伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

出初め

2020年01月05日 | いわき市
 アリオス大ホールで開会した出初式では、市長による式辞や消防長及び消防団長による訓示の後、消防団長により支団長表彰、功績章、精勤章、永年勤続章、合計269名が表彰され、それぞれの章の代表者が表彰状を授与された。表彰者代表は、「当然の任務を果たしてきたにすぎず、この栄誉は関係者の指導のたまたまものです。今後もいっそう精進していきたい」と謝辞をのべ、表彰に感謝していた。

 また、昨年の消防人意見発表で最優秀と優秀賞に選ばれた2名が、それぞれの意見を発表した。

 最優秀に選ばれた意見発表は、新人として仕事を取り組んでいる時に消防団に誘われたものの断り続け、入団を承諾したものの入団式の前に震災と原発事故に見舞われ、ボランティアとして活動をしたときに、消防団が各世帯をまわり住民に密着して支援していることを見て、遅い入団承諾になったことを後悔。幼年消防団への関わりから、自主防災の意識普及や消防団の魅力を伝えることにつながると、子どもたちに対する啓発活動の重要性を訴えた。

 また、優秀に選ばれた意見発表は、サラリーマンで、仕事が忙しい時に夜間の出動があると寝不足となるなどのため受け身で消防団活動をしていたが、地域のお年寄りの「消防団がいてくれるから安心していられる」との言葉を聞き、自分にとっての活動の目的が明確化され、精神的にも余裕を持って消防団活動に参加できるようになったと体験を語り、地元密着の消防団を進化させていかなければならないと訴えた。

 それぞれに体験を通じた見事な意見だったと思う。


 アリオスでの出初式後、湯本の石炭化石館駐車場に移動、第4師団の閲団式に臨んだ。

 消防ポンプ車の荷台に消防団幹部や行政関係者とともに市議会議員が分乗し、パレードをする。湯本の商店街では団員が分断毎に整列し、検閲を受けた。写真がその時の様子だ。

 閲団式後には常磐市民会館で第4師団の出初式が行われ、市消防団の出初式と同じく、精勤章等の表彰伝達が行われ、今年1年間の地域の安全と消防団活動の前進を強く願った。

 寒い中、各団員のみなさん、きびきびと式典に取り組んでいた。みなさん、ご苦労様でした。


 一連の式後、スパリゾートハワイアンズで師団の懇親会が行われた、約2時間、四方山の話に花を咲かせていた。

 閉会後、会場の外に出ると、空の雲が美しいピンク色に染まっていた。



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