伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

コウゾ畑で草刈り

2021年04月27日 | 遠野町・地域
 コウゾの木は、昨年、伸びた新芽を刈り取り、根っこの株だけになっている。この株から今年収穫する新芽が伸びてくるのだが、未だ、新芽は伸びていないようだ。

 一方、温かい今年の4月。陽気に誘われて草はどんどん伸びる。草刈りをした最初の畑、鮫川河川敷のコウゾ畑は、たぶんカラシナだと思うが、1mにも伸びて一面を覆い尽くしている。河川敷だけに、大水が出た際などに、上流から栄養分に富んだ土が運ばれるのだろう。それは立派なカラシナだ。



 あのカラシナの向こう側がコウゾ畑。支所の地域振興担当員も含め、6人のボランティアがそれぞれに草刈り機を背負い、刈り始めた。

 コウゾの株は草に覆われてどこにあるか分からない。草刈り機を振っていると、時折株に当たってしまい、ジャッと横滑りしたり、回転が止まってしまったりする。これが結構ストレスになるのだが、できるだけ株の周りの草を丁寧に刈り取った。

 えーと面積は・・だいたい、メートル法による面積と、尺貫法による面積とが良く分かっていないので・・えーと、畑の幅はだいたい20m程、奥行が30m程だろうか。面積は600平方mで、だいたい6a(アール)となりそうだ。1aがだいたい1畝(30坪)ということなので、尺貫法ではだいたい6畝・・1反の半分強の面積となるのだろうか。

 余計、把握しにくいかもしれないが、それだけの面積をおおよそ30分で刈り終えた。6台の草刈り機の威力は絶大だ。1人なら数時間はかかってしまいそうだ。

 


 よく見ると、草の間にオドリコソウが咲いていた。



 花は刈り残してきたものもあったので、しばらくは花で畑を彩ってくれるだろう。

 続いて、別の畑に移動する。山間の畑だが、ここはカラスノエンドウが生い茂っていた。



 手前の濃い緑に覆われたところが畑。濃い緑がカラスノエンドウだ。紫の花は愛らしい。草丈はあまり高くならないが、つる性の植物であるため、草刈り機に絡まってしまうこともある。それはそれでストレスのある草刈りになる。



 ここは8a(8畝)程度だろうか。40分程で刈り終えたものと思う。草を刈っていくとアマガエルが多数這い出してくる。切りつけないように注意しながらすすめたが、無事逃げおおせたろうか。

 予定はここまでだった。しかし、午前中はまだ時間があるということで、大平の畑も草刈りすることにした。この畑は、私がボランティア作業に初参加した場所だ。ここのコウゾの株は大きく立派なものが多い。地元のメンバーの1人が1度草を刈っているということで、株のありかは一目瞭然なので、できるだけ、株に刃が当たらないように刈り進めた。

 タンポポが咲いていたのだが、セイヨウタンポポはもちろん入り込んでおり、いくつか咲いていた。同時に在来種のタンポポもあった。



 オクウスギタンポポだと思う。白っぽい花びらで中心付近が鮮やかな黄色に見える特徴がある。別名はナンブシロタンポポでウスギタンポポとも呼ばれることがあるようだ。このタンポポは東北から中部地方にかけて生息し、いずれも和種のキビシロタンポポとシナノタンポポが交雑して生まれた種類だという。新潟大学の先制が研究して分かったようだ。

 このタンポポはあちこちに点在して生息している。セイヨウタンポポに負けず、生き残ってほしいものだ。花は刈らずに残しておいた。

 草刈りは、晴れ渡る空と爽やかな新緑の中で実施。心地よさを覚えながら終了した。



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