2023年1月1日現在の、日本人の人口は、約、1億2240万人。前年より、約80万5千人減った。
少子高齢化などで、生れてくる人数より、亡くなって行く人数が、80万人多いのです。
大まかにいうと、チジコマッテって行く日本の社会を、外国人約299万人の方々が、経済や社会の担い手
として、支えてくれていて、人口減少の日本は、何とか持っている、という構図でしょうか。
今朝、NHKラジオで、田中秀征(福山大学客員教授、元経済企画庁長官)さんが、故石橋湛山元総理の
の「小日本主義」のこと、話されていました。
日露戦争から約8年経つ、1913年頃、日本は、欧米列強に飲み込まれまいと、朝鮮半島、中国を舞台に、
帝国主義、植民地主義の政策を展開、軍拡路線まっしぐらの頃でした。
ジャーナリストだった石橋湛山は、帝国主義、植民地主義で、日本を拡張して行こうという「大日本主義」
政策を否定し、産業主義・自由主義・個人主義を柱とする「小日本主義」を提唱したのです。
インド植民地政策で、赤字のイギリスが、「小イギリス主義」の気運が高まっていたことの影響を受けたもの
で、朝鮮、台湾などの植民地経営のための、行政・軍事コストは大きく、赤字になっている、だから、朝鮮や
台湾の領有をヤメテ、独立させ、日本は、日本国土のみの、軍事負担が小さい「通商国家」として、繫栄を
目指すべき、という考え方なのです。
しかし、真逆の「大日本帝国主義」政策で、日中戦争・太平洋戦争で、「大日本帝国」は崩壊。
敗戦後、吉田内閣の大蔵大臣など歴任、鳩山内閣の後を受け、昭和31年(1951年)内閣総理大臣に。
敗戦直後、「更生日本の進路~前途は、実に洋々たり。科学立国で再建を目指せば、日本の将来は明るい」と
「小日本主義」の復活を唱えたのです。
残念ながら、病に倒れ、「国会に出られないのは国民に申し訳ない」と、わずか65日で、「潔く総理を辞退」。
人口減少で、チジコマッテって行く日本、今こそ、「小日本主義」で、日本の未来を切り開いていく必要が
あるのでは、と田中秀征さん。
ホント、日本には、石油など資源は無いけれど、武士道精神に根差した、礼節、誠意、思いやり、勤勉の
「人的資源」は、あるのです。
ノーベル受賞者の皆さまや、イチローさんや大谷翔平さんなどのアスリートの皆さんや芸術文化で活躍の皆さん、
ソニー・トヨタなど世界をリードする産業・技術などで頑張っている皆さん、など、日本の「人的資源」は、
世界に認められているほどに、頑張っているのです。
石橋湛山さんの「小日本主義」を知り、岸田総理には、人口減や軍拡狂騒に、アタフタしている場合ではなく、
平和日本が、人的資源を生かした、「世界平和に貢献する日本を、腹を据えて描ける政治家」になって欲しいと、
切に思いました。今日のブログは、3000回目。継続は、ボケ防止に役立っているようです。
それにつけても、坐骨神経痛には役に立たず、ビっこ引き引き、リハビリに専念しての、記念(?)すべき
3000回になりました。
ウォーキング中に出会った花。
7月27日「今日は何の日カレンダー」より
▲太閤検地始まる(1582)▲フランス7月革命勃発(1830)▲ゴッホがピストル自殺、2日後死亡(1890)
▲横浜港に入港した船の乗客が、コレラ発症、44人の患者、死者10人に(1916)▲米が日米通商航海条約を
破棄通告(1939)▲世界初のジェット旅客機が初飛行(1949)▲広島で、漁網にかかった機雷が爆発死者不明
46人(1950)▲朝鮮戦争、板門店で休戦協定調印(1953)▲オーストリア、連合国占領終了主権回復(3か月
後に永世中立宣言)(1955)▲東京都で光化学スモッグ警報発令(1970)▲ウォーターゲート事件でニクソン
大統領弾劾可決(1974)▲バルセロナオリンピックで、中学2年の岩崎恭子日本で史上最年少金メダル(1992)
▲青森から鹿児島まで高速道路で結ばれる(1995)▲アトランタオリンピック中、オリンピック公園で、爆破
事件2名死亡(1996)▲ロンドンオリンピック開幕(2012)▲隅田川花火大会雷雨で史上初中止に(2013)
▲東京五輪、ソフトボール、北京五輪につぎ金メダル(2021)▲全国的に熱暑、40度に迫る地点多く、35
都道府県に熱中症警告アラート(2023)