平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2299 戦争は地獄

2021-08-07 12:31:48 | 日記

5日、NHKラジオ深夜便「明日へのことば」で、太平洋戦争中、岩手・釜石捕虜収容所長だった祖父
を持ち、「ニューズウィーク日本版」記者をされている、小暮聡子さんが、母方の祖父・稲城誠氏の戦犯に
ついて、苦悩されてこられたことを、お話しされていた。
祖父の遺した記録は、「戦争中の捕虜の苦痛を思い、自分の収容所から多数の死傷者が出たことを悲しんだ。
その遺族の人達の嘆き、怒りを想像すると、石を持って打たれてもいいと思った。だが、罪を犯したとは、
どうしても考えられなかった」というもので、高校2年の時に知った。
(多数の死傷者が出たのは、終戦間近、連合軍艦隊の艦砲射撃で、32人の捕虜が亡くなった時のこと)

戦犯の孫であることのショックから「本当に、どんな悪いことをして、戦犯となってしまったのか、捕虜
だった方々を訪ね、事実を確認し、孫としてどのように謝罪できるのか」と、模索が続いた

28歳の祖父が所長だった釜石収容所には、日本製鉄釜石製鉄所で働く連合軍捕虜400人が管理されていた。
戦犯容疑は、艦砲射撃された時の「安全管理責任や捕虜への不法待遇」が問われ、「B級戦犯」とされ、
巣鴨プリズンに、東条英機等A級戦犯とともに、5年半拘禁された

「祖父が、なぜ戦犯になって、裁かれなければならなかったのか」と、オランダやアメリカに残る釜石で捕虜
だった方々を訪問、面談をし、「孫として、どう謝罪すべきなのか」という悩む真摯な小暮さんのお気持ちが
伝わった方もあって、アメリカの捕虜だった一人の方が、小暮さんに、
「私が、最も申し訳なく思うのは、君がこんなに傷ついていることだ
戦争は地獄だ。単なる地獄だ、それ
以外の何もでもない」と、語っている。
小暮さんのお祖父さんは、「勝っても負けても、戦争ほど、愚かしく、残酷で、むなしいものはない」と書き
残している。
A級戦犯の岸信介の孫、安倍晋三氏は、「集団的自衛権」で愚かな戦争への道筋を作っている。許せない。
戦争では、絶対、「国民の命と平和な暮らし」を守れないことを、政治家は、肝に銘じるべきなのだ

ウォーキング中に出会った花。日が付く花。日日草、百日草、百日紅、千日紅、夕日。

8月7日「今日は何の日カレンダー」より 立秋、鼻の日、花の日、バナナの日、仙台七夕
▲江戸火消し、誕生(1720)▲厚岸にやってきたロシア使節の要求を松前藩が拒否(1779)▲ブルボン家に代わり、
オルレアン家のルイ・フィリップが王座に。「30年憲章」のもと立憲君主制に(1830)▲非戦論のはじまり
(1900)▲神宮プールで第1回日米対抗水泳競技大会開催(1931)▲ガダルカナルの戦闘はじまる(1942)
▲東京通信工業(現・ソニー)が初のトランジスタラジオ発売(1955)▲有珠山噴火(1977)▲熟年のオリンピッ
ク第1回マスターズ・ ゲームズの世界大会開幕(1985)▲毛利さんら3人が日本人初の宇宙飛行士候補に。
毛利さんの飛行は1992年(1985)▲第10回国際エイズ会議が横浜で開催(1994) ▲多摩川にアゴヒゲアザラシ
「タマちゃん」(2002)▲北京でのサッカーアジア大会で日本が中国破り優勝、観客が反日騒動(2004)
▲兵庫・丹波市でティタノサウルスの全身化石発見、丹波竜と命名(2006)▲台風8号台湾で死者数百名の
被害(2009)▲イチロー日米通算3000本安打達成(2016)