活動日誌のNo.189を作りました。
明日印刷にかけ、遠野地区の11日の朝刊に及び赤旗に折込をしたいと思います。
以前に改選後の議長・副議長選挙をめぐる私の対応について書いたものを折り込んだこともありましたが、あらためてその時の対応について書きました。
ご覧ください。
小さい画像をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。
■コラム
いわき市議会12月定例会が12月1日から始まった。議案には、ふるさと納税による寄付金を、まち・ひと・しごとを創生する事業に使うため基金を作って積み立てようという条例制定案がある▼ふるさと納税。聞こえはなかなか良い。本市から転出した方が、ふるさとを思った寄付で発展を支えてくれる。実際、寄付をしていただいた方は、そんな愛情を注いでくれていると思う▼でも現実は甘くない。本市は、寄付による収入額より、市内納税者の市外への寄付に伴う控除額の方が大きい。つまり赤字なのだ。この転換を何とかはからなければならない▼基金のねらいには、使途を明確にすることで寄付をしていただきやすくする狙いがあるようだ。国の政治で地方が苦労する典型だ。
■肯定できない議員の発言制限/だから 市議会の副議長選挙で、日本共産党は独自の対応をとりました
ある筋で2人のI議員のことが取り上げられていました。1人は、単なるI議員。もう1人は、日本共産党のI議員、すなわち私のことですね。この2人が、市議会議員の改選後に行われた議長・副議長選挙でとった対応を書きたてた内容です。この問題の経過をらためてたどってみたいと思います。
市議会議員改選後の議長、副議長選出をめぐって日本共産党市議団は、各会派が合意するならば、投票をともなわない指名推薦の方法で、議長を第1会派から、副議長を第2会派から選出することをルールにすべきという主張をしていました。
仮に投票になった場合でも、第1会派から議長候補が出るならその候補に、第2会派から副議長が出るならその候補に投票する考えを明らかにしていました。
こうした状況の中で、議長や副議長、委員会の設置とその正副委員長などを決めるルールを話し合うための拡大各派代表者会議が開かれました。問題はこの会議の席上で発生したのです。
監査は発言しないと問題発言
この会議には第2会派の副議長候補になると伝えられるI議員が出席していました。このI議員が、「議会選出の監査委員は質問をしないとかねてから決まっていた」とする発言をしたのです。
この発言の根拠は、いわき市議会のルールとして確認されたものではありません。どうも、保守系会派の先輩議員から後輩議員に口頭で伝えられていたものだったようなのです。それを議会で合意されたルールだったと発言していたのです。
この発言には当然大きな問題があります。
なぜなら議員は、市民のみなさんの代弁者として、市民の声の実現を、言論を通じて市長に求めていくことが期待された存在です。その発言を制限するということは、この議員の活動をするなというに等しい内容だからです。
監査委員の守秘義務を一般化して発言制限
もちろん監査委員は、その職務の性質上、公にできない行政の秘密にも触れることがあるでしょう。公表できないこともあるでしょう。それは職務上の守秘義務で守られなければなりません。議会で発言してはなりません。
しかしその守秘義務が及ばないものにまで適用して、議会で発言(質問)をしてならないと一般化することには問題があります。
この問題は4年前にも取り上げられていました。その時の結論としても、監査委員の発言は制限できないこと、監査委員の守秘義務にかかわる発言は行わないこと、という極めて常識的な結論が出されていたのです。
発言の問題点を指摘し撤回求める
この問題を蒸し返す発言でしたし、そもそも発言は問題ある内容でした。だから私は、「議員の発言を制限する発言には問題がある。この席での発言にふさわしくない。撤回してください」という趣旨で発言しました。しかし撤回しないままに、会議は閉じられました。
発言制限の考えは副議長にふさわしくない
議員の発言を制限する考えを持った人物が、議会運営の要を担う副議長にふさわしいのか。私たちは考えました。
結論はふさわしいはずがないです。だからこそ後日、第2会派に、I議員は副議長としてふさわしくないと考えるので、別の人物を候補として推薦するよう求めたのです。
しかし、これに第2会派は応えることがありませんでした。
やむなく日本共産党市議団は、副議長選挙で独自の対応をとることになり、副議長選挙では私に投票することになったのです。
私への得票は4票でした。
民主主義にとって発言の自由は大切な要素
ある筋は、こうした私の対応は「こどもが駄々をこねるようなレベルの低い話」と切り捨てながら、一方では議員の発言を制限しようというI議員の発言は「まさに正論である」とのべました。
そうなのでしょうか。
民主主義について、「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という有名な言葉が伝えられています。
18世紀に活躍したフランスの哲学者ヴォルテールの名言です。民主主義と自由主義、とりわけ表現の自由、言論の自由の原則を端的に示した言葉として伝えられているものです。
民主主義にとって大切な言論の自由を制限する。それは現代の民主主義社会の一つの仕組みである議会にとってふさわしくないことは明らかです。言論の自由の制限に対する姿勢をどう評価するかは、民主主義に対する見識を問う問題にもなると思います。
なんで蒸し返されるの・・
この問題は、以前にも本紙でことの経過を報告しましたが、あらためて報告しておきたいと思いました。
それにしても繰り返しこの問題が蒸し返されるのはなんでなのかな・・。
お詫び・・12月2日
本ブログでは当初、遠野地区では4日の朝刊に折り込む予定と書いていましたが、印刷が間に合わなかったため、1週遅れの11日に折り込むことにしました。
それにともない、新たな写真が手に入ったことから、一部紙面を変更しています。
明日印刷にかけ、遠野地区の11日の朝刊に及び赤旗に折込をしたいと思います。
以前に改選後の議長・副議長選挙をめぐる私の対応について書いたものを折り込んだこともありましたが、あらためてその時の対応について書きました。
ご覧ください。
小さい画像をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。
■コラム
いわき市議会12月定例会が12月1日から始まった。議案には、ふるさと納税による寄付金を、まち・ひと・しごとを創生する事業に使うため基金を作って積み立てようという条例制定案がある▼ふるさと納税。聞こえはなかなか良い。本市から転出した方が、ふるさとを思った寄付で発展を支えてくれる。実際、寄付をしていただいた方は、そんな愛情を注いでくれていると思う▼でも現実は甘くない。本市は、寄付による収入額より、市内納税者の市外への寄付に伴う控除額の方が大きい。つまり赤字なのだ。この転換を何とかはからなければならない▼基金のねらいには、使途を明確にすることで寄付をしていただきやすくする狙いがあるようだ。国の政治で地方が苦労する典型だ。
■肯定できない議員の発言制限/だから 市議会の副議長選挙で、日本共産党は独自の対応をとりました
ある筋で2人のI議員のことが取り上げられていました。1人は、単なるI議員。もう1人は、日本共産党のI議員、すなわち私のことですね。この2人が、市議会議員の改選後に行われた議長・副議長選挙でとった対応を書きたてた内容です。この問題の経過をらためてたどってみたいと思います。
市議会議員改選後の議長、副議長選出をめぐって日本共産党市議団は、各会派が合意するならば、投票をともなわない指名推薦の方法で、議長を第1会派から、副議長を第2会派から選出することをルールにすべきという主張をしていました。
仮に投票になった場合でも、第1会派から議長候補が出るならその候補に、第2会派から副議長が出るならその候補に投票する考えを明らかにしていました。
こうした状況の中で、議長や副議長、委員会の設置とその正副委員長などを決めるルールを話し合うための拡大各派代表者会議が開かれました。問題はこの会議の席上で発生したのです。
監査は発言しないと問題発言
この会議には第2会派の副議長候補になると伝えられるI議員が出席していました。このI議員が、「議会選出の監査委員は質問をしないとかねてから決まっていた」とする発言をしたのです。
この発言の根拠は、いわき市議会のルールとして確認されたものではありません。どうも、保守系会派の先輩議員から後輩議員に口頭で伝えられていたものだったようなのです。それを議会で合意されたルールだったと発言していたのです。
この発言には当然大きな問題があります。
なぜなら議員は、市民のみなさんの代弁者として、市民の声の実現を、言論を通じて市長に求めていくことが期待された存在です。その発言を制限するということは、この議員の活動をするなというに等しい内容だからです。
監査委員の守秘義務を一般化して発言制限
もちろん監査委員は、その職務の性質上、公にできない行政の秘密にも触れることがあるでしょう。公表できないこともあるでしょう。それは職務上の守秘義務で守られなければなりません。議会で発言してはなりません。
しかしその守秘義務が及ばないものにまで適用して、議会で発言(質問)をしてならないと一般化することには問題があります。
この問題は4年前にも取り上げられていました。その時の結論としても、監査委員の発言は制限できないこと、監査委員の守秘義務にかかわる発言は行わないこと、という極めて常識的な結論が出されていたのです。
発言の問題点を指摘し撤回求める
この問題を蒸し返す発言でしたし、そもそも発言は問題ある内容でした。だから私は、「議員の発言を制限する発言には問題がある。この席での発言にふさわしくない。撤回してください」という趣旨で発言しました。しかし撤回しないままに、会議は閉じられました。
発言制限の考えは副議長にふさわしくない
議員の発言を制限する考えを持った人物が、議会運営の要を担う副議長にふさわしいのか。私たちは考えました。
結論はふさわしいはずがないです。だからこそ後日、第2会派に、I議員は副議長としてふさわしくないと考えるので、別の人物を候補として推薦するよう求めたのです。
しかし、これに第2会派は応えることがありませんでした。
やむなく日本共産党市議団は、副議長選挙で独自の対応をとることになり、副議長選挙では私に投票することになったのです。
私への得票は4票でした。
民主主義にとって発言の自由は大切な要素
ある筋は、こうした私の対応は「こどもが駄々をこねるようなレベルの低い話」と切り捨てながら、一方では議員の発言を制限しようというI議員の発言は「まさに正論である」とのべました。
そうなのでしょうか。
民主主義について、「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という有名な言葉が伝えられています。
18世紀に活躍したフランスの哲学者ヴォルテールの名言です。民主主義と自由主義、とりわけ表現の自由、言論の自由の原則を端的に示した言葉として伝えられているものです。
民主主義にとって大切な言論の自由を制限する。それは現代の民主主義社会の一つの仕組みである議会にとってふさわしくないことは明らかです。言論の自由の制限に対する姿勢をどう評価するかは、民主主義に対する見識を問う問題にもなると思います。
なんで蒸し返されるの・・
この問題は、以前にも本紙でことの経過を報告しましたが、あらためて報告しておきたいと思いました。
それにしても繰り返しこの問題が蒸し返されるのはなんでなのかな・・。
お詫び・・12月2日
本ブログでは当初、遠野地区では4日の朝刊に折り込む予定と書いていましたが、印刷が間に合わなかったため、1週遅れの11日に折り込むことにしました。
それにともない、新たな写真が手に入ったことから、一部紙面を変更しています。
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