散歩に出かけると、草むらに踏み分け道ができている。
かなり前から、この踏み分け道には気がついていた。しかし、周辺には、草を刈った形跡が残った場所もある。そこで、これは人が通った跡なのだろう。ずーとそう思ってきた。
今朝も通ると、同じ踏み分け道の陰が濃い感じがした。ということは、昨日から今日の間に、同じ踏み分け道をなぞって、誰かが草むらに入っていったことを示す。そう考えた時、この跡の主は、人ではなく、動物なのではないか。この疑問だった。
実際、この草むらの、道路を挟んだ反対側の道路法面に、イノシシが掘り起こした跡が残っていたことがあった。この法面の草をかき分けて出てきたニホンアナグマと、わずか3mの距離で遭遇したこともあった。
近寄れたのにはわけがある。道路に飛び出したアナグマが、こちらに向かって並足で駆けながら近づいてきたのだ。
カメラの準備にあせる私、近づくアナグマを凝視する2頭の愛犬。カメラの準備ができる前に近接してしまったアナグマに、ついに耐えきれなくなった愛犬が、「ワン」と吠えた。これを皮切りに2頭で吠え続けた。威嚇する愛犬に驚いて背を向けたアナグマは、道路を引き返し、現在は踏み分け道となっている草むらに駆け込み、草むらを抜けたその先の空き地を駆けて林に向かっていった。
そんなことから、この足跡は、イノシシあるいはアナグマが残した獣道と考え直している。アナグマはともかく、こんなところでイノシシと遭遇したらと考えると恐ろしい。
スズメバチの存在も恐怖だ。今の季節は、まだハチもおとなしい。しかし、この後、巣をかけ、群が大きくなるに従ってかけた巣が大きくなり、時代の女王バチとなる幼虫を育てる夏が過ぎた秋の頃になると、ハチたちも興奮して荒々しくなり、巣に近づく者に警告・攻撃を仕掛けるようになってくる。そのため、この時期に、どこに巣をかけるかが、次の季節の歩行の安全を確保するために重要な要素になると考えている。
スズメバチは、巣の半径10m以内に入た者に近づきホバリングしながら警告し、それでも近づこうとする者に攻撃を始めるという。もし道のすぐ脇に巣をかけられれば、夏を過ぎて秋が終わるまでの間、散歩の安全が脅かされることになりかねない。実際、以前に、散歩をしていて、気づかずに巣に近づき、射されてしまった人もいた。
今朝、あれはコナラの木だろうか、大人の親指程もあるスズメバチが止まっていた。その近くにいたのが、ヒカゲチョウで、先だって自宅の室内で撮影したチョウをブログに掲載したが、環境の中で撮影しておこうと注意を払った。
そのときに、近くのコナラの木に止まっていたのがスズメバチ、たぶんオオスズメバチだ。
木の幹をうろつきながら、やがて、「ブーン」と大きな羽音をたてて飛び立ち、周辺を探っているように見える。朽ちた木のうろであるとか、木の根元などに巣の適地を探しているように見える。歩行している道路からわずか1.5mほどと近い。こんなところに巣をかけられたら、散歩が危険にさらされかねない。そう思って様子をみていた。もし、巣をかけようとするようだったら、おどろかして追い払い、営巣を断念させることが、後の安全を確保することになると、経験から考えたのだ。
その経験とは、自宅の軒下に飛んでくるスズメバチを追い払った体験だった。今の季節、単独で飛んでいるスズメバチをよく見かける。ある日、自宅の軒下に何度も飛んでくるスズメバチを見かけた。キイロスズメバチだったと思う。軒下の様子をさぐるスズメバチに殺虫剤を噴霧した。距離があるため死ぬことはなかったが、飛び去ったスズメバチが戻ってくることはなかった。
ある本に、営巣する前のスズメバチはまだおとなしく、積極的に攻撃してくることはないと書かれていた。実際に、追い払ってみると事実だったようなのだ。
今朝のオオスズメバチは、コナラの周辺を飛び回りながら様子を探っているように見える。そのうち、木の幹が分かれた分岐点に入ったように見えた。
そこに少し小型のスズメバチもやってきた。写真にスズメバチの後ろ姿が写っているのだが、オオスズメバチではなく、後に飛んできたスズメバチのおうだ。分岐点で樹液を吸っているように見える。コナラをえさ場にしていたのだろう。オオスズメバチの姿は確認できなくなった。
営巣のためだったのか、餌を採るためだったのか、今朝のスズメバチの行動からは確認できない。しかし、注意だけは払っておくことが必要そうだ。
ウツギの木には、引き続きウツギヒメハナバチが来ている。数日前のように、大群が押し寄せているという感じではなくなった。散り始めたウツギには、蜜も、花粉も少ないのだろう。
毛むくじゃらのハチも来ていた。
たぶんツツコバチ。マメコバチというハチにも似ているのだが、触角の形が違う。途中から折れ曲がったように伸びるツツコバチに対して、マメコバチは、ホースのような形態をしていたので、そう判断した。
散歩する路上には温かい・・というより、今の季節になってみると暑い日射しが差し込む。日射しで熱せられた路面と、暑い日射しで暖をとっているのだろうか、トンボが道路の真ん中に止まっていた。
シオカラトンボやシオヤトンボなど、よく路面に止まっている。これもシオカラトンボかと、最初は思った。しかし、少し大きく、黒っぽい。よく見ると腹に黄色い模様がある。サナエトンボの仲間か。そう思って写真を撮った。
ネットの写真と見比べてみると、どうもサナエトンボではないらしい。一致しそうなのはムカシトンボ。以前、たった1度だけ、いわき市役所で窓越しに見たことがあるだけのトンボだ。その意味で、これだけ間近に見ることができたことには感動も覚える。
このショットを1枚撮った後、さすがに近づく人を警戒して、ムカシトンボは飛び去り、道路から外れていった。残念だったが、これで車にひかれることはなくなった。結果、オーライということで・・。
さて、こうして虫が増えてくると、中には歓迎できない虫も増えてくる。一頃は、コナラなどの枝に、たくさんの毛虫が湧いていた。毛虫は、こちらから触ることがなければ、とりあえずの害はない。しかし、歓迎しないのにあちらから寄ってくる虫もいる。それが発生し始めていたのだ。
ゴミ拾いをした6月5日の散歩。林の中に踏みいってごみ拾いなどをしていると、「プーン」と羽音をたててカが寄ってきた。追い払っても、追い払っても、近づいてくる。この時に、左右の腕で計5ヶ所も刺されてしまった。
猛烈なかゆみはなかったが、じんわりとかゆみが継続する。それはそれで気色が悪かった。すっきりしたいが、虫刺されの薬もなし。自宅に帰ってから、昨年から持ち越した薬を使ってみた。古いからか、その効果を実感できなかった。
それから4日、刺された箇所はピンク色になって、存在をアピールし続けていた。2日目、思い出したように復活したかゆみを感じた。しかし、今ではかゆみは全くない。
ところが、刺されたうちの1ヶ所が赤黒く変色して、少し水もたまりだしたようだ。そして5日目、赤黒く変色した箇所は、水がいっぱいになった。しかし、痛みも、かゆみもない。
同じカに刺されながら、なぜここだけが違う経過をたどるのだろうか。考えられるのは、ここだけ、カ以外の虫に刺されたということ。そういえば、カに刺された後、道路に伸び出したコナラの枝を切り取った。歩行にじゃまで、避けて歩くと、対向して自動車が来た際に危険を感じる。マー滅多に来ないのだが。この枝に毛虫がいたのかもしれない。以前なら、右腕全体が腫れ上がり、熱感を伴うも売れるなかゆみで苦しんだ。もし毛虫が原因なら、この程度で済んでラッキーというところだ。体質が改善されているということになるのかもしれない。
もっとも、齢も重ねてしまっているが。
かなり前から、この踏み分け道には気がついていた。しかし、周辺には、草を刈った形跡が残った場所もある。そこで、これは人が通った跡なのだろう。ずーとそう思ってきた。
今朝も通ると、同じ踏み分け道の陰が濃い感じがした。ということは、昨日から今日の間に、同じ踏み分け道をなぞって、誰かが草むらに入っていったことを示す。そう考えた時、この跡の主は、人ではなく、動物なのではないか。この疑問だった。
実際、この草むらの、道路を挟んだ反対側の道路法面に、イノシシが掘り起こした跡が残っていたことがあった。この法面の草をかき分けて出てきたニホンアナグマと、わずか3mの距離で遭遇したこともあった。
近寄れたのにはわけがある。道路に飛び出したアナグマが、こちらに向かって並足で駆けながら近づいてきたのだ。
カメラの準備にあせる私、近づくアナグマを凝視する2頭の愛犬。カメラの準備ができる前に近接してしまったアナグマに、ついに耐えきれなくなった愛犬が、「ワン」と吠えた。これを皮切りに2頭で吠え続けた。威嚇する愛犬に驚いて背を向けたアナグマは、道路を引き返し、現在は踏み分け道となっている草むらに駆け込み、草むらを抜けたその先の空き地を駆けて林に向かっていった。
そんなことから、この足跡は、イノシシあるいはアナグマが残した獣道と考え直している。アナグマはともかく、こんなところでイノシシと遭遇したらと考えると恐ろしい。
スズメバチの存在も恐怖だ。今の季節は、まだハチもおとなしい。しかし、この後、巣をかけ、群が大きくなるに従ってかけた巣が大きくなり、時代の女王バチとなる幼虫を育てる夏が過ぎた秋の頃になると、ハチたちも興奮して荒々しくなり、巣に近づく者に警告・攻撃を仕掛けるようになってくる。そのため、この時期に、どこに巣をかけるかが、次の季節の歩行の安全を確保するために重要な要素になると考えている。
スズメバチは、巣の半径10m以内に入た者に近づきホバリングしながら警告し、それでも近づこうとする者に攻撃を始めるという。もし道のすぐ脇に巣をかけられれば、夏を過ぎて秋が終わるまでの間、散歩の安全が脅かされることになりかねない。実際、以前に、散歩をしていて、気づかずに巣に近づき、射されてしまった人もいた。
今朝、あれはコナラの木だろうか、大人の親指程もあるスズメバチが止まっていた。その近くにいたのが、ヒカゲチョウで、先だって自宅の室内で撮影したチョウをブログに掲載したが、環境の中で撮影しておこうと注意を払った。
そのときに、近くのコナラの木に止まっていたのがスズメバチ、たぶんオオスズメバチだ。
木の幹をうろつきながら、やがて、「ブーン」と大きな羽音をたてて飛び立ち、周辺を探っているように見える。朽ちた木のうろであるとか、木の根元などに巣の適地を探しているように見える。歩行している道路からわずか1.5mほどと近い。こんなところに巣をかけられたら、散歩が危険にさらされかねない。そう思って様子をみていた。もし、巣をかけようとするようだったら、おどろかして追い払い、営巣を断念させることが、後の安全を確保することになると、経験から考えたのだ。
その経験とは、自宅の軒下に飛んでくるスズメバチを追い払った体験だった。今の季節、単独で飛んでいるスズメバチをよく見かける。ある日、自宅の軒下に何度も飛んでくるスズメバチを見かけた。キイロスズメバチだったと思う。軒下の様子をさぐるスズメバチに殺虫剤を噴霧した。距離があるため死ぬことはなかったが、飛び去ったスズメバチが戻ってくることはなかった。
ある本に、営巣する前のスズメバチはまだおとなしく、積極的に攻撃してくることはないと書かれていた。実際に、追い払ってみると事実だったようなのだ。
今朝のオオスズメバチは、コナラの周辺を飛び回りながら様子を探っているように見える。そのうち、木の幹が分かれた分岐点に入ったように見えた。
そこに少し小型のスズメバチもやってきた。写真にスズメバチの後ろ姿が写っているのだが、オオスズメバチではなく、後に飛んできたスズメバチのおうだ。分岐点で樹液を吸っているように見える。コナラをえさ場にしていたのだろう。オオスズメバチの姿は確認できなくなった。
営巣のためだったのか、餌を採るためだったのか、今朝のスズメバチの行動からは確認できない。しかし、注意だけは払っておくことが必要そうだ。
ウツギの木には、引き続きウツギヒメハナバチが来ている。数日前のように、大群が押し寄せているという感じではなくなった。散り始めたウツギには、蜜も、花粉も少ないのだろう。
毛むくじゃらのハチも来ていた。
たぶんツツコバチ。マメコバチというハチにも似ているのだが、触角の形が違う。途中から折れ曲がったように伸びるツツコバチに対して、マメコバチは、ホースのような形態をしていたので、そう判断した。
散歩する路上には温かい・・というより、今の季節になってみると暑い日射しが差し込む。日射しで熱せられた路面と、暑い日射しで暖をとっているのだろうか、トンボが道路の真ん中に止まっていた。
シオカラトンボやシオヤトンボなど、よく路面に止まっている。これもシオカラトンボかと、最初は思った。しかし、少し大きく、黒っぽい。よく見ると腹に黄色い模様がある。サナエトンボの仲間か。そう思って写真を撮った。
ネットの写真と見比べてみると、どうもサナエトンボではないらしい。一致しそうなのはムカシトンボ。以前、たった1度だけ、いわき市役所で窓越しに見たことがあるだけのトンボだ。その意味で、これだけ間近に見ることができたことには感動も覚える。
このショットを1枚撮った後、さすがに近づく人を警戒して、ムカシトンボは飛び去り、道路から外れていった。残念だったが、これで車にひかれることはなくなった。結果、オーライということで・・。
さて、こうして虫が増えてくると、中には歓迎できない虫も増えてくる。一頃は、コナラなどの枝に、たくさんの毛虫が湧いていた。毛虫は、こちらから触ることがなければ、とりあえずの害はない。しかし、歓迎しないのにあちらから寄ってくる虫もいる。それが発生し始めていたのだ。
ゴミ拾いをした6月5日の散歩。林の中に踏みいってごみ拾いなどをしていると、「プーン」と羽音をたててカが寄ってきた。追い払っても、追い払っても、近づいてくる。この時に、左右の腕で計5ヶ所も刺されてしまった。
猛烈なかゆみはなかったが、じんわりとかゆみが継続する。それはそれで気色が悪かった。すっきりしたいが、虫刺されの薬もなし。自宅に帰ってから、昨年から持ち越した薬を使ってみた。古いからか、その効果を実感できなかった。
それから4日、刺された箇所はピンク色になって、存在をアピールし続けていた。2日目、思い出したように復活したかゆみを感じた。しかし、今ではかゆみは全くない。
ところが、刺されたうちの1ヶ所が赤黒く変色して、少し水もたまりだしたようだ。そして5日目、赤黒く変色した箇所は、水がいっぱいになった。しかし、痛みも、かゆみもない。
同じカに刺されながら、なぜここだけが違う経過をたどるのだろうか。考えられるのは、ここだけ、カ以外の虫に刺されたということ。そういえば、カに刺された後、道路に伸び出したコナラの枝を切り取った。歩行にじゃまで、避けて歩くと、対向して自動車が来た際に危険を感じる。マー滅多に来ないのだが。この枝に毛虫がいたのかもしれない。以前なら、右腕全体が腫れ上がり、熱感を伴うも売れるなかゆみで苦しんだ。もし毛虫が原因なら、この程度で済んでラッキーというところだ。体質が改善されているということになるのかもしれない。
もっとも、齢も重ねてしまっているが。
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