三流読書人

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ドングリ小屋住人 

 働く高齢者 仏の20倍 「美徳」か「生活苦」か

2006年07月02日 05時28分21秒 | 教育 
 老年者控除の廃止、扶養控除の廃止、公的年金等控除の縮小、住民税の定率減税の半減、それに連動して、介護保険料、国民健康保険料の増額。
 自民党と公明党が04年、05年の「税制改正」で増税を決めたのでした。
 それに噂される消費税の大増税、高齢者になっても休ませない。
 医療の改悪、病気になっても高い治療費をはらって働き続ける。

『毎日新聞』7月1日付 記事
 日本は65歳以上の高齢者になっても働く人の割合が、他の先進諸国と比べ、飛び抜けて多いことが30日、総務省が発表した国勢調査(昨年10月現在)速報から分かった。
 国立社会保障・人口問題研究所の高橋重郷副所長は「働くことが美徳という伝統的な日本人の意識とともに、格差社会が進んで低所得層が増え、高齢者でも働かざるを得ない事情があるのではないか」と分析している。速報によると、日本の65歳以上の労働力率(人口に占める就業者及び完全失業者の割合)は22.2%。男性が33.1%女性は14.2%で65歳~69歳では男性の60.2%が「現役」として働いている。
 これに対し、国際労働機関(ILO)の労働統計年鑑(04年版)によると、主要先進国でフランスは1.2%、ドイツは2.9%と格段に低い。日本と同じように高齢化が目立つイタリアでも3.4%にとどまっている。日本では仕事に生きがいを求める国民性があるとされるが、生活の苦しさも高齢者が働く大きな理由の一つだ。内閣府の高齢社会白書(06年版)によると、「高齢者世帯の生活意識調査」半数は生活の苦しさを訴えている。(葛西大博)

 自殺対策基本法なるものが、さきの国会で成立したが、まだまだ自殺増えるぞ、ひょっとするとそれを望んでいるのかも。