三浦綾子さん原作の映画「母」の上映会が、いわき市文化センターで開かれ、鑑賞しました。
母は「蟹工船」などで知られるプロレタリア作家・小林多喜二の母セキの目を通して、多喜二という人を描いた作品。原作でも読んだことがありますが、母の目を通してみた小林多喜二は理想をしっかりと持って、その理想を貫く家族思いの人として気高く描かれています。
映画でも、その小林多喜二像が良く出ていました。そしてその多喜二によせる母親の信頼も、セキ役の寺島しのぶさんの演技から十分くみ取ることができました。
ただ、多喜二が、おそらく思いを寄せながら、色街から救い出したタミさんとの別離の状況が、うまくストーリーの中から紡ぎだせなかったり、少し物語を端折った感はあったのは、上映時間の枠の中で仕方がないことか。多喜二とタミさんの別れに至るまでの愛情と関係も、知りたかった。
監督の山田火砂子さんは、「私も13歳まで日本がかつて軍国主国家だった時代を経験し、今年84歳になる老監督が戦争を二度としない平和日本をと祈って作る映画」と紹介しています。
戦争進めた絶対主義的天皇制国家が、特高という弾圧部隊を使って、戦争に反対する者、民主主義を求める者たちを時代の犠牲者として葬り去っていった。あの異常な時代を2度と繰り返させてはならない。そう思います。
文化センターでは、戦争遺品や韓国人強制労働に関する資料、現代の平和問題に関する資料などが展示され、たくさんの方が資料の展示を見たり、会場の担当者の説明に耳を傾けたりしていました。
これほど大勢の方が、展示を見学している場面を拝見したのは初めてです。
午後からは、盛岡からきている妹と姪っ子といっしょに平の七夕を歩いてみました。
通りにひしめく人波を避けながらの歩行は、やっぱり疲れる。でも、楽しそうに行き交う子どもたちを見ていると、自分の子どものころを思い出し、懐かしかった。特に、型抜きのくじがあって、いまもこれがあるのかと懐かしさがこみ上げてきました。
母は「蟹工船」などで知られるプロレタリア作家・小林多喜二の母セキの目を通して、多喜二という人を描いた作品。原作でも読んだことがありますが、母の目を通してみた小林多喜二は理想をしっかりと持って、その理想を貫く家族思いの人として気高く描かれています。
映画でも、その小林多喜二像が良く出ていました。そしてその多喜二によせる母親の信頼も、セキ役の寺島しのぶさんの演技から十分くみ取ることができました。
ただ、多喜二が、おそらく思いを寄せながら、色街から救い出したタミさんとの別離の状況が、うまくストーリーの中から紡ぎだせなかったり、少し物語を端折った感はあったのは、上映時間の枠の中で仕方がないことか。多喜二とタミさんの別れに至るまでの愛情と関係も、知りたかった。
監督の山田火砂子さんは、「私も13歳まで日本がかつて軍国主国家だった時代を経験し、今年84歳になる老監督が戦争を二度としない平和日本をと祈って作る映画」と紹介しています。
戦争進めた絶対主義的天皇制国家が、特高という弾圧部隊を使って、戦争に反対する者、民主主義を求める者たちを時代の犠牲者として葬り去っていった。あの異常な時代を2度と繰り返させてはならない。そう思います。
文化センターでは、戦争遺品や韓国人強制労働に関する資料、現代の平和問題に関する資料などが展示され、たくさんの方が資料の展示を見たり、会場の担当者の説明に耳を傾けたりしていました。
これほど大勢の方が、展示を見学している場面を拝見したのは初めてです。
午後からは、盛岡からきている妹と姪っ子といっしょに平の七夕を歩いてみました。
通りにひしめく人波を避けながらの歩行は、やっぱり疲れる。でも、楽しそうに行き交う子どもたちを見ていると、自分の子どものころを思い出し、懐かしかった。特に、型抜きのくじがあって、いまもこれがあるのかと懐かしさがこみ上げてきました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます