あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

銀杏散る窓に記憶を貼り付ける  あきオジ

2010-11-14 20:34:37 | 日記
昭和記念公園の紅葉です。
最後のひとひかり
そんな感じですかね。

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土間口に夕枯野見ゆ桃色に  金子兜太

少年の放心葱畑に陽が赤い  金子兜太

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さあ、明日は何をしようか
今日の積み残しがいっぱいあります。
それでいいような
これでは困るような
年をとると優柔不断というより
判断をする材料がないのです。
狼狽、そうそんな感じですかね。


干し柿が数珠のごとくに夕日さし  あきオジ

2010-11-14 19:02:41 | 日記
塩山のころ柿の写真を撮って
一仕事終えた気分です。
「朝日のように爽やかに」
「あきオジのひとりごと」にもアップしました。
機会があったらご覧ください。

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秋風の石を拾う  山頭火

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昭和記念公園はあっという間に紅葉がピークですね。
この美しさが永遠ではないところが自然ですし
面白いですね。

また、正月がきて
桜が待ち遠しい季節になりますね。


雲映す池に浮かびし紅葉かな  あきオジ

2010-11-14 18:57:57 | 日記
草枯れて狐の飛脚通りけり  蕪村

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昭和記念公園は人がいっぱい
日本人は紅葉が好きなのですね。
でも、いいですね。

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日本庭園でお茶をいただき
帰りに「あんみつ」をいただき
血糖値が上がってしまうことを恐れず
好きなことを好きなだけ
意味不明なことを言い訳にして楽しみました。

それでいいかも・・・・

恵林寺を禅寺としる風のころ  あきオジ

2010-11-14 06:18:03 | 日記
塩山市の恵林寺の庭です。
水が引かれており
涼しげです。
庭は紅葉しています。

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菊作り汝は菊の奴かな  蕪村

(言い得て妙、今の季節、ピンセットで手入れしている姿が見えてきますね。)

むら紅葉会津商人なつかしき  蕪村

落穂拾い日あたる方へあゆみ行く 蕪村

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最近、絵手紙を描いているのですが
時間的余裕がないというか
その気にならないので
なかなかです。

でも、その気になっただけでも大きな進歩です。

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「天狗様」敬語が出てくる紅葉みち  あきオジ

2010-11-14 05:57:57 | 日記
首に弁当秋の峰など山が聳え  兜太

曼殊沙華どれも腹出し秩父の子  兜太

あけびの実軽しつぶとして重し

(この辺りの句なら、いかにも俳句という感じで、「なるほどね」という思いですね。いかにも秩父の雰囲気ですね。でも、どれも周到に計算された技巧があるようで現代短歌だなあと思います。)

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柿食べてあるく甲州上天気  あきオジ

2010-11-14 05:47:11 | 日記
なつめたわわにうれてここに住めとばかりに  山頭火

まづたのむ柿の実のたわわなる  山頭火

(其中庵での生活が始まったときの新鮮な気分になっているときの句だと思います。期待感が見える新鮮さがいいですね。しかも、柿の季節です。そんな偶然でした。ですから、朝から気分がいいですね。)

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昨日、塩山の岩波農園の柿の写真を撮りに行ったのですが、柿は渋さが抜けず、食べごろは12月だということで、食べることができませんでした。「食べることができないとなると食べたい」のです。12月になったら、もう一度出かけましょうか。


秋深き駅舎に入りぬ老夫婦  あきオジ

2010-11-13 06:52:43 | 日記
江ノ島駅です。
かつては病気療養の人が暮らした地域なのでしょうが
最近は、観光地ですね。
鎌倉の雰囲気は奥の方におさまり
いかにも観光地という匂いだけが表にでています。

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襟巻の浅黄にのこる寒さかな  蕪村

(この「浅黄」には、薄い青色というイメージがありませんね。葱からきているようですが、ピンときません。このような色彩に関して日本人は微妙なところまで使い分けるし、それが湿り気があるとか濡れているとか、そんなことにも敏感です。「万葉時代の色彩」とか「蕪村のおける色の研究」などという研究もあるのでしょうね。私はそこまで興味がもてません。でも、ちょっとだけ面白そう。「赤」とはどのような色を示すか、調査すると面白いでしょうね。)

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