伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

市が原子力災害の手引き(保存版)を作成_来月各戸に配布

2018年03月28日 | 原発
 いわき市が、地域防災計画や原子力災害広域避難計画の改定に伴い「原子力防災の手引き」を作成し、4月10日以降に各世帯にはいふすすることになりました。

 手引きは、昨年4月、暫定版が作成され、各世帯に配布されていましたが、このほど、詳細な避難先施設や避難経路について関係自治体と協議が整ったことから、この内容を反映させた手引きを作成し、各世帯に配布することになりました。

 手引きには原子力災害時にとるべき行動や、屋内避難の仕方や他自治体への非難の仕方などをイラスト入りで掲載し、避難先市町村に対応する地区ごとに72種類の手引きを策定し、それぞれの地区の世帯に配布することになります。

 市議会には暫定版として、平ー1の手引きが配布されました。掲載内容は以下の通りです。なお、「避難が必要になったら」の部分は、地区ごとに避難先の記載が異なりますので、この点についてはご承知おきください。



























 ただこれまでの市議会の議論等では、避難計画は、東京電力第一原子力発電所と第二発電所を想定したものとなっています。いわき市からほぼ50㎞に位置する、東海第二発電所(原発)の事故は、想定していないとしてきました。万が一、東海第二で放射性物質を放出する事故が発生した場合であっても、策定した原子力災害広域避難計画に従って対応するとしていますので、市民のみなさんにも、今回、各戸に配布する手引きにもとづいて行動していただくことになるということになるようです。

 市民のみなさんには、各世帯に届いたら、家族で内容を一度はご確認いただきたいと思います。

 ただ、こうした手引きが生かされる事態が来ないことが、何よりも望まれますし、そういう環境を作るために、本市としても努力することが何よりも大切なのだと思います。


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