伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

委員会審議がやっと終了/個人番号は必要か

2016年03月14日 | いわき市
 週が明け常任委員会の審議も4日目。他の3つの常任委員会は、11日までに審議を終えていますが、市民福祉常任委員会だけは日程をとっていた4日間をフルに使う審議。合計の審議時間は、正確ではないものの、おおよそ22時間になると思います。まぁ、よくがんばる委員会です。

 今日の審議は、市民協働部の関連議案で、すべて予算関連議案でした。

 このうち2016年度の一般会計当初予算と2015年度の一般会計補正予算には、個人番号制度をすすめるための予算が入っているため、また、2016年度の国民健康保険特別会計予算には、医療機関の窓口でいったん医療費を全額自己負担しなければならない被保険者資格証明書の交付を継続するための予算が含まれていることから、反対の立場をとりました。

 審議の過程の中で気にかかったのが、防犯灯のLED化に関する市の考え。多くの蛍光灯型の防犯灯を切り替えることから、財源措置が問題になってきましたが、市としては電気業者の負担でLED型防犯灯への切替工事を行い、その防犯灯を市と行政区がリースして料金を支払う形にすることで、切り替えのスピードアップ化を考えたいとのこと。

 なるほどの感はあるけれども、行政区の負担がこれまでより増えることになると、区費の引き上げなどで住民負担が拡大しかねません。いわば住民税以外で事実上の増税となりかねないので、どんな仕組みになるのか、その負担はどうなるのか、その点をよく見ていかなければならないと思いました。

 また、中山間地域生活用水確保事業費に関すること。これは質疑でどのような仕組みになるのか質問していましたが、委員会でも質疑をする議員がいました。

 震災にともなう大規模な余震がおきた遠野町で、震源地に誓い大平及び柿ノ沢地区で水源が消失したことから、水源探索に対して支援制度を作ることで、小規模水道(支援は設置費用の3分の2)の建設も含めて住民負担を抑え、水の確保につなげたい考えだといいます。

 個人番号(マイナンバー)制度に関して、コンビニ等での交付の関連予算があったので聞いてみました。

 マイナンバーカードの導入ともない、コンビニ等でどれだけの交付が期待されるのか、という点です。

 コンビニ等で交付が予定される、住民票、印鑑証明書、戸籍証明書、戸籍の附票は、合わせて市の窓口で年間に407,203件(2014年度)となってます。

 このうちコンビニ等での交付は、約20%を想定しているのだといいます。

 そして、個人番号制度を維持するために、年間3000万円程度が想定されているといいます。そこでこの金額を利用希望者でわりかえしてみれば、1件あたりの交付経費はだいたい400円。これが高いのか、安いのか。この他に窓口も基本的に維持されるのでしょうから、個人番号制は、本当に必要なのかな。大いに疑問です。

 そのほかにいろいろあったのですが、そろそろ力尽きてきました。

 そういえば、帰路に聞いたニュースでは、高校受験の結果が今日発表されたと伝えていました。受験生のみなさんの希望がかなっているいいですね。

 今日は雨模様の一日。写真を撮れなかったのですけど、昨日の写真で春を伝えます。



 


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