伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

忍者・・カレハガ

2021年06月18日 | 
 親戚から梅の実をいただいていて、拾った梅についていたのは、枯葉ではなく、ガだった。たぶんコノハガ。調べて見たが間違いなさそうだ。こんなの初めて見た。

 梅の実にしっかりへばりついていて、ふるい落とそうとしても落ちず、手で柔らかくつまみ上げようとすると、やっと梅の実から離れ、今度は指にしがみついて落ちない。

 姿を枯葉に似せるだけでなく、動かないことで、自分を枯葉と思い込ませる。そういう戦略をとっているようだ。逆に、これは正体がばれた時に危なそうだけれど。

 以前、自宅のご近所で梅の木に着くコケに擬態をした毛虫をみた。次のページに掲載している。もちろん毛虫・イモムシが嫌いな人は開かないで・・。

嫌いな人はこのページを開かないで・・擬態


 この時に調べて見たが、毛虫の正体は分からず、カレハガ類の毛虫ではないかと推測していた。もしかしたら、この毛虫がさなぎになり、羽化すると、このカレハガになるのかもしれない。そんなことを考えてみたが、真実は分からない。

 カレハガを、いつまでも手につけておく分けにも行かない。近くの梅の木に移動させようとしたが、これも一苦労。普通の虫は、手の上にいたとしても、別の場所に誘導すると、比較的素直に移動していく。

 しかし、このガは動かないことを心情とするようなので、木の幹に足をすりつけようと、持ち上げようとしようと、手から離れようとしない。四苦八苦したあげくに、やっと持ち上げ、木に移動させた。



 今度は、その場にしがみつきじっとしている。どんなにカメラを近づけようと、お構いなしだ。おかげでたやすく写真が撮れた。





 後に思ったのだが、お腹側からも写真を撮っておけば良かった。後の祭りだ。

 ガのお話のついでに、別のガ・・朝、道端に止まっていたものだ。



 羽の柄からエダシャク類とすぐに分かった。5cm~6cmはある。しかし、普段に見るエダシャク類はこの3分の1程の大きさなので、模様は似ているが全く別物。調べるとキオビゴマダラエダシャクと分かった。この模様を持つエダシャク類は、きれいとか、美しいとかは言わないが、気味悪さを覚えずに見ることができるガだと思う。

 ブログに掲載したことがあるが、ガの中でも、カノコガ、ホタルガ、そしてアゲハモドキなどは、気味悪いと思わずに見ることができる。前者は昼行性だし、チョウと言ってもおかしくないような模様をしているからだろう。

 夜行性ではあるが、薄緑色の体色を持つオオミズアオなどは、優美な色合いで、生きている状態で見てみたいガではある。昔、コンビニのの光りにつられたガを見た記憶があるが、どこかで見ることができないかしら。心待ちにしている。

 さて、興味深いことを教えていただいた。紅梅の枝の切り口は赤いというのだ。実際、木って見せてくれた。



 たしかに赤い。樹液に赤い色素が混じっているようだ。

 ふと考えた。紅梅は赤い花となる遺伝子を持つのではなく、木本体がもっている赤い色素が移ることによって赤い花となるのではないか。どうなんだろう・・。


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