伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

羽化

2021年06月16日 | 
 フワフワと目の前を飛んでいったのは何だろう。草むらに止まった。



 シオカラトンボのようだ。今朝、帰ったばかりなのだろう。羽がしっかり固まっていないので、雰囲気、頼りなげに飛ぶことになってしまうようだ。

 近くの田んぼは、毎年、たくさんのトンボが羽化していく。その多くはアカネ類なのだが、もしかして、ここでも羽化が進んでいるかもしれない。注意深く観察してみた。

 いた。





 苗に登り、じっとしている。体の色がまだ薄いのも、濃いのもいる。早起きヤゴと、ゆっくりヤゴの違いだろう。ここでは、アカネ類とノシメトンボを過去に見ている。羽化しているトンボの模様を見ると、アキアカネのようだ。

 アキアカネとナツアカネは、そっくりなトンボだが、胸の模様で見分けることができる。2本ある黒い線のうち、体の前の方の線に違いがあり、先端が尖っているのがアキアカネ、ぶっつりきれて平たくなっているのがナツアカネだという。見えているトンボの線は先端が尖っている。

 まだまだ少ないが、これからたくさんのトンボが羽化していくだろう。そのうちに、トンボを餌にするためにツバメが飛び回るに違いない。

 林のレストラン(ナラの木の樹液)には、今日もスズメバチが来ていた。どこから来るのかオオスズメバチだ。



 ここにいるオオクワガタは、木のまたに潜んだようだ。スズメバチが近づくと、威嚇して追い払う。



 道端にはこんな甲虫もいた。ゾウムシ・・?



 よく見かけるのはくちばしが細く長いストロー状にみえるものだが、これは短く、しかもあごが2つに割れているように見える。クワゾウムシというようだ。

 ふと見ると、林の中にトリアシショウマが咲いていた。





 近くに咲いている花には、以前から気がついていた。しかし、ここに咲いている花は初めて見た。


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