平和への希い833 戦後72年
「一国二制度」の行方 2017.7.2.
昨日7月1日は、20年前の1997年に香港がイギリスから返還された日です。
イギリスがアヘン戦争で、負けた「清国」に、賠償の一環として租借権を強要して以来、香港は英国の支配
のもと、「東洋の真珠」と言われ、経済や観光などアジアにおける世界に開かれた大都市になった。
返還当初、中国は香港経済の重要性を尊重し、香港の政治には原則不干渉の立場をとり、いわゆる、高度な
自治を保障した「一国二制度」が香港政治の基本となった。
ところが、中国経済の急速な成長で、外国企業の「モノや人の流れ」が、香港経由から直接中国本土に変り、
香港の中国国内での「経済的地位(益内総生産GDP)」が下降、上海や北京などに抜かれた。
中国政府にとって、利用できた「香港の役割」は終わったということでしょう。
習近平指導部は、中国共産党に批判的な書籍を扱った書店主を中国本土に拉致する等、露骨に「一国二制度」
を揺さぶり、着々と「一国一制度」にまい進しているようです。
民主化を望む国民との落差は大きい。安倍1強とは比べ物にならない「独裁政権」と香港、そして13億人の
国民。
数々の歴史事実と似ている場面ですが、人類は、自由・民主主義・人権・平和の行方に重要な局面を迎えて
いる気がします。歴史の教訓を活かして、平和的に解決されるよう、心から祈っています。
ウォーキング中に出会った花々です。




7月2日「今日は何の日カレンダー」より
うどんの日(香川県生麺事業協同組合1980)
◆半夏生(はんげしょう・雑節の一つ。夏至から十一日目。田植えの終期)
▲新田義貞、敵兵の矢に当たって倒れ、自決。37歳(1338)▲バーモント州、初の奴隷廃止(1777)
▲前年8月にイギリス人が薩摩藩士に殺傷された「生麦事件」に激怒した英国政府は、犯人の引き渡しと賠償金
を求めたが、薩摩はこれを拒絶。鹿児島湾で英戦艦と交戦 [薩英戦争](1863)
▲パスツールの予防注射、成功(1881)▲ツェッペリンが初の硬式飛行船の試験飛行に成功(1900)
▲一僧侶の放火で鹿苑寺金閣寺炎上(1950)▲アメリカ、市民権法成立(1964)
▲東大全共闘結成。安田講堂バリケード封鎖(1968)▲南北ベトナム統一(1976)
「一国二制度」の行方 2017.7.2.
昨日7月1日は、20年前の1997年に香港がイギリスから返還された日です。
イギリスがアヘン戦争で、負けた「清国」に、賠償の一環として租借権を強要して以来、香港は英国の支配
のもと、「東洋の真珠」と言われ、経済や観光などアジアにおける世界に開かれた大都市になった。
返還当初、中国は香港経済の重要性を尊重し、香港の政治には原則不干渉の立場をとり、いわゆる、高度な
自治を保障した「一国二制度」が香港政治の基本となった。
ところが、中国経済の急速な成長で、外国企業の「モノや人の流れ」が、香港経由から直接中国本土に変り、
香港の中国国内での「経済的地位(益内総生産GDP)」が下降、上海や北京などに抜かれた。
中国政府にとって、利用できた「香港の役割」は終わったということでしょう。
習近平指導部は、中国共産党に批判的な書籍を扱った書店主を中国本土に拉致する等、露骨に「一国二制度」
を揺さぶり、着々と「一国一制度」にまい進しているようです。
民主化を望む国民との落差は大きい。安倍1強とは比べ物にならない「独裁政権」と香港、そして13億人の
国民。
数々の歴史事実と似ている場面ですが、人類は、自由・民主主義・人権・平和の行方に重要な局面を迎えて
いる気がします。歴史の教訓を活かして、平和的に解決されるよう、心から祈っています。
ウォーキング中に出会った花々です。




7月2日「今日は何の日カレンダー」より
うどんの日(香川県生麺事業協同組合1980)
◆半夏生(はんげしょう・雑節の一つ。夏至から十一日目。田植えの終期)
▲新田義貞、敵兵の矢に当たって倒れ、自決。37歳(1338)▲バーモント州、初の奴隷廃止(1777)
▲前年8月にイギリス人が薩摩藩士に殺傷された「生麦事件」に激怒した英国政府は、犯人の引き渡しと賠償金
を求めたが、薩摩はこれを拒絶。鹿児島湾で英戦艦と交戦 [薩英戦争](1863)
▲パスツールの予防注射、成功(1881)▲ツェッペリンが初の硬式飛行船の試験飛行に成功(1900)
▲一僧侶の放火で鹿苑寺金閣寺炎上(1950)▲アメリカ、市民権法成立(1964)
▲東大全共闘結成。安田講堂バリケード封鎖(1968)▲南北ベトナム統一(1976)