、それだから膨らんでいく。
それでいいのですね。