伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

代理弁士 / 個人演説会 / コオニヤンマ

2016年06月26日 | 選挙
 初めての日曜日。

 もちろん、参議院選挙に入ってからのことです。

 日本共産党比例代表候補の熊谷智候補がいわき市入りし、個人演説会の時間帯など、比例代表カーに乗って、山田町、遠野町、田人町をめぐって、比例代表選挙での、日本共産党への支持を訴えました。



 どんな内容で訴えようか。前の晩から考えていたものを原稿にし、それにもとづいて3ヶ所で演説――スピーチを明治時代に日本語訳した言葉らしい。スピーチの方がいいな――をしたわけですが、とても良い天気で、暑いこと、暑いこと。

 それでも遠野町では仁王立ちになって聞いてくれる人がいたり、車から応援してくれる人がいたり、とても励まされながら、約2時間のプチ遊説をこなすことができました。

 田人町でもスピーチする運行表になっていたのですが、時間が押して、ここはパス。若い女性・・うーん、高校生か大学生くらいの20人程の集団が黒田の町中を歩いていて、笑顔で(というより笑いながら)こちらを見ていたのですが、あの集団は何だったのだろう。これは若い熊谷候補が乗っていた方がアピール度が強かったかな・・。

 個人演説会が開かれた勿来市民会館大会議室は、用意された椅子いっぱいに聴衆が集まり、熊谷候補のスピーチに耳を傾け、時折、「そうだ」など相手の手を入れ、また決め台詞には拍手で応えていました。



 最後に、9月に市議選のある私も一言あいさつをということで、マイクの前に立ったのですが、そもそもこの個人演説会で、誰が、何を話したのかが分からない。

 重複しないお話だろうということで、「若い、爽やかな熊谷候補の後に、くたびれたおっさんが・・」と切り出し、いま遊説に行ってきて応援をいただいたこと、ましこ候補のいわき市の第一声で、その場で突然に民進党市議から「紹介するから一言しゃべって」と言われてどぎまぎしたこと、この時、このような初体験の選挙は市民のみなさんの自公政権に野党は負けるなという声で実現してきた選挙であること、さらには「夕べさし歯がとれました。これは議席がとれるという神の啓示」とジョークを入れて話したこと、そして、選挙区でましこ候補、比例区で日本共産党の福島代表として岩渕友さんの議席を「とる」ことを実現をするために「みなさんの最後までのご支援をお願いします」と、スピーチを結びました。

 笑ってくれた参加者のみなさん、ありがとうございます。すべったらやっぱり恥ずかしいですものね。

 演説会の後、泉ヨークベニマル前での熊谷候補の街頭演説で、候補の紹介しながらご一緒してこの日の街頭での任務は終了しました。出会うみなさんには、「選挙区はましこ、比例区は日本共産党をお願いします」と声をかけています。本当に、ホントにお願いしますね。

 さて、今朝、犬の散歩に出ようとすると、西の空に月が見えていました。この構図が良いと思いました。



 散歩していると薄雲の中に月が浮かびました。これも良いな・・。



 不思議なことに最近よく見る、オニヤンマのようなトンボが路面に止まる姿。いつも飛んでいる姿しかみないのに、この子たち、怠惰な性格を身に着けたのかしら・・。



 オニヤンマに似ているけれど、これはおそらくサナエトンボの仲間のコオニヤンマ。近づくとツイッと、草むらに居場所を変えました。



 草むらにはナツアカネも、ひっそり翅を休めていました。



 この花に思いっきり寄ったら面白いんじゃないかな。撮ってみました。



 うん、面白いと思う。でも周りの小さな花が邪魔かな・・。

 最後に街頭のスピーチを紹介。



アベノミクスをやめさせ3つの転換を実現し、選挙後の改憲の狙いをくじく比例での日本共産党へのご支持を


こんにちは。日本共産党です。私は日本共産党の市議会議員、伊藤浩之です。

きょうは、参議院比例候補の熊谷智候補が、いわき市に入り、みなさんにご挨拶に来ていますが、ただ今の時間、別の場所で活動していますので、その間、私が代わってみなさんにご挨拶とお願いをしたいと思います。

 公示された参議院選挙は、初盤から中盤にさしかかろうとしています。この選挙では、開き続けている国民の経済格差を是正し、国民のみなさんが安心して暮らしていける政治の実現をはかっていく。このことが何よりも問われていると思います。

 そのために日本共産党は、みなさんに3つのことを変えていくことを訴えています。

 一つは税金の集め方を変えようということです。

 アベノミクスのもとで史上空前の利益を上げ続けている大企業、そして税金の負担率が減っている大金持ちのみなさん。こうしたお金があるところに応分の負担をしていただくように税金の取り方を変えていかなければならないと思います。

 2つ目に集めた税金の使い方を変えていくことです。

税金は、医療、年金、介護の充実などの社会保障、若者や子育てを支えるために使っていく。大学授業料を10年で半額にすることをめざし、返済不要の給付型の奨学金を作って、若者たちが学ぶ環境を整えていくことが必要だと思います。

そして3つ目に、働き方を変えていくことです。

先進国でも最低クラスにある最低賃金を1,000円以上にただちに引き上げ、1500円の最低賃金を実現する。ブラック企業がはびこるような働き方を変えて、しっかりとした働くルールを社会の中に定着させていくことが必要だと思います。

こうして国民の経済格差をなくして、安心して暮らすことができる環境を作っていってこそ、国民の消費を増やして、経済の発展も作り出し、所得の再分配機能を果たすという、税金の本来の役割を達成することができると思います。

ところが、安倍首相はこれとは全く反対の方向に走ろうとしています。アベノミクスの継続が今回の参院選の争点だと言っています。

アベノミクスの元で、国民には物価高が押し寄せ、経済格差が拡大してきました。これをさらに推し進めようというわけです。

一方では、大企業は史上空前の利益を上げ続けてきました。ところが、この利益が中小企業や国民に滴りおちることはありませんでした。実際に、国民の実質賃金は5年連続低下をし、5%も減っています。

 また、日本経済の6割を占める個人消費が、2014年度、15年度と2年連続マイナスにとどまっています。

 さらに、安倍首相は、去年26万人の雇用を増やしたと言っていますが、その一方ではこの3年間で36万人もの雇用が失われ、雇用された方々もその約4割は非正規雇用です。

 こうしたアベノミクスの道をすすめることに、経済発展の展望を見ることはできません。

 株高と円安を誘導したアベノミクスは、EU離脱を問うたイギリスの国民投票で離脱が多数になったと伝えられただけで、一気に株安、円高に転換する脆弱な政策でした。このような路線から暮らしにしっかり根付いた経済政策に切り替えることで、経済政策の安定性を取り戻していくことが必要なのではないでしょうか。

 私たち日本共産党は、この3つの転換の実現を目指して全力で取り組んでいきたいと思います。

 そして、安倍首相が争点だというこのアベノミクスの継続は、今度の選挙の本当の争点を隠すための方便に過ぎません。

 3年前の参院選でも「アベノミクス」を争点とした安倍首相が、議席を伸ばした後にやったことは、特定秘密保護法を作り、国民の目から国の様々な情報を、罰則付きで隠す仕組みでした。

 2年前の総選挙でも「アベノミクス」を争点としながら、自公合わせて改選前と同じ議席を獲得すると、さっそく武器輸出三原則を防衛装備移転三原則に変更して武器輸出を解禁しました。防衛産業のもうけ口を増やしたわけです。そして昨年9月には「採決するな」という国民の7割、8割の声を踏みにじって安保関連法制、戦争法を強行しています。

 本当の狙いは別のところにあるのです。では、今度の選挙後には何をしようとしているのか。

 安倍首相は、今年3月の参院予算委員会で、憲法の条項を変えてしまう明文改憲を「私の在任中に成し遂げたい」と発言しています。今朝の朝刊でも「改憲・今週にも国会審議入り」と報道されていましたが、本当の狙いはこの明文改憲にこそあるのです。

 その狙いは、国権の発動たる戦争はしないと書いた憲法9条を、軍隊を持って、外国で軍事行動をどうどうとできる条文に書き換えることにあります。

 報道では、現在の憲法にはない緊急事態条項を付け加えるところから議論が始まるとされていますが、これさえも、政府が緊急事態を宣言すれば国民の権利を制限し、政府が自由に国を支配できるようになります。戦時下の戒厳令を再現する、とんでもない内容です。緊急時の対応は、災害対策基本法などの現在の法律でも可能です。そんな中で、緊急事態条項を憲法に入れようとする。その狙いは災害時の対応ではないことは明々白々です。

 こんな安倍首相のもとでの改憲など、絶対に阻止しなければなりません。

 「ここでちょっとお仕置きよ」。かつてさる漫画のヒロインの決め台詞がありましたが、自公政権の政治にしっかりとお仕置きをして、この政治の流れを変えていく。これが今度の選挙の大切な意味です。

 この実現のために、今度の選挙では1人区では全てで野党が統一して選挙をたたかっています。そしてこの比例区では、野党の共同を広げるためにがんばる、日本共産党への一票で、安倍自公政治ノー、暴走政治ノーの審判を下していただきたいと思います。

 みなさんの日本共産党へのご支持を心からお願いして、この場での訴えを終わります。





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