伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

彩雲と学舎

2023年01月12日 | 遠野町・地域
 朝の愛犬の散歩。しっかり霜が種々を白く彩っていた。




 気温はどれだけだたのか。温度計を確認していなかったので何とも言えない。氷点下であったことは、霜の状況から間違いないだろう。
 午前7時頃の空。朝焼けも魅力的。



 太陽が昇ってくると、雲が彩雲に染まった。




 今日は、和紙の材料づくりの道具を作るため遠野和紙工房「学舎」に行くことにしていた。
 道具はしょしとりの台。以前はワラ製の台を使っていた。しかし、長年の使用で台が変形ししょしとりがしにくくなっていた。原罪はワラを手に入れることが難しいし、ワラを編む技術もない。そこで昨年代替品として木製の台を10台試作した。今年になって、参加人数との関係で余裕がないことが分かり、様々な場面を想定してあと10台は作りたいと思っていた。

 作るために材木が必要だが、お金もかかる。保存会には余分な予算もない。たまたま昨日、利用できそうな木材が学舎に入った(もちろん無料)ので、これを利用して台を作成しようと、丸鋸、削る道具のサンダー、ジグソー、インパクトドライバーなど、必要そうな道具を車に積んで午前中から学舎で作業をしていた。

 空を見上げると、引き続き彩雲が現われていた。








 さて午後、湯本高校遠野校舎の生徒達がやってきた。
 和紙の講座を選択しているのは男子2人、女子2人で、4人の生徒だ。塵取りとA3版の和紙の流し漉きを体験した。
 塵取りをする白皮は今年度産。白皮にした時点で水洗いし、ごみを流しとった皮だ。そのためもあるのか、塵が少なく、生徒達の塵取り速度がとても早い。

 また、流し漉きも、地域おこし協力隊員の援助を受けながらではあるが、きれいな紙を漉いていた。私・・もしかして負けているかも。

 生徒達はいずれも2年生。来年も同様に遠野和紙の体験をしてもらうことができる。来年はもっと上手になるに違いない。彼らが漉いた紙だけでも写真に撮っておけば良かったかな・・。

 生徒達が体験というか、授業をしている間に、機械を使うとうるさくてしょうがないだろう。生徒の体験を見学させてもらった後に自宅に帰った。夕方近く空を飛行機が横切った。



 フランクフルト発成田行きのJAL便だ。
 やがて空が赤く染まった。



 美しい夕焼けだ。

 

 
 


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