あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

何となく経読む坊主のくさめかな   あきオジ

2010-11-18 18:44:31 | 日記
師走の夜の吊鐘ならす身となりて  放哉

師走の夜のつめたい寝床が一つあるきり  放哉

(「帰る」家がある。それだけでも安心が得られるものですね。この句を読んで、そんなことを思いました。)

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西行は櫻の下で亡くなることを願っていましたが、私はコスモスに埋もれたいですね。
そうはいかないとしても、思いめぐらす。それだけでも嬉しいものです。

秋の夜は寒山拾得きめこんで  あきオジ

2010-11-18 07:17:39 | 日記
寒山拾得
よく分からない人物なのですが
二人のことは知らないのに
知られている。
不思議ですね。
でも、人里離れたところで
悠々自適な生活をしている
「仙人」に憧れるのは東洋人の血なのでしょうか。

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絵を描いています。
こっそり写真の間に紛れ込ませています。
お楽しみください。

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御仏の黄な花に薫りもなくて  放哉

山登りきて山の唄うたう  放哉

(最近、格調高い句よりも、当たり前の景色をそのままにした句が好きですね。ひねり技は好きではありません。どうしてでしょうかね。)

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これはこれそれはそれの秋しまい  あきオジ

2010-11-18 06:46:25 | 日記
腹あしき僧こぼし行く施米哉  蕪村

(大意 怒りっぽい貧僧が、コメの支給が少なかったことにぶつぶつ文句を言いながら歩いて行く。背負った袋から、大事な米をぱらぱらとこぼしているのに気付かずに。「施米」は平安時代の六月に、朝廷が山寺の貧しい僧に施した制度のこと。)

(絵になる景色ですね。蕪村の軽快な筆致で描かれた絵に出てきそうですね。傍観的に「絵になりそう」そんな思いの句のように思えます。)

山間の造り酒屋に時雨かな  あきオジ

2010-11-18 06:30:33 | 日記
青梅線沢井駅前の古民家です。
今は造り酒屋の敷地におさまっています。

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秋風や桐に動(うごい)てつたの霜  芭蕉

東にしあわれさひとつ秋の風  芭蕉

(ときどき芭蕉は室内で外の空気を想起して俳句を作っていたのではないかと思うことがあります。体感されたリアリティが感じられないことがあるからです。どうしてでしょうか。この句なども句会で発表され、その後、何度も、言葉を選び直し、構想を練り直したのではないと思います。素人があれこれいうのもおかしいのですが、構想的美学が芭蕉の中心ではないかと思うのです。どうなのでしょうかね。まだ、読み始めです。あれこれ決めつけることないでしょう。何しろ、句を拾うのは楽しみなのですから)

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寒くて起きるのが辛くなってきました。
いつもきの時期から夜型にシフトしているのですが
夜は早く寝たいし・・・
年寄りは生活のコントロールが案外難しいのです。


何を待つこともなけれど秋の駅  あきオジ

2010-11-17 20:29:11 | 日記
沢井の駅前の店でメニューを見ている人がいました。
でも、残念ながら今日は定休日でした。

そんなとき電車を待つ時間が長いのです。
それはそれで楽しいですね。
撮った写真を覗いたり
観光地らしくない
さりげない光景に目を向けたり
写真にしたり
それがいいですね。
肩がはらない写真
ゆるい写真も面白い。

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心からしなのの雪に降られけり  一茶

(あたたかい心根、そして、故郷への思いや、自然に向かっての謙虚さ。いいですね。)

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絶景も高所恐怖症の泣きどころ  あきオジ

2010-11-17 20:18:10 | 日記
御嶽の橋です。

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最近、俳句作りが面倒になりました。
形式が内容を決めてしまうのですね。
しかも、季語が必要だとか・・・
伝統芸能でいいとすればそこまでの話ですけれど。
芸術家をめざしているわけでもなく
俳人になることなど考えたこともない。

かといって、詩人にもなれない。

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好きにしたらどうですか・・・?

はい、そうします。

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初雪や古郷見ゆる壁の穴  一茶

うら壁やしがみ付たる貧乏雪  一茶

(貧乏雪とはどんな雪?そんな思いがしますが、知る人ぞ知るのでしょう。ときおり、一茶の世俗的表現を「もっと、素直な表現でいいじゃないの}と言いたくなります。きっと、新しさを模索し、土俗性を「ねらい」としたのだと思います。「そんな無理しなくてもいいじゃない。」と言いたくなりますね。ちょっと痛々しい。)

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朝日さす流れに伸びる烏瓜  あきオジ 

2010-11-17 20:09:09 | 日記
渓流に沿った遊歩道にミカン
多分・・・。
わかりません。

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飯のうまさもひとりかみしめて  山頭火

大空の下にて御飯ひかり  山頭火

(これほど握り飯をうまそうに歌った俳句をしらない。当たり前の言葉だけをつかった俳句いいですね。)

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とりとめのない話を久しぶりにしました。
ときには意味のない
会話だけを楽しむ。
それって、ことのほか難しくありませんか?

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一面の紅葉が見送る御嶽駅  あきオジ

2010-11-17 07:28:21 | 日記
御嶽の駅には懐かしさが溢れていますね。

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はつ雪を煮喰けり隠居達  一茶

春風や鼠のなめる角田川  一茶

(季節を感じる句はいいですね。ときの流れを感じますし、すべてのものは変化し変わり、そして世代交代をする。そんなことを教えてくれます。それにしても、生きていく人や動物の変化についての観察がいいですね。嬉しくなるような風景です。)

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