城郭 長谷川博美 基本記録

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本佐倉城(もとさくらじょう)新研究をとおして

2022-09-24 03:29:41 | 民俗学

本佐倉城(もとさくらじょう)新研究をとおして

 

◆対談者

やはり城がどのような構図

や測量で城を築城したのか

日本ではその研究例が少な

く盲点と思われます。千葉

県の元佐倉城の幾何学的な

縄張を長谷川先生に解説を

願いたいと思います。

 

◆長谷川

先ず城を測量した事例を表

にしておきました。初めて

私のブログを読まれる方は

事前に目を通してください。

◆対談者

先ず東国の甲斐新府城には

ダブルビイスタの複合型の

ABの縄張が見られました。

◆対談者

江戸城も重複型ビイスタ工法

です。

◆対談者

上総 坂田城も典型的なWビイスタ

と言えます。

▼ビイスタ工法の概念

◆対談者

さて千葉の元佐倉城跡にはW

ビイスタ工法が存在しますか?

私には全くビイスタ工法測量

起点が解らないのですよね?

◆長谷川

上総坂田城には2か所の矢倉台

がありWビイスタの技巧が存在

しました。私は突飛な研究調査

をしている研究家に誤解される

とこまりますが享保8年の資料

を見ますと城は元来2方向放射

腺を利用して城を測量していま

した。したがって江戸城なども

ダブルビイスタの系統で計測さ

れ縄張されてると私は思います。

◆長谷川

従って享保測量図にある測量

起点本座と開地を元佐倉城に

検索してみる事にしましょう

元佐倉城のWビイスタは凡そ

この様に設定されていると私

は思います。

 

◆みんな

スゲエ!流石は縄張の魔術師

城郭の金田一耕助と異名とる

長谷川先生だけの事あります。

◆長谷川

特にⅸ向根小屋の城郭部は美しい

放射腺測量を用いた馬出郭を含め

た素晴らしい縄張測量が読取れま

す。千葉 我孫子 根戸城もビイス

工法で築造されています。

◆みんな

城郭ビイスタ論って本物だよ!

▼城郭ビイスタ論動画 

◆長谷川

さて元佐倉城のⅸ向根小屋曲輪

の縄張を考察しますと日本東海

の城の縄張術と共通点も読み取

れます。幕末の長州の学者吉田

松陰は日本の城には規矩備わり

と表現していますがこれは幾何

学で城が縄張されていた深意を

表現したものです。

特に馬出部分の縄張に注目を!

 

▼三河岡崎城本丸のビイスタ工法

▼徳川指導山城淀城

▼松本城 本丸天守ビイスタ

▼伊勢神戸城の天守台縄張

▼同じく伊勢神戸城の天守台縄張

 

▼犬山城の天守台縄張

 

▼彦根城天守台縄張

 

◆長谷川

脱線しましたので元佐倉城の他

のビイスタも模索致しますが

やはり巨大な台地を用意周到に

測量して外郭等も含め測量した

縄張を展開していると思います。

◆長谷川

一見難解な城址にも思えますが

見事な城下都市計画も含めた城

であったと私は推定致します。

 

元佐倉城の城山部分は多摩青梅

の勝沼城等と同じ様式に属する

城ではないでしょうか?今後の

研究を待ちたいと思います。

▼武蔵青梅勝沼城のビイスタⅠ類

▼武蔵青梅勝沼城のビイスタⅡ類

▼ウイッキペデイをより引用

本佐倉城(もとさくらじょう)は、千葉県印旛郡酒々井町

本佐倉と佐倉市大佐倉にまたがる将門山に築かれた千葉氏

後期の本拠地となった日本の城文明年間(1469年-1486年

の築城で、国の史跡に指定されている[1]2017年(平成29年)

4月6日、「続日本100名城」(121番)に選定された。

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