神栖市教育委員会が発注した小学校改築工事の設計業務委託の入札に関して、競売入札妨害の疑いで神栖市の職員2名が逮捕された事件を受けて、先週の金曜日に開かれた臨時議会において、保立市長が謝罪をしました。
また、今回の事件を受けて、以下のような改善策も示されました。
①今回の事件は、その業務を担当する職員が、依頼を受けた業者をそのまま指名業者としたために起こったことから、今後は担当職員が提案した指名業者案から、契約担当課が数社加除補正する。
②また今回、担当職員が予定価格を不正に漏らしたことから、今まで予定価格が事後公表であった業務委託の部分についても、建設工事と同様に全て事前公表にする。
③事件の全容が明らかになった時点で、外部有識者の意見を伺いながら、市の入札・契約制度を改めて見直す。
以上の内容ですが、①については、その業務を担当する職員が提案したものを契約担当課がチェックをして、一部の指名業者を入れ替えるというものですが、これは職員が恣意的ではなく、公務員として公平・公正に職務をこなすという前提があってはじめて成立することです。
今回の事件は、それを裏切ったことによって起ったものであり、厳しい見方をすれば、その業務を担当する職員と契約担当課のそれぞれが共謀をすれば、今回の事件と同様なことをするのは可能です。
そこまで疑うのか?というご意見もあるかもしれませんが、現実に職員に対する信用を失う事件が起きてしまった以上、このような対応では不十分で、可能な限り建設工事と同様に一般競争入札とすべきだと思います。
というのも、②のように、予定価格の事前公表の範囲を、建設工事に限らずに全ての業務委託にまで拡大するということは、事後公表にしていては、今回の事件のように担当職員が漏らしてはいけない情報を隠しておく自信がないというようにもとれます。
そうだとするならば、職員個々に対する信頼に依存するのみではなく、制度的に不正をしにくい(できない)ようなものにしなければならないということであり、今回の事件が起きてしまった以上は、そこまでやる必要があると思います。
もちろん③にあるとおり、事件の全容が明らかになってから、さらなる対応がなされるものと思いますが、その内容によって市が今回の事件を本当に重く受け止めているかどうかがわかると思っています。
― 改革は、やるべき時に一気にやらなければ、到底できるものではない。
と、思います。
また、今回の事件を受けて、以下のような改善策も示されました。
①今回の事件は、その業務を担当する職員が、依頼を受けた業者をそのまま指名業者としたために起こったことから、今後は担当職員が提案した指名業者案から、契約担当課が数社加除補正する。
②また今回、担当職員が予定価格を不正に漏らしたことから、今まで予定価格が事後公表であった業務委託の部分についても、建設工事と同様に全て事前公表にする。
③事件の全容が明らかになった時点で、外部有識者の意見を伺いながら、市の入札・契約制度を改めて見直す。
以上の内容ですが、①については、その業務を担当する職員が提案したものを契約担当課がチェックをして、一部の指名業者を入れ替えるというものですが、これは職員が恣意的ではなく、公務員として公平・公正に職務をこなすという前提があってはじめて成立することです。
今回の事件は、それを裏切ったことによって起ったものであり、厳しい見方をすれば、その業務を担当する職員と契約担当課のそれぞれが共謀をすれば、今回の事件と同様なことをするのは可能です。
そこまで疑うのか?というご意見もあるかもしれませんが、現実に職員に対する信用を失う事件が起きてしまった以上、このような対応では不十分で、可能な限り建設工事と同様に一般競争入札とすべきだと思います。
というのも、②のように、予定価格の事前公表の範囲を、建設工事に限らずに全ての業務委託にまで拡大するということは、事後公表にしていては、今回の事件のように担当職員が漏らしてはいけない情報を隠しておく自信がないというようにもとれます。
そうだとするならば、職員個々に対する信頼に依存するのみではなく、制度的に不正をしにくい(できない)ようなものにしなければならないということであり、今回の事件が起きてしまった以上は、そこまでやる必要があると思います。
もちろん③にあるとおり、事件の全容が明らかになってから、さらなる対応がなされるものと思いますが、その内容によって市が今回の事件を本当に重く受け止めているかどうかがわかると思っています。
― 改革は、やるべき時に一気にやらなければ、到底できるものではない。
と、思います。