今年も、人々を笑わせ、考えさせる研究に送られる「イグ・ノーベル賞」の受賞が話題になるシーズンになりました。
1991年に、ユーモア系科学雑誌の編集長マーク・エイブラハムという人が、サイエンス・ユーモア
雑誌「風変わりな研究の年報」を発刊する時に創設した賞で、ノーベル賞をもじった、ノーベル賞の
パロディ版として定着しています。
時には笑いと称賛を、時には皮肉を込めて、授与される賞で、ハーバード・コンピューター協会や
ハーバード・ラドクリフSF協会など、多くの世界のSF研究会が協賛しています。
日本人の受賞は、今年の受賞で、18年連続なのです。
今年の受賞は、生理学賞で、東京医科歯科大の武部貴則教授のチームが選ばれました。
哺乳類が、お尻からも呼吸できることを発見したことが、受賞対象となりました。
ドジョウが泥の中など、低酸素環境では腸でも呼吸できるようになることから、ヒントを得ての研究です。
呼吸不全のブタやマウスに、多量の酸素を溶かし込んだ液体をお尻から投与すると、血中の酸素が増えることを発見し、2021年に発表したのです。
お尻からの呼吸で、肺の働きを完全に肩代わりするのは難しいけれど、生まれたばかりの赤ちゃんが、呼吸を十分出来ない時に、お尻から、一時的に酸素を供給出来る可能性があるのです。
また、肺の働きが弱った患者に、腸から酸素を補い、一時的に症状を和らげる可能性があるのです。
すでに、人での、効果と安全性について臨床試験を始めているとのことです。
実際に、病院などで使われるようになれば、肺の働きが弱くなった人の、救いの神になるのでは、と、本物の
ノーベル賞を受賞してもおかしくない、と思いました。
2004年には、「カラオケ」も受賞しています。
受賞理由が、
「カラオケを発明し、人々を寛容になる新しい手段を提供した業績」でした。
歌によって、相手に苦痛を与える。自らも相手の歌によって、苦痛を耐え忍ばなければならない。
カラオケは、お互いに寛容にならざるをえなくなる、素晴らしい?発明として、受賞したのです。
今年も、過去に受賞したもので、その後どうなっているか、気になるもの2つあります。
1999年の、化学賞;夫のパンツに吹きかけると、浮気を発見できるスプレー
2002年の、平和賞;ヒトとイヌに平和と調和をもたらした業績として、開発された、犬語翻訳機「バウ
リンガル」
世界中が、笑いと実益で溢れれば、きっと、平和に近づく、と思います。
イグノーベル賞のマークさんこそ、ノーベル平和賞を受賞するにふさわしいと、今年も、思いました。
今日は、マンション自治会で、敬老記念品を配るため、午前中出て、ブログアップ今になりました
9月15日「今日は何の日カレンダー」より お菓子の日(毎月)
▲徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍との関ヶ原の戦い(1600)▲初の戦車「マーク1号」登場(1916)
▲ハワード・ヒューズ、世界一周新記録を達成(1938)▲日独共同声明(1943)▲「日米会話手帖」発刊 。
ポケット版で、32ページ。1冊80銭。3カ月間で360万部という驚異的な売れ行き(1945)
▲初の「としよりの日」実施。1966年の国民祝日法改正で敬老の日となり祝日に(1951)
▲国鉄中央線にシルバーシート(1973) ▲シドニーオリンピック開幕(2000)▲リーマンショック(2008)
▲樹木希林亡くなる(2018)▲バーレーンとイスラエル国交正常化(2020)▲立憲民主党結党(2020)