城郭 長谷川博美 基本記録

城郭遺跡見学講師 信長公記講師 お城イベント案内 民俗学講師  神道思想史講師 などの情報を発信して行きます。

◆中国最古の夏王朝の宮殿ビイスタ

2022-12-10 19:00:14 | 海外の城 ビイスタ工法

1959年に発見されて以来発掘や研究が進められている。

1960年には規模の大きな宮殿の基壇が発見されており、

中国初期王朝時代に属する最古の宮殿建築とされている。

二里頭遺跡は紀元前1800年から紀元前1500年頃の遺跡と

見られ、中国の史書のの時期に相当するため、中国で

はこの遺跡は夏王朝の都の一つと考えられている。

しかし都城・城壁の跡は発見されていない。また文字

資料は出土していない。これまで発掘された二里頭遺跡

は4期に分けられている。1期および2期からは石器陶器

を作る工房が発見され、その基調は農村文化である

。3期と4期からは青銅器工房と宮殿が発見された。

宮殿の遺跡は2つあり、一号宮殿址は南北100m

、東西108mの方形の基壇の上に建てられ周囲には

塀などが発見された。

出土資料[編集]

  • 宮殿
    • 回廊
    • 1960年に広大な宮殿跡や青銅器などの工房跡が発見され、中国最古の宮殿建築の基礎であることが確認された。一号宮殿址の土台は方形で、南北約100m、東西108m、北東部に切り欠けがある。塀、回廊が発見された。城壁は発見されていない[2]。 
    • 二号宮殿址は、一号宮殿址の東北150mにある。中庭の北寄り、東西の壁から等距離の位置に宮殿があり、東西42.5m、南北12.5mの土壇が出土した。
    • 宮殿の北に大墓があり、宮殿で祭祀業務を行ったとみられる。
  • 青銅器などの工房跡
  • 骨器製作址
  • 青銅器
    • 青銅器の本格的使用が認められる。
  • 軟玉製品
  • 釣針
  • 酒宴に使う容器類
  • 卜骨
    • 24種の刻画符号が確認され、その形状は甲骨文字に類似[3]
    • 刻画符号が晩期大口尊の口沿内側に刻される[4]
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 驚愕!古代ビイスタ工法 戦... | トップ | 彦根城 内堀 中堀 横矢めぐり »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (せら いちぞう)
2022-12-10 11:24:26
城郭ビイスタ論は非常に高く評価すべき貴重な学説であり学問学術であると更に強く感じました。
返信する
Unknown (長谷川博美)
2022-12-10 15:52:10
せら様 世の中に私の理解者一名もない中で励ましのコメントを賜り感謝致します。
返信する
禹王がビスタ工法を使ってましたか!(^_-)-☆ (katumoku10)
2022-12-10 17:05:18
いつも勉強させていただき、有難うございます。今回の記事は、特に興味を覚えました。
といいますのも、古代史を研究していますが、高天原に最初に降り立った天御中主とその子孫のヤマト王権そして天皇陛下が、黄河中流域で成立した夏王朝の初代禹王の末裔の、江南の倭人を支配した呉王族だと分かりましたので、日本の築城法はその4千年の伝統だったのですね!
日本神話は藤原不比等が、藤原氏が権力を握り続けるために創作したものだと分かりましたが、本当の日本人の神話は夏王朝の先祖である長江下流域の良渚文化の担い手だった人々(原始夏族と呼ばれています)の伝説であった三皇の筆頭天皇伏羲と泰(人)皇女媧の物語だったと分かりました(詳細は拙ブログ「民族は言語と神話で区別するのか?」https://blog.goo.ne.jp/katumoku10/e/2438f5c0450fbc8df2df1af2ad3edcdf などを参照)。
人類の始祖神である二人がそれぞれ手に持っている直角定規とコンパスが、治水工事で王に推戴された禹王の物語に繋がります。それが日本の華麗な築城技術にまで発展したのだと分かりとてもうれしいです。
ちなみに、素人の質問で恐縮ですが、西洋中世の築城法もやはり、ビスタ工法の流れなのでしょうか?それとも全く別の工法なのでしょうか?よろしければ、またお教えください。失礼しました(#^.^#)
返信する
Unknown (Unknown)
2022-12-10 17:40:29
katumoku10様熱心なコメントを賜り感謝致します。
返信する
Unknown (匿名)
2022-12-10 19:03:23
なんと言う衝撃的な内容の投稿なのでしょうか?身体が震える思いです。こんな歴史ブログ見た事ありません。
返信する

コメントを投稿

海外の城 ビイスタ工法」カテゴリの最新記事