11/28(月)10℃
おはようございます。
充実した週末を過ごされましたか?
私は、仕事の関係で似島に行ってきました。広島市南区、瀬戸内海に浮かぶ島ですけどこちらも既に紅葉のピークを過ぎ去っていましたけど、こちらの島で開催された公民館祭りに参加させていただき、美味しい「牡蠣ご飯」や「牡蠣の殻焼き・海鮮丼」、おごって頂いた焼き鳥などをいただいて、大満足な至福の時間を過ごさせていただきました。
残念だったことは、準備していた釣りを昼の休憩時間にできなかったこと。吊り上げた魚の写真をアップできなかったことが。
その時間に、美味しい食事を満喫したんだから善しとしておきましょうかね
今朝は久しぶりに湯来に伝わる民話『西峠のキツネ』です。
むかし、西峠のふもとに、気のやさしいおばあさんが住んでいました。夏のはじめその家の近くに子ギツネが姿を見せるようになりました。おばあさんは、
「さあ、さあ、お食べ」
と言って、毎日、ご飯の残り物などをやっていました。夏も終わり、秋も深まる頃には、子ギツネもだんだん大きくなりました。朝起きてみると、山鳥やうさぎが家の前に置いてある事が時々ありました。
そのうちキツネは、お婆さんに姿を見せなくなりました。
次の夏、ある夜遅く、寝静まってから雨戸をたたく者があります。
「おばあさん、おばあさん、うちの家内がお産で難儀をしています。産婆さんを呼んでくださらんか。籠を用意してきとるけぇ」
おばあさんは産婆さんとともに用意された二挺(ちょう)の籠に乗りました。どこをどう通ったか知らぬ間に大きな家の前に止まりました。
「こんなところに、こがぁな屋敷があったかいのぉ」
と不思議に思いましたが、
「さあ、早く」
とせかされるままに内に入り、自分の力だけではお産ができない産婦に力を貸してやり、無事に出産させることができました。すっかり落ち着いたので、丁重な見送りを受け、籠に乗って家に着いた時には、東の空が明るくなっていました。
数日後の夜更け、
「今晩は、この前お産に来てもらった家の者です。あの時は、本当にありがとうございました。すっかり元気になりました。ここにお礼を持って参りましたが遅いので玄関に置きます」
と言って帰りました。お婆さんが玄関に出てみると、大きな鯛と小判があります。翌朝よく見ると鯛は魚屋から来たばかりの生きのよいものですが、小判は、笹の葉でした。
キツネのしわざだと気付いたおばあさんは、
「キツネでもよい、難儀をしているものを助けてやったのだから」
と言って笑っていたとさ。
めでたし、めでたし。
山里から市内中心部に通勤していると色々な動物を見かけることがあり、もちろん、しっぽがフワフワのキツネと遭遇することだってあります。目と目が合うとキツネもビックリこちらもビックリ。でも、身軽にぴょんぴょんしながら走り去る後姿は愛嬌たっぷり。飼い慣らせるものなら飼い慣らして番犬(狐)になってくれないかと思ってみたり・・・・。変な犬猫を飼うよりも話題性あるでしょ?
ホント、カワイイです。
次回の湯来に伝わる民話は『日浦畑のはじまり』です。お楽しみに~。
今日のアップした写真は、山陰の海岸です。勤労感謝の日にホンモノの蕎麦が食べたくなったので本場までチョッと行ってきた時に、休憩したドライブインで写した写真です。
冬の日本海のイメージが感じ取っていただければ幸いです。
今朝は、久しぶりに、”温かいな”って感じることのできる朝を迎えました。週初めは何故か気持ちがトーンダウンしがちなんですけど、今朝の気持ちは。あっという間に月末の週になったという実感を感じつつ、今週一週間を頑張ってみようと思いますので、今週もどうぞよろしくお願いします。
おはようございます。
充実した週末を過ごされましたか?
私は、仕事の関係で似島に行ってきました。広島市南区、瀬戸内海に浮かぶ島ですけどこちらも既に紅葉のピークを過ぎ去っていましたけど、こちらの島で開催された公民館祭りに参加させていただき、美味しい「牡蠣ご飯」や「牡蠣の殻焼き・海鮮丼」、おごって頂いた焼き鳥などをいただいて、大満足な至福の時間を過ごさせていただきました。
残念だったことは、準備していた釣りを昼の休憩時間にできなかったこと。吊り上げた魚の写真をアップできなかったことが。
その時間に、美味しい食事を満喫したんだから善しとしておきましょうかね
今朝は久しぶりに湯来に伝わる民話『西峠のキツネ』です。
むかし、西峠のふもとに、気のやさしいおばあさんが住んでいました。夏のはじめその家の近くに子ギツネが姿を見せるようになりました。おばあさんは、
「さあ、さあ、お食べ」
と言って、毎日、ご飯の残り物などをやっていました。夏も終わり、秋も深まる頃には、子ギツネもだんだん大きくなりました。朝起きてみると、山鳥やうさぎが家の前に置いてある事が時々ありました。
そのうちキツネは、お婆さんに姿を見せなくなりました。
次の夏、ある夜遅く、寝静まってから雨戸をたたく者があります。
「おばあさん、おばあさん、うちの家内がお産で難儀をしています。産婆さんを呼んでくださらんか。籠を用意してきとるけぇ」
おばあさんは産婆さんとともに用意された二挺(ちょう)の籠に乗りました。どこをどう通ったか知らぬ間に大きな家の前に止まりました。
「こんなところに、こがぁな屋敷があったかいのぉ」
と不思議に思いましたが、
「さあ、早く」
とせかされるままに内に入り、自分の力だけではお産ができない産婦に力を貸してやり、無事に出産させることができました。すっかり落ち着いたので、丁重な見送りを受け、籠に乗って家に着いた時には、東の空が明るくなっていました。
数日後の夜更け、
「今晩は、この前お産に来てもらった家の者です。あの時は、本当にありがとうございました。すっかり元気になりました。ここにお礼を持って参りましたが遅いので玄関に置きます」
と言って帰りました。お婆さんが玄関に出てみると、大きな鯛と小判があります。翌朝よく見ると鯛は魚屋から来たばかりの生きのよいものですが、小判は、笹の葉でした。
キツネのしわざだと気付いたおばあさんは、
「キツネでもよい、難儀をしているものを助けてやったのだから」
と言って笑っていたとさ。
めでたし、めでたし。
山里から市内中心部に通勤していると色々な動物を見かけることがあり、もちろん、しっぽがフワフワのキツネと遭遇することだってあります。目と目が合うとキツネもビックリこちらもビックリ。でも、身軽にぴょんぴょんしながら走り去る後姿は愛嬌たっぷり。飼い慣らせるものなら飼い慣らして番犬(狐)になってくれないかと思ってみたり・・・・。変な犬猫を飼うよりも話題性あるでしょ?
ホント、カワイイです。
次回の湯来に伝わる民話は『日浦畑のはじまり』です。お楽しみに~。
今日のアップした写真は、山陰の海岸です。勤労感謝の日にホンモノの蕎麦が食べたくなったので本場までチョッと行ってきた時に、休憩したドライブインで写した写真です。
冬の日本海のイメージが感じ取っていただければ幸いです。
今朝は、久しぶりに、”温かいな”って感じることのできる朝を迎えました。週初めは何故か気持ちがトーンダウンしがちなんですけど、今朝の気持ちは。あっという間に月末の週になったという実感を感じつつ、今週一週間を頑張ってみようと思いますので、今週もどうぞよろしくお願いします。