15日火曜日と16日水曜日は、コウゾの刈り取り・皮むき作業に参加した。16日は、我が家戸外の朝7時頃の気温はマイナス4度。寒い朝となった。空気も澄んだためか朝焼けもきれいに見える。
15日は去年畑で残っていたコウゾの枝を刈り取り、15日、16日に皮むき作業をした。16日は遠野高校2年生7人が和紙作りの体験授業に訪れた。当初、13人で2時間程度の計画だったという。しかし、新型コロナ流行の時節柄、人数を減らし、時間も一時間程度に短縮した。
午前10時頃、高校生達が到着すると、まず、コウゾの皮むき作業を体験してもらった。蒸し上がった枝の根元に近い方をひねって切れ込みを入れ、剥がした上部の皮をつかんで、一方の手でそぎ落とす感じ。ボランティアが方法を説明し、3本も剥いているうちにこつを飲み込み、高校生達も一人前で皮むきをすることができる。用意された直径20cm程の枝の束15束をものの10分程で剥き終えた。
コウゾを蒸している釜には、前日、ボランティア達がサツマイモを仕込んでいた。枝が蒸し上がると同時にサツマイモも蒸し上がるという寸法だ。コウゾの蒸し枝と一緒にイモが取り出されると上がったどよめきが記憶に残る。
次に高校生達は、ちりとり(白い皮になったコウゾのごみや汚れの除去)と、白皮の叩解(こうかい=皮を木槌などで叩いて繊維をほぐし切断する作業)を体験した。
ちりとちは、水の中にコウゾの皮を入れ、ごみやカビなどでの汚れを取り除く作業。水に手を入れて作業をすすめるの。指を入れてみると、結構、冷たさがしみこんでくるようだ。長時間の作業は手がかじかんでしまい大変だろう。
また叩解作業は石の台などに白皮を置いて行っていた。時間をかければ、たたく作業だけで繊維が切れてそのまま和紙の材料とする状況にできるという。しかし、遠野和紙製造の拠点となっている「学び舎」には、ビーターという機械が導入され、最終的な繊維化は機械で行うため、ある程度叩いてあれば良いという。
実は、私も叩解作業を見るのは初めて。高校生達の体験のおかげで、新しい知識を仕入れてきた。
ビータを使い始める頃、雪が舞った。
「雪だ」。高校生達の声が響いた。高校生達は、この後、たっての希望で和紙漉きを体験。はがきサイズの和紙を漉いた後に、蒸し上がったイモを土産に受け取り、謝意を伝え学校に帰っていった。
さて、ボランティアの作業は、剥いた皮を束ねて干したり、後片付けとなるわけだが、どうも、今日の大切な作業はコンニャク作りにあったようだ。多くの時間、この作業にいそしんだ。
コンニャクイモはボランティア参加者の1人が提供し、釜などの道具を持ち寄る。
直径20cm程のイモは3年物なのか、それ以上なのか、とにかくそのイモの皮を剥き水の中にすり下ろす作業を前日、5日にしていた。
やってみなさいと最年長(82歳と言っていたかな)のボランティア参加者に〝命じ〟られ、私も体験してみた。
すったイモは一晩置きっ放しにしてあった。その間にすり下ろされたイモが沈殿し、この沈殿物に炭酸カルシウム(凝固剤)を入れ、固まったコンニャクのもとを手で丸め沸騰したお湯で20分程煮る。
作業の最中、山の陰に隠れた太陽の近くを通る雲が彩雲に染まった。一時、幻日も見えたのだが、写真には色が出ていなかった。
煮上がったコンニャクはアクを取るため再度ゆであげ完成。できあがったコンニャクはボランティア等関係者で分けあって、今年の作業を終了した。
「持ち帰ったコンニャクは、一度湯がいて、刺身でも煮物でも何にしてもたべられるよ。余ったコンニャクは水を張った容器で冷蔵庫に入れておけば1週間は大丈夫」。アドバイスをいただいた。
コンニャク作りの間、私は火の番。火をたいている最中は煙さと闘い、帰路の車中で、体が焦げ臭くなっていることに気がついた。これは、家に帰ったら風呂に入ってさっぱりしなくちゃ。帰路を急いだ。
15日は去年畑で残っていたコウゾの枝を刈り取り、15日、16日に皮むき作業をした。16日は遠野高校2年生7人が和紙作りの体験授業に訪れた。当初、13人で2時間程度の計画だったという。しかし、新型コロナ流行の時節柄、人数を減らし、時間も一時間程度に短縮した。
午前10時頃、高校生達が到着すると、まず、コウゾの皮むき作業を体験してもらった。蒸し上がった枝の根元に近い方をひねって切れ込みを入れ、剥がした上部の皮をつかんで、一方の手でそぎ落とす感じ。ボランティアが方法を説明し、3本も剥いているうちにこつを飲み込み、高校生達も一人前で皮むきをすることができる。用意された直径20cm程の枝の束15束をものの10分程で剥き終えた。
コウゾを蒸している釜には、前日、ボランティア達がサツマイモを仕込んでいた。枝が蒸し上がると同時にサツマイモも蒸し上がるという寸法だ。コウゾの蒸し枝と一緒にイモが取り出されると上がったどよめきが記憶に残る。
次に高校生達は、ちりとり(白い皮になったコウゾのごみや汚れの除去)と、白皮の叩解(こうかい=皮を木槌などで叩いて繊維をほぐし切断する作業)を体験した。
ちりとちは、水の中にコウゾの皮を入れ、ごみやカビなどでの汚れを取り除く作業。水に手を入れて作業をすすめるの。指を入れてみると、結構、冷たさがしみこんでくるようだ。長時間の作業は手がかじかんでしまい大変だろう。
また叩解作業は石の台などに白皮を置いて行っていた。時間をかければ、たたく作業だけで繊維が切れてそのまま和紙の材料とする状況にできるという。しかし、遠野和紙製造の拠点となっている「学び舎」には、ビーターという機械が導入され、最終的な繊維化は機械で行うため、ある程度叩いてあれば良いという。
ビーター
実は、私も叩解作業を見るのは初めて。高校生達の体験のおかげで、新しい知識を仕入れてきた。
ビータを使い始める頃、雪が舞った。
「雪だ」。高校生達の声が響いた。高校生達は、この後、たっての希望で和紙漉きを体験。はがきサイズの和紙を漉いた後に、蒸し上がったイモを土産に受け取り、謝意を伝え学校に帰っていった。
さて、ボランティアの作業は、剥いた皮を束ねて干したり、後片付けとなるわけだが、どうも、今日の大切な作業はコンニャク作りにあったようだ。多くの時間、この作業にいそしんだ。
コンニャクイモはボランティア参加者の1人が提供し、釜などの道具を持ち寄る。
直径20cm程のイモは3年物なのか、それ以上なのか、とにかくそのイモの皮を剥き水の中にすり下ろす作業を前日、5日にしていた。
やってみなさいと最年長(82歳と言っていたかな)のボランティア参加者に〝命じ〟られ、私も体験してみた。
すったイモは一晩置きっ放しにしてあった。その間にすり下ろされたイモが沈殿し、この沈殿物に炭酸カルシウム(凝固剤)を入れ、固まったコンニャクのもとを手で丸め沸騰したお湯で20分程煮る。
作業の最中、山の陰に隠れた太陽の近くを通る雲が彩雲に染まった。一時、幻日も見えたのだが、写真には色が出ていなかった。
煮上がったコンニャクはアクを取るため再度ゆであげ完成。できあがったコンニャクはボランティア等関係者で分けあって、今年の作業を終了した。
「持ち帰ったコンニャクは、一度湯がいて、刺身でも煮物でも何にしてもたべられるよ。余ったコンニャクは水を張った容器で冷蔵庫に入れておけば1週間は大丈夫」。アドバイスをいただいた。
コンニャク作りの間、私は火の番。火をたいている最中は煙さと闘い、帰路の車中で、体が焦げ臭くなっていることに気がついた。これは、家に帰ったら風呂に入ってさっぱりしなくちゃ。帰路を急いだ。
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