平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

 平和への希い2320 テロの泥沼から抜け出すために 

2021-08-28 11:31:00 | 日記
26日、アフガニスタンの首都カブールで、「イスラム国」の分派「ISIS-K」による自爆テロがあり、
米兵13人含む100人超の死者、負傷者多数という痛ましい事件が起きた。
バイデン米大統領は、「米兵など殺害の代償を払わせる」と、国民の支持を得るためにアピール。
20年前の、2001年9月、アメリカで同時多発テロ。当時の大統領「ブッシュ(息子)」も、
「同時多発テロの犯人と支援者を処罰する」と表明、怒りと悲しみの国民は、全面的に支持。
同時多発テロの犯人の首謀者「オサマ・ビン・ラディン」を匿っていたアフガニスタン・タリバン
政権が、ビン・ラディン引き渡しを拒否、米のアフガン攻撃で、タリバン政権は崩壊、ゲリラ戦争が
20年続く。(ビン・ラディンを、2011年5月に米軍が殺害)
一方、ブッシュは、テロ支援している、イラク・フセイン独裁政権に、大量破壊兵器を隠し持っている
という「ガセネタ」をでっち上げ、2003年イラクを攻撃(イラク戦争)、フセイン政権を打倒、
フセインは裁判で死刑、しかし、大量破壊兵器は見つからなかった。
米中心の連合国や、イラク新政府のイラク統治は、フセインに忠誠を誓っていた者や、イスラム過激派
の爆弾テロなどで、うまくいかず、イスラム国という過激派組織が台頭、イラク戦争の混乱の中から
「イスラム国」が生まれてしまった。
イスラム国から分派した、「ISIS-K」は、異教徒を標的とし、暴力を推奨、厳格な「イスラム原理
主義」による統治を目指しており、タリバンのイスラム原理主義は「なまぬるい」と、タリバンも敵と
見て、攻撃する。
アメリカと合意して、政権樹立したタリバン政権をヤッツケテ、厳格な「イスラム原理主義」による
統治国家を創るつもりなのだ。
テロの泥沼は、続く。
言えることは、テロリストを産んだのは、戦争である、ということ。
中東の石油利権を、植民地帝国が、武力で奪い取り、多くの命と日常生活まで奪われた民衆は、絶望
のなかで、「ウラミ」を膨らませ、テロ行動でしか、強大な武力国家に立ち向うことは出来なかった
バイデン大統領の「代償を払わせる」ための、武力報復では、テロの連鎖を断ち切れない。
いかなる凶悪集団であろうとも、自分達が生んだ責任もある、国連の土俵に引き上げて、話し合いで
決着を図るようにしな限り、テロは無くならない。
バイデン大統領は、世界の政治家と一緒に、テロ集団を国連の土俵に引っ張り上げるために力を尽す
べきであり、日本政府も、力を尽すべきなのだ。「許せない、断固テロを非難する」など意味のない
声明など出して、物笑いにされないようにして欲しい

8月28日「今日は何の日カレンダー」より 民放テレビスタートの日、にわとりの日(毎月)
▲秀吉、大阪城築城開始。1591年完成(1583)▲国産初のバイオリン完成(1880)▲第1回国勢調査発表(1921)
▲アメリカ軍、日本に上陸 (1945)▲日本テレビ、民間テレビ第一号として午前11時20分から放映開始。
初のテレビCMは服部時計店(精工舎)の正午の時報(1953)▲全米テニス選手権で、日本人初優勝(1955)
 ▲ボリショイバレエ団日本初公演(1957)▲人種差別撤廃のワシントン大行進(1963)▲平塚市の団地でピアノ
騒音母子3人殺害事件(1974)▲三越の古代ペルシア秘宝展はほとんどニセモノと判明(1982)▲初の「気象予報
士」国家試験が行われる。合格率は18%(1994) ▲ソ連・サハリンの大やけどした3歳児札幌で手術(1990)
▲英・チャールズ王太子とダイアナ妃離婚(1996)▲バラク・オバマ氏民主党の大統領候補に(2008)
▲宮崎駿アニメ監督にアカデミー名誉賞 1990年受賞の黒沢明監督についで、2人目(2014)