三河考古学談話会から三河考古の案内を
頂きました皆様にお知らせいただければ幸いです。
三河における近世瓦の特集です。
【特集内容】
特別寄稿:三河地域の近世瓦研究の現状と課題(金子智)
集成:岡崎城/西尾城/刈谷城/拳母城(七州城)/吉田城/田原城/蒲形陣屋
論考:①西尾城出土の立葵文瓦(浅岡優)
②立ち沢瀉紋の瓦について(河野あすか)
③銘文瓦にみる三河地域の瓦師の動向(山口遥介)
スマホ時代の城郭
時代格差/世代格差/ジェネレーションギャツプ
などと言われる言葉も近年のスマホ時代の到来
により世代を超えて善良な人々が集い克服され
る傾向もあります。よく城郭見学集団で高齢
者40歳以上の御参加を期待しますと言う文言を
聞くと私は気分が暗くなります。城郭研究とは
若人のバリバリの人が牽引して行くのが通例と
考えている私にとり、様々な世代に生れた人々
が地域、年齢、性別、に関係なく、フランクに
わきあいあいと城址見学に参加される事を希望
致します。私に城址見学で面会される人にとり
40年前からの知己の人でも私の常連の参加人様
が何だあの人は、馴れなれしい、私は長谷川先生
と10年来親しいのにといった言動を発せられる
とたちまち気分を私は悪く致します。人間の生涯
で一城一城を見学する過程において知己を得た人
は40年前に面会した人も4年前に面会した人も4
日前に面会した一期一会の貴重な出会なのです。
『城人』しろうど、の常識、良識として、世代
や地域、性別、年齢に関係なく、みんなが仲良く
健全な社会交流や一期一会の出会いを大切にした
いと私は考えております。よく考えると城郭枯淡
の境地に達したと。城郭もう充分知っているぞと
一度でも思ったら、城址見の道から滑り落ちると
私は時に思います。百戦百勝して私は武将として
未熟素人と言える人が真の武将なのかも知れない。
催事名称 | 多賀みておき隊/歴史民俗城郭遺跡ウオーキング |
主催団体 | 多賀みておき隊 |
参加費 | 無料 |
主催者 | 田畑喜久弘 /元滋賀民俗学会会員/元脇ヶ畑城郭探検隊長 /元関西城郭研究会会員/元多賀町議/現余呉城郭研究会理事 連絡先携帯☎ 090-6205-0237 |
講師 | 長谷川博美/元滋賀県中世城郭分布調査現地調査員/元滋賀民俗学会理事/歴史城郭研究家 |
開催日 | 2020年6月27日土曜 2020年6月28日日曜の2回 雨天決行 各自雨具用意 |
集合場所 | 近江鉄道多賀駅前 滋賀県犬上郡多賀町 (無料駐車場あり) |
集合時間 | 午前10時~適宜終日、約5㌔mの歴史民俗学的散歩を実施 |
各自準備 | ウオーキングに適した靴や服装/マスク/水筒/帽子/水筒/弁当など |
保険 | 不備 |
内容 | 敏満寺城跡/敏満寺結界土塁/敏満寺基壇跡/多賀大社/日向社/多賀大社門前町/各適宜見学散策/適宜変更追加もあり |
城郭 内畝の研究&見学会
2020年6月27土と6月28日に多賀町敏万寺の畝と
堀を見学する予定であ。我々古城を見学する者に
とり土塁を見学する事は基本中の基本と言える事
だ。古戦場を表現した小牧長久手屏風にも「畝」
を確認する事が可能だ。
余呉町の新谷山の山中にも「畝」を確認している。
左は宮本さん、右は田畑多賀みておき隊隊長
▼余呉町文室の畝、土手、土塁、「賤ケ岳合戦古戦場」
あの有名な織田信長足利義昭の為に築造した
旧二条城などでも発掘で内畝が発見されてい
る。城は石垣ばかりに眩惑されていると城の
本質である土から成る「城」の語義を人々は
簡単に忘却してしまう事にある。土手などは
何だ城は石垣だと言う偏見が城郭研究の進展
を時に妨げている事がよくあるものであろう。
多賀町の織田信長に庇護された久徳左近の久徳城
の外郭には二重堀と内畝が残されていたが現在は
すでにもう存在しない。視るべき時見学するべき
である。そう言う意味で多賀町の田畑喜久弘先生
が多賀みておき隊を編成された趣旨が理解できる。
◆城址や古城には畝がつきもの
細川氏明智が改修した勝竜寺城にも内畝つまり
二重堀は存在した。明智の坂本城も私は過去に
は畝が存在した。明治14年11月作成の『近江国
下坂本村字箇所絵図』には「城畔」(しろくろ)
なる小字が収録されている。従って明智の坂本
城は全面石垣作りではなく、土塁を用いた、畔
「くろ」が存在していたと推定される。明智は
宣教師などが記した記録には築城に造詣が深い
人物として登場記録されている。明智光秀多賀
出身説は別として、近世城郭縄張の第一人者と
評判を取った藤堂高虎なども近江犬上郡出身の
人である。
◆めくるめく敏万寺の畝堀の観察 6/27 6/28
城址や遺跡は存在する間に見学し見ておきたい
ものだ「見ておき隊」とは遺跡を冷静に紳士的
に謙虚にみておきたものだ。田畑先生の趣旨に
私は賛同する。歴史とは文字だけではない現地
現場を「みておきたい」のが故郷多賀を愛する
田畑先生の郷土愛であり犬上郡の名士に恥じな
い高尚な見識と言え長きに渡り余呉城郭研究会
を牽引する、胆力、見識、良識を備えた評判と
高名は既にこの10年に亘り社会認識されている。
再度言います。城見学とは土塁を観察する事が基本です。
畝、うね。畔、くろ。をみておきたい人の学門なのです。
催事名称 | 多賀みておき隊/歴史民俗城郭遺跡ウオーキング |
主催団体 | 多賀みておき隊 |
参加費 | 無料 |
主催者 | 田畑喜久弘 /元滋賀民俗学会会員/元脇ヶ畑城郭探検隊長 /元関西城郭研究会会員/元多賀町議/現余呉城郭研究会理事 連絡先携帯☎ 090-6205-0237 |
講師 | 長谷川博美/元滋賀県中世城郭分布調査現地調査員/元滋賀民俗学会理事/歴史城郭研究家 |
開催日 | 2020年6月27日土曜 2020年6月28日日曜の2回 雨天決行 各自雨具用意 |
集合場所 | 近江鉄道多賀駅前 滋賀県犬上郡多賀町 (無料駐車場あり) |
集合時間 | 午前10時~適宜終日、約5㌔mの歴史民俗学的散歩を実施 |
各自準備 | ウオーキングに適した靴や服装/マスク/水筒/帽子/水筒/弁当など |
保険 | 不備 |
内容 | 敏満寺城跡/敏満寺結界土塁/敏満寺基壇跡/多賀大社/日向社/多賀大社門前町/各適宜見学散策/適宜変更追加もあり |
長谷川先生のブログ見てます。
多賀みておき隊の田畑さんに下記申し込ませて頂きました。
6/27歴史遺跡ウォーク & 7/4講演(光秀伝説他)
彦根犬上方面の方々より
拝復
御参加を賜り、大変恐縮しております。感謝致します。
長谷川博美
◆考古学少年
少年の頃は山野を駆けまわり土器や石器を表面採集する事
が好きだったそんな純真な少年期を過された方々は全国に多
い事でしよう。少年とは、年老いても、見知らぬ丘を歩いて
いていて、石器の部材を発見すると純心な少年の頃を回想し
ます。考古学とは、古きを考察する行為考える行為なんです。
遠い昔、純粋な考古学少年が自殺された記憶が私の心の奥底
に未だに残っております。生きていてくれたら私も苦境に至
る事はなかったリダーとしての資質も、すば抜けていたのに!