伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

海自の護衛艦「いずも」の予算承認は民主党政権下。見解は。

2020年05月29日 | 平和・戦争
 いただいたコメントは次の通りだった。

いずも型護衛艦の予算承認は民主党政権下で行われたものですが、それに関してはどのような見解をもっていますか。
自衛隊が対潜水艦、その無力化のためにヘリコプターを集中運用できる空母(ヘリ空母)は半世紀以上前から要求し、それを予算や世論が許されないという意見を述べて却下してきたのが自民党政権です。



 おお、そうなのか。それであらためて調べてみると、たしかに民主党政権下で予算が承認されているようだ。そこで、就航までの経過等も含めてネット検索し、勉強してみた。
 そして書いた返事のコメントは以下の通り。

タイトルは「でもね・・」

ご意見を読まさせていただきました。

たしかに予算承認は民主党政権下で行われていますね。民主党が政権に付き、第1代の鳩山政権は、普天間基地の移設問題でも、県外移設の公約を反故にし、県内移設に舵を切ったと記憶していますが、日米安保体制に重きを置いた判断だったのだろうなと思いますし、日本の政治のあり方を考える際に、やはり、日米安保を抜きに考えることができないことを、白日にさらした出来事だったと思います。

さて(※この語はいらなかった)、その視点から民主党政権の弱点があったのだろうと思います。

さて、ご指摘のいずも型護衛艦について調べると、予算承認は民主党政権下ですが、民主党政権前の政権・・つまり自民党政権下の構想に組み込まれており、民主党政権がこれを追認する形になっているようですね。

そして、いずも型護衛艦(1万9,500トン、全長248m)は、ひゅうが型護衛艦を大型化して搭載ヘリコプター数を増やしたもの(最大11機を14機へ)となっており、一方、排水量1万3,950トン、全長197mのひゅうが型護衛艦(が就役したの)は2009年で、自民党政権下で導入されていることが分かります。

(護衛艦導入の)過去のいきさつは分かりませんが、この経過を見ると、自民党の中でも過去の戦争を知った(「た」ではなく「っている」だな)政治家たちは、現行憲法の制約というものを意識している方々が多くいたにもかかわらず、近年、その制約を踏み破っても構わないという政治家が増えていることが示されているように感じます。

民主党政権になった際にも、安保体制が関わる装備品調達で、この自民党的流れを汲んでしまったということなのでしょうね。

そんなふうに感じます。



 非常に不十分で、分かりにくい文章だった。言いたかったことは、当時の民主党政権が、日米安保体制を最重視し、米国の顔色をうかがっているような政権となってしまった結果、自民党流の政治が進められてしまったということ。鳩山首相(当時)が、普天間基地の県外移設の公約を反故にしてしまったことも、結果的には日米関係の改善をあきらめたからだよね、ということだった。

 返事のコメントをあらためて読んで、分かりやすい文章を書く修行をしなければと、深く感じた。




 海自護衛艦「いずも」に関する、過去記事はこちらにリンクを張っておく。


■ヘリ搭載護衛艦「いずも」引き渡しに思う 2015年03月27日

■F35B購入検討で全通甲板の護衛艦が空母に? 2017年12月25日

■あっ、やっぱり。護衛艦いずもは空母改修を想定していた。 2018年02月23日

■憲法記念日が近いということで議員だよりの記事を書きました 2018年04月25日


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